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白い斑点の濡れ雪（雪氷現象）（北見工業大学・雪氷研究室）

白い斑点の濡れ雪（雪氷現象）（北見工業大学・雪氷研究室）

2013年12月10日(火) 0:36
カテゴリ: Facebook, Twitter, お知らせ, オホーツク, 北海道, 北見市, 南極, 環境
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雪氷学の対象となる気象現象を総称して、雪氷現象（snow or ice weather phenomena）と呼ぶことがある。あらゆる気象の中の、水の固体としての「氷」の状態を経る現象とそれに関わる現象すべてを含む。降水現象では、雪、霰、雹、霙、凍雨、雨氷（着氷性の雨）、細氷（ダイヤモンドダスト）のほかに、吹雪などの現象も含まれる。霜、霧氷(樹氷、粗氷、樹霜)などの着氷現象はすべて雪氷現象である。氷霧、過冷却の霧（着氷性の霧）もそうである。このほか、積雪に関わる現象も雪氷現象である。詳細に見ていくと、根雪、万年雪、氷河、そして氷河に関係する氷床や棚氷などが含まれる。また、積もった雪が解ける融雪、融けかけの雪が凍結して付着する着雪、水域における船体着氷やいかり氷、氷柱（つらら）、氷筍のほか、海における海氷や氷山、流氷、池や川などの結氷、地面の霜柱なども含まれる。さらに、プレッシャー・リッジ、ポリニヤ、クレバスなど、氷河や海氷・結氷に関わる現象も含まれる。（wiki/雪氷現象）

白い斑点の濡れ雪
情報募集！
北見工業大学「雪氷研究室」

不思議現象「斑点ぬれ雪」

情報提供を

北見工大が雪氷の不思議現象として4年前から調査研究している「斑点ぬれ雪」の情報提供を呼びかけている。同大学が北見地方の70件にも及ぶ広域的な報告を元に、雪氷研究大会で報告し注目を集めている。模様は条件によってすぐ消滅するため目撃した際にデジカメ撮影などのデータ収集が重要で、出現メカニズム解明につながることになる。

北見工大が4年前から調査研究続ける
発生予測難しく…写真撮影など協力呼び掛け

北見工大情報システム工学科の原田康浩准教授によると、白い斑点模様は路上に積もった雪が路温や気温で解ける際に内包されていた空気によって気泡が発生、閉じ込められた気泡が独特の模様を浮かび上がらせる現象。路面温度や気温、日照、風などが複雑にからみ合った現象。研究のきっかけは21年11月1日朝に北見市朝日町で確認されたことで研究が始まった。その後、端野自治区や置戸町、訓子府町などから70件余りの目撃情報が寄せられ、22年の雪氷研究大会で報告され、研究が続けられている。発現条件は駐車場や路面などの水平で広い場所にうっすらと雪が降った後、気温が零度前後と解けやすい環境になった時。データ収集は現場をデジカメ撮影する。その際、伝書鳩や新聞紙などサイズが決まった四角形の比較物を同じ画面内に入れて撮影する。斜め上方から撮影された写真をコンピューターで真上から見たものに変換、解析することで実際の気泡の大きさ、気泡の間隔を正確にデータ化し「なぜ、気泡の位置関係が六角形になるのか」などを解析する。また、撮影後、15分単位の経過写真があれば、時間によって気泡がどう変化するのかという貴重なデータにもなるという。原田准教授は「この現象はいつどこで発現するか予測は不可能で、みなさんの目が頼り。撮影した時間や気温などの情報もあれば、助かります。ぜひ協力を」。連絡は原田准教授（TEL 0157－26－9348）へ。 (澄)

掲載写真
「斑点ぬれ雪」の撮影方法
アスファルト路面上に発生した「斑点ぬれ雪」（平成21年11月、置戸町）

経済の伝書鳩（フリーペーパー） 2013/11/27掲載（北見市／社会）
denshobato.com/BD/N/page.php?id=74709