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日本司法支援センター（法テラス釧路）

日本司法支援センター（法テラス釧路）

2014年06月23日(月) 0:10
カテゴリ: Facebook, Twitter, お知らせ, 健康・福祉, 北海道, 日本
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日本司法支援センター
Japan Legal Support Center
日本司法支援センター（にほんしほうしえんセンター）は、総合法律支援法に基づき、独立行政法人の枠組みに従って、日本国政府が設立した法務省所管の法人で、総合法律支援に関する事業を迅速かつ適切に行うことを目的としている。愛称は法テラスで、「法で社会を明るく照らす」「陽当たりの良いテラスのように皆様が安心できる場所にする」という思いを込める。（ja.wikipedia.org/wiki/日本司法支援センター）

日本司法支援センター（法テラス釧路）
Japan Legal Support Center (Houterasu Kushiro)

娘に会わせてくれない場合は？
2014/06/20掲載（その他／社会）

家庭裁判所に面会交流履行勧告の申出を

国民に身近で、速く、頼りがいのある司法へ
法テラス情報コーナー

Q
妻と離婚し、娘の親権者は妻になりました。娘との面会交流について家庭裁判所の調停で、月2回は娘に会えるという内容で合意をしましたが、元妻はその約束を守ってくれません。娘に会うにはどうしたらよいのでしょうか。

A
家庭裁判所に、面会交流の履行勧告の申出を行うことができます。事案によっては、間接強制が認められる場合があります。

家庭裁判所において調停が成立すると、その合意は確定した審判と同じ効力を持つことになります。しかし、合意どおりに会わせてもらえないからといって、無理やり子どもを引っ張ってきて、強制的に面会させる、ということはできません。

まず、合意どおりに実施されない場合は、その家庭裁判所に面会交流の履行勧告を申し出てください。あなたの主張に理由があると認められれば、家庭裁判所が相手方に合意どおりに行うよう、履行勧告を行います。

それでも相手方が応じない場合は、間接強制を申し立てることができる場合もあります。間接強制とは、例えば相手方が面会交流を行わない場合、1回の不履行につき5万円の支払いを命ずるというように、義務を履行しない場合に一定金額の支払いを命ずることにより、義務者に心理的圧迫を加え、自発的な履行を促すものです。

ただし、この間接強制が認められるか否かについては、最高裁判所は「面会交流の日時又は頻度、各回の面会交流時間の長さ、子の引渡しの方法等が具体的に定められているなど監護親がすべき給付の特定に欠けるところがないといえる場合」に認められるとしています。

子どもとの面会交流は、子どもの利益を第一に考えなければなりません。非常にデリケートな問題ですので、一度、弁護士に相談されてはいかがでしょうか。

法的トラブルについては気軽に法テラス釧路（TEL 050－3383－5567）までお問い合わせください。