美幌町、2009年あけまして122周年!!
- 2009年01月01日(木) 0:00
- カテゴリ: 美幌町
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美幌町、三木唯史さんの「詩集 びほろ・さんか」より
「開基八十年美幌町讃歌」をご紹介いたします。
(三木唯史さんのご子息から快諾いただきました)
今年は、美幌町が拓かれて122周年になります。
1887年(明治20年)に美幌他5か村戸長役場が設置されました。
開基八十年 美幌町讃歌
1
フレーメム三戸キネタンペ二戸
カツクミ一戸 タツコブ三戸
ポンキキン二戸
そしてペポロ四戸
明治二十年
ウッソウとした樹林に
木洩日かがやき
美幌の朝が明けた
2
いいや がまんせえ
いいや たずねてみるべえ
エトロフから帰らない
アイノを案じて
野崎のダンナは親切だった
額ほどのひとひらの土を
耕やしながら
ダンナは
エトロフのアイノの無事を祈った
3
楡 柏原
小笹の数条の鹿道
測量隊が通って
あちこちに赤い杭が立った
明治三十年
とっぷり暮れ果てた森に
ふくろうの聲のみひびいた
4
大正元年
日の丸と軍艦旗かかげた
汽車がはじめて
駈歩で奔って
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掌にかたく握った人々が
潮のやうに降り立った
疲労と不安とが
一瞬かげったけれど
その深い眼に光りがあった
5
寒気にひしがれ
凶作にあへいで
小さな荷をまとめて
去って行った姿もあった
八十年といふ永い間だも
でも
たっぷりここに残って
祭の日には
造花の桜の軒がつづいた
6
さ、腹に力を入れて
真剣に考へるぞ
敬虔と温和
これが美幌っていふ
素晴らしい町を作るだらうと
熱情と協力
これが美幌っていふ
理想郷を
作るんだらうと
さ、腹に力を入れて
もう一ぺん考へるぞ
三木唯史 昭和四十二年(1967)美幌町開基八十年を祝して製作。美幌町史にも収められた。
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