道産EV 電気自動車「ネイクル」完成販売(北海道北見市)

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道発EV 電気自動車「ネイクル」完成販売(北海道北見市)ぬね

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北海道産電気自動車完成 「ネイクル」今夏からテスト販売へ
道内の中小企業10社が共同製作した“北海道産”電気自動車(EV)の試作がおおむね完了し、今夏からテスト販売される。開発段階から携わってきた、株式会社倉本鉄工所(北見市泉町)は、地域おこしに熱心だった前社長の病死を乗り越え、ひとつの節目を迎える。現社長の倉本真氏(26)は「ものづくりの楽しさを継承し、地域を盛り上げていきたい」と先代の熱意を受け継いでいく。

北見の倉本鉄工所が道内10社と共同開発
同社の超はっ水技術生かし製作 札幌モーターショーにも出展-
中小企業基盤整備機構北海道本部の呼び掛けで平成25年に始まり、EVの弱点でもある寒冷地対策などの改良を重ねてきた。車名は「ネイクル」。タイプIIとタイプIIIの2車種を用意し、1~2人乗りで価格を約150万円からと低く抑えた。年50台程度の受注生産をめざす。 同社は昭和21年の創業。顧客のあらゆる要望に応える「まちのよろず鍛冶屋」をめざす一方、昭和50年代からは水処理プラント、さらには廃棄物リサイクルプラント事業など大型機械の設計・製作・据え付けにも進出。最近では北見工業大学などとの産官学連携による共同開発にも積極的に取り組んでいる。 そんな中から開発された、同社の超はっ水技術が今回のEV製作に生かされている。 倉本真社長によると、金属などを溶かしながら対象物に吹き付ける、溶射(ようしゃ)と呼ばれる技術により製作したパネルが同EVの寒冷地仕様に採用されている。フッ化ピッチという皮膜の素材は、水や雪、氷が着きにくく、着いたとしても落としやすいそう。ボディーのアンダーカバーやタイヤハウスの素材として用いられている。 地域産業界の若手技能者の能力開発や工業技術センターなどの運営に熱心だった同社の前社長・倉本登氏は、北見市がかつて取り組んでいたソーラークリエイティブ事業にも積極参加。自身もソーラーカーレースに出場するなど、エコやものづくりへ先進的に関心を寄せてきた。 道産EVの製作は、北見工大出身で設計を担当する根本英希氏(Will-E代表、札幌市)らとともに当初から関わってきた。しかし道半ばの一昨年、登氏にすい臓がんが見つかり、急きょ長男の真氏が東京から帰郷。本業と同時にEV協力開発の取り組みも承継してきた。家業に戻った真氏は1年強にわたり、父から事業への思い入れを含め、いろはを教わった。闘病の末、登氏は昨秋、62年の生涯を閉じた。 真氏は一昨年夏からEV製作の事業を父親からバトンタッチ。完成した車は札幌モーターショー(19~21日、札幌ドーム)に出展。「北海道発の車だからこそ、寒冷地対策が随所に生かされた車に仕上がった」と胸を張る。「共同製作のメンバーはまったく異業種の顔ぶれ。小さな企業であっても、それぞれ得意分野があり、一つの集大成を完成させることができた」と語り、父譲りのものづくりへの思いを受け継ぐ。(寒) 掲載写真 / 完成したネイクル号(キタキツネの外装はオプション)
経済の伝書鳩 2018年1月18日の記事

道産EV「ネイクル」共同開発 北見・倉本 真さん(26) 常に新しいものづくりを
北海道産電気自動車(EV)の共同開発に道内10社とともに携わった、(株)倉本鉄工所の倉本真社長(26)=北見市泉町=に道産EV誕生の物語を聞いた。

楽しさ、人材育成…父の意志受け継ぎ 地域に根ざす決意 シリーズ TALK・トーク・とーく413

-10社の顔ぶれは
「機械の設計・製造業者をはじめ看板屋や住宅建設業者、ものづくりとはまったく関係ない広告会社まで、異業種がそれぞれ得意分野を担当しています」

-倉本鉄工所はどの部分を担当しましたか
「車体下部やタイヤハウス周りに、当社の溶射(ようしゃ)技術を生かした超はっ水パネルが使われています」

-そのパネルはどのような物なのでしょうか
「溶かした金属とともにフッ化ピッチという材料を吹き付けたパネルです。メッキは電気化学的なのに対し、溶射は機械的。フッ化ピッチは水や雪氷を付着しづらくする特徴があります」

-苦労したことは
「メンバーは札幌周辺が中心で、私どもが一番遠い。頻繁には集まれないため、メールでのやりとりを基本に、パソコン製図のCADを駆使して完成にこぎつけました」

-ほかにもこの車にはものづくりの楽しさが詰まっている
「オプションではありますが、キタキツネをイメージした外装は、日本でここにしかない特許を持つ道内のウレタン加工業者が軟らかくて軽いパーツでデザイン。四輪駆動のメカニズムは芝刈り機のメーカーが手掛けました」

-ワクワクしますが、一方で、これまで“北見発の技術”を発信し続けてきた貴社の前社長・倉本登氏が昨年亡くなられました
「ものづくりが好きで人材を育成し地域を盛り上げたいという考えでした。一昨年すい臓がんが見つかり、その後まもなく長男の私が東京から帰郷し約1年4か月。62歳でした」

-職業能力開発や工業技術センターなどの運営に携わり、北見工大との共同研究にも熱心でした。かつて北見で行われていたソーラーカーレースにも尽力して、エコカーには当時から先見の明があった
「MOC(物好きおじさんクラブ)というチーム名で出場して、2001年にひと回り大きなクラスのかぐや姫号で準優勝した時は、小学生だった私も河川敷に観に行った覚えがあります。常に『新しいものづくり』が大事と言っていました」

-東京から戻られ、この地方で感じることと今後に向けては
「大企業が少ない分、独自の技術を持つ中小企業が地域に根づいているという印象です。私どもも地元企業の生産活動を支えていけるよう努力していきたいです。EVの販売もぜひ応援してもらえれば」

【倉本真さんメモ】1991年生まれ。北見南小、南中はサッカー、函館ラ・サール高校ではテニス部。早稲田大学先進理工学部から同大学院研究科を修了。エンジニアリング大手の日揮株式会社に勤め、サウジアラビアの石油プラントに赴任する直前に父の発病を知った。昨年結婚し北見で妻と二人暮らし。(寒)
経済の伝書鳩 2018年1月19日の記事

関連サイト

EVとは|EV・PHVとは|EV・PHV情報プラットフォーム – 経済産業省

倉本鉄工所 ホームページ

株式会社倉本鉄工所(北見市) – ホーム | Facebook

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電気自動車 の検索結果 ー 美幌音楽人 加藤雅夫

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