現代中国映画上映会、8月の定期上映会

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現中映ニュースレター: 8月の定期上映会は、8月8日(日)に5作品をDVD上映します。上映会場は文京シビックセンターの3階にあるシビックホール会議室です。皆様のご来場をお待ち申し上げております。(現代中国映画上映会

写真: 中国映画「漁光曲」〈1934年公開)、モスクワ国際映画祭で栄誉賞受章。


現代中国映画上映会(略称:現中映)は1973年から37年近くに渡り中国映画の自主上映会を毎月1回以上開催しています。運営はすべてボランティアの実行委員の手により行われています。どこからの人的・財政的支援も受けず、独自に活動している非営利の日中友好団体です。 現代中国映画上映会の目的は、中国映画を通じて現代中国を理解し、日中友好に貢献すること

現代中国映画上映会です。

8月の定期上映会は、8月8日(日)に5作品をDVD上映します。
●上映日時:8月8日(日) (開場は上映開始のそれぞれ10分前)
10:20 《北京のドブ》
12:50 《私の一生》
15:10 《嵐の中の若者たち》
17:10 《漁光曲》
18:40 《大いなる路》
●上映会場:シビックホール会議室
(文京区役所がある文京シビックセンター3F)
東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅 直結
都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 直結
地図: http://www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/civic.htm
●会 場 費:700円(会員、1作品あたり)
●入 会 金:600円(一般会員、同時入会可、有効期間1年)
8100円(フリーパス会員、同時入会可、有効期間1年)

※DVD上映会は諸般の事情により非会員の方は要入会となります。
※8月8日の会場窓口に限りフリーパス会員の新規入会を受け付けます。

上映作品は、北京をこよなく愛した文豪・老舎の原作を映画化した《私の一生》《北京のドブ》、抗日戦争前に制作された《嵐の中の若者たち》《漁光曲》《大いなる路》です。いずれの作品にも日本語字幕を付けてDVD上映します。

《私の一生》 清朝末期から古都・北京で警官として働いた“私”は理不尽なことを多く経験してきた。時代を経ても役人の腐敗はひどくなるばかり。実直に生きてきたはずなのに…。北京をこよなく愛した老舎の原作を石揮が映画化した名作。

《北京のドブ》 新中国誕生直後の北京の龍須溝は、雨が降れば汚染された水に浸かるという劣悪な住環境であった。そんな状況に人民政府は号令をかけ、衛生環境を改善すべく汚染されたドブを清掃した。それにより人々の住環境は大きく改善したのだった。本作は、この話に感動した老舎が一気に作りあげた話劇『龍須溝』を完全映画化した作品である。

《嵐の中の若者たち》 本作の主題歌『義勇軍進行曲』は、作曲の聶耳がソ連留学に向かう直前に書かれ、途中立ち寄った日本で完成された。日本の中国侵略に抵抗する象徴として歌われた『義勇軍進行曲』は映画の主題歌でありながらのちに中華人民共和国の国歌として採用されたことは余りにも有名である。

《漁光曲》 極貧で生きる沿岸漁民は発展から取り残され、資本家が導入した近代漁法の「とりこぼし」で生きるしかない。貧しい漁民兄妹は生きる道を求めて上海に出るが、そこは無学な田舎者が生きていけるところではなかった…。挿入歌『漁光曲』はもの悲しいメロディと共に今に伝えられる名曲である。本作は、中国映画として初めて国際映画祭(モスクワ国際映画祭)で賞を獲得した記念すべきものである。残念ながらフィルムの一部分が失われてしまっているが鑑賞するのに大きな問題はない。

《大いなる路》 東北の戦火を逃れ、流れ着いたところで育った男。道路工夫として男は友人たちと力を合わせ道なきところに道をつくる。完成間近になって敵機が来襲し、男たちは倒れるが…。日本による東北地方侵略とそれに立ち向かう人々を念頭に置いた作品である。

※スチール写真などは次をご覧下さい。
http://www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/future.htm

皆様のご来場をお待ち申し上げております。

発信者:現代中国映画上映会
113-0033 東京都文京区本郷1-5-17 三洋ビル63
Tel & Fax 03-5689-3763
http://www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/

漁光曲 – 鳳飛飛

中国映画『漁光曲』主題歌〈安娥作詞、聶耳作曲)。日本とゆかりのある聶耳は中国現代音楽の作曲家で、中華人民共和国の国歌『義勇軍進行曲』の作曲者として知られる。

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