雪氷(seppyo)研究の論文

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雪氷(seppyo)研究の論文
Thesis of snow and ice (seppyo) research

斑点ぬれ雪、北見から世界へ
2014/11/21掲載(北見市/社会)

北見工大・亀田 貴雄教授らの論文
国際雪氷学会誌に掲載

国際雪氷学会誌に北見発の「斑点ぬれ雪」が世界に向け発信されることになった。北見工大社会環境工学科の亀田貴雄教授ら3人による論文がイギリスの国際雪氷学会誌ジャーナル・オブ・グレシオロジーの12月号に掲載される。亀田教授は論文の中で情報を提供した伝書鳩読者に対する感謝の意を示している。

多くの情報提供者に感謝の意

論文作成に当たったのは亀田教授と情報システム工学科の原田康浩准教授、高橋修平名誉教授。

「斑点ぬれ雪」現象は路上に積もった雪が路面からの熱で解ける際に気泡が発生、表面のアイスジャムが気泡を閉じ込め、独特の模様が浮かび上がる。路面温度や気温、日照、風などが複雑にからみ合ったまれな現象。国内では今年3月に刊行された日本雪氷学会の新版「雪氷辞典」にも亀田教授が解説を書いている。

北見市内では2009年11月1日朝に亀田教授が確認した。その際、本紙が読者に情報提供を呼びかけたところ、北見自治区や端野自治区、置戸町、訓子府町などから70件に及ぶ目撃情報や撮影された写真が寄せられた結果、広域的データが論文骨子の重要証拠となった。

このような雪氷現象は過去に金沢市や新庄市などで目撃例はあるものの、気温や風など気象にからむ発現条件や生成メカニズムなどの詳細分析はなされず、今回の論文が世界初となった。

亀田教授は「論文の完成は読者を含む多くの人の力があってのこと。論文掲載を契機に『斑点ぬれ雪』という現象を地域の方々や子ども達に知ってもらい、身近な雪氷の不思議に興味をもってもらえたら、うれしい」と話している。 (澄)

(掲載写真)
斑点ぬれ雪をとらえた論文掲載写真(置戸町の男性撮影)

斑点ぬれ雪、北見から世界へ – 経済の伝書鳩
http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=82689

関連記事

雪氷学
Glaciology
雪氷学(せっぴょうがく、英語:glaciology)は、氷(水の固相)およびその降水・堆積形態である雪を対象とする学問。 雪氷現象: 雪氷学の対象となる気象現象を総称して、雪氷現象(snow or ice weather phenomena)と呼ぶことがある。あらゆる気象の中の、水の固体としての「氷」の状態を経る現象とそれに関わる現象すべてを含む。(http://ja.wikipedia.org/wiki/雪氷学

日本雪氷学会
The Japanese Society of Snow and Ice
公益社団法人日本雪氷学会(こうえきしゃだんほうじん にほんせっぴょうがっかい、英語: Japanese Society of Snow and Ice)は、雪氷学を研究する学会。極地雪氷、凍土、雪崩、雪氷物性、衛星観測、雪氷工学、雪氷化学、気象水文、吹雪の各分科会と氷河情報センターを有し、雪、氷およびその周辺環境の研究を行う。年1回全国大会を開催。(http://ja.wikipedia.org/wiki/日本雪氷学会

関連動画


日本雪氷学会主催 「雪氷楽会」in東京 – YouTube

関連サイト

雪氷研究大会(2013・北見) – Google Sites
https://sites.google.com/site/jcsir2013/

北見工業大学 雪氷研究室 — Portal
http://snow.civil.kitami-it.ac.jp

公益社団法人日本雪氷学会 北海道支部
http://www.seppyo.org/hokkaido/

雪と氷の研究へようこそ — 日本雪氷学会
http://www.seppyo.org

Journal of Glaciology – International Glaciological Society
http://www.igsoc.org/journal/

International Glaciological Society (IGS)
http://www.igsoc.org/

関連エントリ

雪と氷の「雪氷 seppyo」とは何だろう?
masaokato.jp/2010/11/06/121253

流氷カメラネットワーク「ice cam」(北見工大雪氷研究室)
masaokato.jp/2012/01/25/101533

第55次夏隊に同行。(北見工業大学大学院生)
masaokato.jp/2013/11/06/012221

白い斑点の濡れ雪 (雪氷現象)(北見工業大学・雪氷研究室)
masaokato.jp/2013/12/10/003626

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雪氷 の検索結果
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2 件のコメント

  1. 関連記事:

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    産学官連携とは?テーマに

    産学官連携とは?をテーマにした北見工業大学の公開講座が12月4日(木)と5日のいずれも午後4時から5時半まで、同大学で開かれる。無料。

    4日は「社会連携推進センターの紹介」「北見工業大学が持つ力」「教育・研究の最前線」「地域連携・地域貢献活動」について、同センター長で教授の川村彰氏ら4人が同大学の取り組みを紹介する。5日は地域の人が活用できる同大学の施設と、研究に使われている特殊な設備を紹介する。

    申し込みは各講座の前日までに同大学学生支援課(TEL 0157-26-9172)へ。

    12月4日と5日・北見工大で公開講座 – 経済の伝書鳩
    http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=82823

    加藤 雅夫 より 2014 年 11 月 26 日 13:31

  2. 関連記事:

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    2014/12/01掲載(北見市/告知)

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    講師の同大社会環境工学科の助教が「2011年長野県北部地震から考える積雪時の斜面災害」について語る。また、東京農大生物産業学部の松村寛一郎准教授は「北半球高緯度地帯における農業収量予測の必要性」について語る。

    問い合わせは北見工大社会環境工学科の亀田貴雄教授(TEL 0157-26-9506)。

    2日・北見工大で「雪氷談話会」 – 経済の伝書鳩
    http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=82929

    加藤 雅夫 より 2014 年 12 月 1 日 13:46

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