雲南の花嫁

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:現中映ニュースレター: 7月の定期上映会は24日(土)、雲南省に住む花腰彝族の龍舞に取り組む若者たちを描いた章家瑞監督作品《雲南の花嫁》を上映します。主演は中国で大人気の女優・張静初および若手俳優の印小天です。上映会場は文京シビックセンターの2階にあるシビックホール(小ホール)です。皆様のご来場をお待ち申し上げております。(現代中国映画上映会

写真: 映画「雲南の花嫁」、中国雲南省


雲南省(うんなんしょう)は、中華人民共和国西南部に位置する省。略称は滇(てん)。省都は昆明市。省名は雲嶺(四川省との境の山地)の南にあることに由来する。 地理: 中華人民共和国の最西南部に位置し、南部でベトナム、ラオスと国境を接し、南部から西部にかけてミャンマーと接する。北西部はチベット自治区、北部は四川省、北東部は貴州省、東部は広西チワン族自治区と接する。 少数民族: 雲南省で最も多い少数民族はイ族で、400万を越えている。中国では雲南省にしかいない少数民族が15ほど存在する。 (Wikipedia)

現代中国映画上映会(略称:現中映)は1973年から37年近くに渡り中国映画の自主上映会を毎月1回以上開催しています。運営はすべてボランティアの実行委員の手により行われています。どこからの人的・財政的支援も受けず、独自に活動している非営利の日中友好団体です。 現代中国映画上映会の目的は、中国映画を通じて現代中国を理解し、日中友好に貢献すること

第458回現代中国映画上映会(定期上映会)

上映作品:劇映画《雲南の花嫁》

2004年 中国電影集団公司・云南紅河影業有限公司 共同出品
35mm/カラー/ビスタサイズ/中国語/88分/日本語字幕スーパー
原題◎花腰新娘(Huayao Bride in Shangri-la)
公映許可番号◎故字(2004)第158号
監督◎章家瑞(ヂャン・ヂァルイ)
脚本◎孟家宗(モン・ヂァゾン)、袁大挙(ユェン・ダーヂュイ)
撮影指導◎王敏(ワン・ミン)
撮影◎李強(リー・チァン)
美術◎李文博(リーウェンボー)
音楽◎董衛(ドン・ウェイ)
主演◎張静初(ヂャン・ヂンチュ)、印小天(イン・シァオティェン)
趙家藝(ヂャオ・ヂアイー)、何文超(フー・ウェンチャオ)
王藝霖(ワン・イーリン)、崔哲銘(ツイ・ヂェーミン)
應保林(イン・バオリン)

上映日時:7月24日(土) 午後6:55上映開始(開場は6:35)
上映会場文京シビックホール(小ホール)
会場費:1200円(会員)、1600円(非会員=入会せずご覧になる方)
入会金:600円(一般会員、同時入会可、有効期間1年)

風光明媚な雲南省に住む彝(イ)族は尼蘇(ニス)、俗に花腰(ホァヤオ)と言われ、独特な風習を持っている。新婚夫婦は結婚後、少なくとも3年間は新郎と同居できないのだ。 母親を幼くして亡くし、父親が育てた彝族のおてんば娘・鳳美(フォンメイ)は、近郷近在にその名を知られた龍舞の名手・阿龍(アーロン)と結婚することになった。3年は同居できないはずだったが、盛大な結婚式で泥酔した鳳美は、阿龍の部屋に忍び込んで爆睡。翌朝、家人に見つかった鳳美はベッドごと実家に送り返された。 阿龍は村が選抜した女子龍舞隊の指導者に任命された。阿龍とずっと一緒にいたい鳳美は龍舞隊に押しかけて入隊を志願した。初めは拒否する阿龍だったが、彼女の実力を見せつけられ承諾せざるを得なかった。 龍舞の訓練を続けるうち、2人の間につまらない行き違いが生じた。皆の前で鳳美との結婚を解消すると言い放った阿龍、それでも龍舞隊に残るという鳳美。しかし、阿龍は鳳美を強制除隊させてしまった。鳳美がいなければ龍舞隊は成り立たず、村を代表して北京で開かれる演舞大会に出られないことになってしまう。 果たして演舞会はどうなるのだろうか? 2人の仲はどうなるのだろうか?

監督の章家瑞は、本作をはじめとする一連の雲南を舞台にした作品で世界的な注目を浴びた。最新作は出来上がったばかりのデジタル作品《迷城》(2010年)。 鳳美を演じる張静初は福建生まれの漢族ながら本作では彝族を、章家瑞監督作の《紅河》では中国へ密入国したベトナム女性をそれぞれ演じるなど幅の広い演技で定評がある。流暢な英語を話し、《ラッシュアワー3》などで世界進出も果たした次世代女優の第一人者であり、中国国内の人気も非常に高い。最新公開作は寧瀛監督作《A面B面》(2010年)と馮小剛監督による今年最大の話題作《唐山大地震》。

今後の上映予定

8月8日(日) 10:20~ 《北京のドブ》(原題:龍須溝、原作:老舎)
12:50~ 《私の一生》(原題:我這一輩子、原作:老舎)
15:10~ 《嵐の中の若者たち》(原題:風雲児女)
17:10~ 《漁光曲》(原題:漁光曲)
18:40~ 《大いなる路》(原題:大路)

現代中国映画上映会
113-0033 東京都文京区本郷1-5-17 三洋ビル63
http://www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/

雲南の花嫁


花腰新娘(Huayao Bride In Shangri-La)

関連リンク

張静初 – Wikipedia
中国で大人気の女優・張静初(チャン・ジンチュー)の公式サイトとブログです。
张静初官方网站 http://ent.sina.com.cn/zhangjingchu
张静初的BLOG http://blog.sina.com.cn/zhangjingchu

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2 件のコメント

  1. 加藤さん、twitterへもDMありがとうございます。
    雲南の花嫁?の動画をちょっと拝見しましたが、
    他にも色々東京で上映してるんですね。
    お知らせ情報ありがとうございました。

    塚越 誠 より 2010 年 7 月 22 日 13:54

  2. 塚越誠さま、コメントありがとうございます。

    日中文化交流「和の会」、「梁祝(リャンチュウ)会」(東京、鎌倉)、
    中国人留学生の映画「私の叙情的な時代」、
    中国・四川大地震記録映画「風を感じて」を思い出します。

    加藤 雅夫 より 2010 年 7 月 22 日 15:11

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