限界への挑戦/鳩山内閣メールマガジン創刊号

本日、鳩山内閣メールマガジン創刊号・限界への挑戦が配信された。鳩山 由紀夫(はとやま ゆきお、Yukio Hatoyama)の「ゆう&あい」[限界への挑戦]と 、鳩山内閣の9大臣が就任の抱負などを語ります。

全大臣からの挨拶・前編:今週から2回にわたって、閣僚名簿順に、鳩山内閣の全大臣が、就任の抱負と重点政策について語ります。

※閣僚名簿(首相官邸ホームページ)
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/meibo/daijin/index.html

☆(副総理/国家戦略担当/内閣府特命担当大臣(経済財政政策 科学技術政策) 菅 直人(かん なおと、Naoto Kan))
鳩山内閣は明治以来当然とされてきた官僚主導の政治とは「原理」の違う本物の議院内閣制です。つまり国会で多数の議席を与えられた政権党が内閣に全責任を持つ政権です。従来は前日の官僚トップの事務次官会議で決まった案件を追認するだけだった閣議も、大臣同士が実質的な議論をする場に大きく変わりました。各省も臣、副大臣、政務官からなる政務3役会議が中心に運営されます。私は日本再生のため明治維新にも匹敵する大改革を鳩山政権のもとで進めるため全力を尽くす覚悟です。
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/meibo/daijin/kan.html
(略歴)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2753.html
(記者会見動画)

☆(総務大臣/内閣府特命担当大臣(地域主権推進)
原口 一博(はらぐち かずひろ、Kazuhiro Haraguchi))
総務大臣・内閣府特命担当大臣(地域主権推進)を拝命しました原口一博です。私は、政権交代前から、NC(ネクストキャビネット)総務大臣として、国・地方行政の基本的な制度、情報通信、郵政、消防、統計等、国民生活に密着した幅広い分野にまたがる総務行政の諸改革に携わって参りました。これからも、所管大臣として、地域主権の実現、グローバル時代の新たな情報通信政策の確立、郵政の抜本的な見直しをはじめ、地域の活性化、年金記録問題等、国民の皆さんの協力を得つつ、政治主導で改革を進めていきます。未来を見据えた明確な理念を提示し、「人を活かす」国家経営を行っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/meibo/daijin/haraguchi.html
(略歴)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2756.html
(記者会見動画)

☆(法務大臣 千葉 景子(ちば けいこ、Keiko Chiba))
国民のみなさんの力が政治を大きく転換し、国民のくらしを大切にする政権がスタートしました。そのもとで、法務大臣を拝命した千葉景子です。私は、政治家が汗をかき、責任を果たすことを使命とする政権の一員として、国民のみなさんに向き合い、マニフェストに掲げた課題などを着実に実施すべく全力で取り組みます。
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/meibo/daijin/chiba.html
(略歴)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2757.html
(記者会見動画)

☆(外務大臣 岡田 克也(おかだ かつや、Katsuya Okada))
就任直後から国連総会や日中韓外相会合、日・メコン外相会議などに出席し、全力疾走の日々を送っています。私は、外交は、国民の理解と信頼に裏付けられたものでなければならないと思っています。この観点に立って、就任直後早速、いわゆる「密約」を巡る過去の事実を徹底的に調査し、11月末をめどに結果を報告するよう命じました。また、外交を実施していく上で優先順位を明確につけることが重要です。当面100日間の優先課題としては、米軍再編、アフガニスタンとパキスタンへの支援、気候変動問題の3つに力を注いでいきす。300日位の少し長い目で言いますと、日米同盟の深化、平和で豊かなアジアの構築、北朝鮮の問題、核軍縮、アフリカの貧困等の問題にしっかりと取り組みます。
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/meibo/daijin/okada.html
(略歴)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2758.html
(記者会見動画)

☆(財務大臣 藤井 裕久(ふじい ひろひさ、Hirohisa Fujii))
この度16年ぶりに財務大臣を拝命しました藤井裕久です。申し上げるまでもなく国の財政は深刻な状態です。ただし、社会で最も大事なのは経済すなわち国民生活であり、経済なくして財政もあり得ません。まず経済を立て直し、結果として財政もよくなる、という高橋是清の教えに立ち返るべきです。振り返れば、もはや高度成長期ではないにもかかわらず、従来の資源配分には無駄がありました。この無駄を省き、マニフェストに従って国民生活第一の資源配分を行うことで、外需から内需中心の政策に転換し、新たな経済成長を創出してまいります。その上で、財政規律についても考えねばなりません。長期的に財政を立て直すため、プライマリーバランス黒字に加え、債務残高対GDP比に基づく目標も考慮が必要です。以上の課題について、各大臣にも「査定大臣」の心構えで協力して頂きつつ、皆様の期待に応え、政治の信頼を取り戻すべく、全力で取り組んでまいります。
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/meibo/daijin/fujii.html
(略歴)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2759.html
(記者会見動画)

☆(文部科学大臣 川端 達夫(かわばた たつお、Tatsuo Kawabata))
文部科学大臣を拝命した川端達夫です。まず、伝統ある文化・芸術は新たな創造を通じて、未来に継承・発展させなくてはなりません。また、資源の少ない我が国の科学技術は、技術立国としての基盤整備と強化が重要です。「教育は百年の計」と言いますが、この思いで未来を担う人材を育てていきます。スポーツ振興は、みなさんの健全な精神にも繋がります。文部科学行政は、これら国の根幹をなす幅広い課題を抱え、大きな使命を担っています。この使命達成のための政策を着実に進めてまいります。
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/meibo/daijin/kawabata.html
(略歴)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2760.html
(記者会見動画)

☆(厚生労働大臣 年金改革担当 長妻 昭(ながつま あきら、Akira Nagatsuma))
厚生労働行政が担う社会保障は、安全保障とともに国家の礎であり、その責任の重大さに身の引き締まる思いです。現在も、厚生労働行政は、年金、医療、福祉、雇用などの様々な分野で課題が山積しておりますが、これらのセーフティネットをきちんと張り巡らすことが何よりも重要であります。現状をきちんと把握し、課題を的確に見据えながら、心から信頼される厚生労働行政を目指して、全力で取り組んでまいります。
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/meibo/daijin/nagatsuma.html
(略歴)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2761.html
(記者会見動画)

☆(農林水産大臣 赤松 広隆(あかまつ ひろたか、Hirotaka Akamatsu))
このたび、農林水産大臣を拝命しました赤松広隆です。私の使命は、緑・水・環境を維持するとともに、農林漁業を活性化して、「食と地域」を再生することにあります。このため、食料の生産に携わる現場の方々の声をよく聞きながら、国民の皆様とのお約束であるマニフェストに盛り込まれた戸別所得補償の制度化を急ぐこと等により、生産者の方々が将来にわたって夢と希望をもてるよう、農林水産業を再生し、食料自給率を向上させます。私は、日本各地で生産された安全で美味しい食料を、国民の皆様に責任を持ってお届けし、健康で豊かな食の実現を図りたいと考えています。
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/meibo/daijin/akamatsu.html
(略歴)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2762.html
(記者会見動画)

☆(経済産業大臣 直嶋 正行(なおしま まさゆき、Masayuki Naoshima))
この度、経済産業大臣になりました直嶋正行です。日本の産業、中小企業、エネルギーから通商まで。経済産業省の守備範囲はまさに日本経済と国民生活そのものです。鳩山総理の下で内閣一丸となって、成長産業の育成や雇用創出に向けた戦略づくり、中小企業の支援、太陽光や風力など新エネルギーの普及、地球温暖化対策という4つの課題を解決して、まじめに働く方が報われ、安心して暮らせる社会の実現を目指して全力で取り組みます。どうぞよろしくお願いします。
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/meibo/daijin/naoshima.html
(略歴)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2763.html
(記者会見動画)

☆鳩山由紀夫の「ゆう&あい」

[限界への挑戦]

コペンハーゲンからの帰路の機中で、「東京」の落選を知りました。お役に立てなかったことを残念に思いながら、2016年のオリンピックがリオ・デ・ジャネイロに決まりましたことを、ブラジルのみなさんに祝意を申し上げたいと存じます。

東京は勝てませんでしたが、東京のプレゼン(発表)は相当練習を積んでいたようで、素晴らしかったと思います。少なくとも、チームワークにおいては、抜きん出ていたと確信しています。15歳の少女からJOCの竹田会長、さらには石原都知事まで、微笑ましいほど一所懸命に頑張っていました。

私だけはぶっつけ本番でしたが、「クーベルタン男爵は、オリンピックは肉体と精神の融合だと述べた。東京は新しいコンセプトでオリンピックをやりたい、それは人間と自然との融合だ」と、環境を重視したオリンピックを強調いたしました。

実は、コペンハーゲンでは今年の12月の半ばに、国連気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)が開催されることになっています。そのことを意識しながら、プレゼンを行ったのでした。後に石原都知事から、プレゼンはオバマズ(米国チーム)に勝ったと米国の記者が評価をしていたよと教えていただきました。嬉しいことではありますが、招致に負けては仕方ありません。

コペンハーゲンの滞在は一日足らずではありましたが、COP15の議長を務めるラスムセン首相とお会いすることができ、ほとんどの時間をCOP15の議論に費やしました。

ラスムセン首相は、私が国連で温室効果ガスの中期的な削減目標に関して、「全ての主要国の合意を前提として、1990年比で2020年までに25%削減」を掲げたことに対して、高く評価をしてくださいました。そして、COP15を失敗させないように、お互いに緊密に協力することになりました。

オリンピックが、私たちに感動を与えてくれるのは、世界のトップ選手たちが、能力の限界に挑戦するからです。

地球環境問題も、世界の科学者や政治家を筆頭に、今を生きる私たちが能力の限界に挑戦することによって、次代の人々に感動を与えることができると考えます。限界に挑戦することによって、未来が開かれてくるのですから、挑戦しようではありませんか。

鳩山内閣メールマガジン
総編集長:内閣総理大臣 鳩山由紀夫
編集長:内閣官房副長官 松野頼久
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)
http://www.mmz.kantei.go.jp/jp/m-magazine/
 

関連記事:
10月初旬「鳩山内閣メールマガジン」配信開始 http://masaokato.jp/2009/09/25/002339

加藤 雅夫 (bihorokato) on Twitter – Yukio Hatoyama(Prime Minister of Japan) Newsletter
http://twitter.com/bihorokato

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5 件のコメント

  1. 友&愛(ゆう&あい、You and I): 人間有愛 Love In The World 世界には愛がある 

    一隅を照らす: 照千一隅とは、一隅を守るは千里を照らすなり。
    「一灯照隅 万灯照国」とは、国民ひとり一人が努力をすれば国全体が明るくなるという意味。たとえそれが貧者の一灯であっても、われわれは何らかの形で社会に奉仕したいものだ。世界の国民が安心して幸せに暮らすことができるならば、貧乏な日本国でよいではないか。

    月天心貧しき国を通りけり
    月天心かなしきものにとどまりぬ』加藤雅夫

    加藤 雅夫 より 2009 年 10 月 9 日 00:35

  2. 首相官邸 To info
    鳩山内閣メールマガジン(第2号 2009/10/15)
    全大臣からの挨拶・後編 8大臣が就任の抱負などを語ります。
    ★国土交通大臣 内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策 防災) 前原誠司(まえはらせいじ)
    ★環境大臣 小沢鋭仁(おざわさきひと)
    ★防衛大臣 北澤俊美(きたざわとしみ)
    ★内閣官房長官 平野博文(ひらのひろふみ)
    ★国家公安委員会委員長/拉致問題担当 中井洽(なかいひろし)
    ★内閣府特命担当大臣(金融)/郵政改革担当 亀井静香(かめいしずか)
    ★内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全、少子化対策、男女共同参画) 福島みずほ(ふくしまみずほ)
    ★内閣府特命担当大臣(行政刷新)/公務員制度改革担当 仙谷由人(せんごくよしと)

    【鳩山内閣メールマガジン 第2号】日中韓協力10周年(2009/10/15) 鳩山由紀夫の「ゆう&あい」
    総編集長:内閣総理大臣 鳩山由紀夫
    編集長 :内閣官房副長官 松野頼久
    発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)

    加藤 雅夫 より 2009 年 10 月 16 日 09:13

  3. 首相官邸ホームページ http://www.kantei.go.jp/

    【鳩山内閣メールマガジン 第3号】コンクリートから人へ(2009/10/22)

    鳩山由紀夫の「ゆう&あい」:[コンクリートから人へ]

    菅副総理が語る:[明治以来の大改革] 副総理兼国家戦略担当大臣 菅 直人(かん なおと)
    ※ 国家戦略室(首相官邸ホームページ)
    http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokkasenryaku

    頑張ってます:[ピンクリボンレディーステニス大会] 日本女子テニス連盟名誉会員、プロテニスプレイヤー 杉山 愛(すぎやま あい)

    政府インターネットテレビ番組ガイド:新着情報・鳩山内閣の動き・ご意見、ご感想

    鳩山内閣メールマガジン
    総編集長:内閣総理大臣 鳩山由紀夫
    編集長:内閣官房副長官 松野頼久
    発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)

    加藤 雅夫 より 2009 年 10 月 22 日 17:59

  4. 首相官邸 内閣広報室からのお知らせ (2009/10/29)

    平素より、鳩山内閣メールマガジンのご愛読ありがとうございます。本日配信予定としておりました鳩山内閣メールマガジン第4号でございますが、国会での代表質問への対応のため、鳩山総理の原稿の準備が遅れております。大変申し訳ありません。明日以降、準備が整い次第配信させていただきますので、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。 内閣官房内閣広報室

    加藤 雅夫 より 2009 年 10 月 29 日 16:57

  5. 鳩山由紀夫の「ゆう&あい」: [新しい国づくり] 新しい政権の新しい国会がスタートしました。

    10月26日に始まった第173臨時国会は、政権交代をしてから初めての国会です。冒頭の所信表明演説、それに続く各党からの代表質問への答弁は、私たち政治家自身が考え、できるだけわかりやすい言葉で、国民のみなさまに向けたメッセージでありお答えとなるよう、努めてまいりました。

    私自身はもちろんですが、各大臣も、いかに国民のみなさまに伝わる答弁となるかを考える中で、国民のみなさま方の思いとひとつになるということが大事であると思ってきたからです。

    前政権がそうであったように、有能な官僚たちに作ってもらった原稿を読むだけなら、誰が首相でも大臣でも、本会議をこなすことは可能です。私も、外交日程が続いていた中で、新しい政権が発足して初めての、一番大事な所信表明演説を練り上げることは、正直、体力的にきついと感じることもありました。

    しかし、そこで思い浮かべたのは、私たちに期待をし、これからの日本の将来への望みを託して一票を投じてくださった国民のみなさま方の姿です。私がこの政権で何をしたいのか、どんな国づくりをしたいのか、なんとしてでもその決意を、自分の言葉で述べなければならないと思ったのです。各大臣も同じ思いでいてくれたものと思っています。そして、私たちの内閣が、そのような国会運営を行っていくことが、政治主導の一つでもあると思っています。

    さて、その「国づくり」-私が目指す国は、一人ひとりの能力を生かしながら、人と人とが支え合う、「自立と共生」の友愛社会です。それは、政治と国民、官と民間、国と地方、それぞれの関係にも当てはまります。一人ひとりの、個々の企業の、またそれぞれの地域の力が十分に発揮されるために、それを阻む法律や規制、悪しき慣習は改めていかなければなりません。

    敗戦の荒廃の中で力を失った国民や地域が、まずは「国主導」で再建にあたったことは、その時代には当然のことであったと思います。しかし、それから60年以上が経ち、日本も大きく変わりました。「誰かがやってくれるだろう」という他人依存から脱し、一人ひとりが何をできるのかを考え、国民のみなさま方にも大いに力を発揮していただきたいのです。

    そのために、私が大事にしたいのは「弱い立場の人々、少数の人々の視点を尊重する」という友愛政治の原点です。本当に助けが必要な人やところには、社会がきちんと手を差し伸べる。政治の役割は、その枠組み作りをすることだと思っています。

    私たちの新しい政権による国会は、すべてがチャレンジです。しかし、私たちが常に国民のみなさまの方を向き、国民のみなさまのための国会を行い、「政治が変わったな」「何か日本も変わりそうだ」と実感していただけるよう、全閣僚、全議員をあげ、精一杯努力してまいります。国民のみなさまにも、大いに政治に参加をしていただき、そして新しい「私たちの日本」を、共に作っていこうではありませんか。

    鳩山内閣メールマガジン 第4号 2009/11/02
    http://www.mmz.kantei.go.jp/jp/m-magazine/

    加藤 雅夫 より 2009 年 11 月 2 日 15:53

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