地方自治区の除雪大作戦(北海道北見市 北見自治区)
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吹雪の夜に 北見自治区 除雪センター全車出動
延長1210キロ、翌朝までの闘い
1~2日にかけ北見市内を春の嵐が襲った。湿った重い雪が1日以上も降り続いた。嵐が収まりかけた2日夕、北見自治区の除雪を担う除雪センター(市北光)に明かりがともり、117台の全車出動が決まった。深夜から翌朝までが延長1210キロ(車道950キロ・歩道260キロ)の除雪の猶予。200人を超える男たちの仕事を追った。 (1) 夜、除雪センターには市が委託するオホーツク総合管理協同組合と北見市環境維持協同組合の職員らが集まり、担当するエリアなどの打ち合わせが始まった。作業に伴う事故防止を最優先に緊張の糸が張られた。 (2) 雪が降り積もる午後9時過ぎ、センターの車庫前で車両のブルブルというエンジン音が響いた。車両の点検など出動準備が進められ、夜10時過ぎに除雪車が次々と出動した。 (3) 幹線道路の南大通班はまず、西6号線から除雪を始め、豊大橋の歩道部分を羽のような機具を出し、雪を押し出していく。 (4) 片側4車線ある南大通を担当するのは除雪グレーダなど8台が1チーム。作業はカチカチに踏み固められた凸凹の路面を除雪グレーダ中央に配置された「刃」で削りとるところから始まる。長さ10メートルを超えるグレーダは死角も多く細心の注意を払いながらの作業となる。 (5) 同班の除雪ロータリーが路肩に寄せられた雪を歩道側に積み上げ、車道幅を確保。片側1.5車線だった道幅が2車線に広げられた。 (6) 大型の除雪ショベルはグレーダが削りとった雪を路肩に積み上げる。路肩は雪でおおわれているため、歩道部分との段差がどこにあるのかまったく見えない。記憶と経験が頼りの仕事だ。 (7) 同じころ、4車線ある国道39号も除雪が進められ、雪で埋まっていた道路は一気に姿を変えていった。朝日が出るころ、10時間にも及ぶ男たちの闘いが終り、市民の生活が取り戻された。(2018年3月6日の記事 経済の伝書鳩)
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加藤 雅夫 より 2018 年 7 月 30 日 06:59