ベトナムからの 職業研修生たち。(北見、北海道)
- 2014年06月03日(火) 1:50
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ベトナムからの 職業研修生たち。(北見、北海道)
Vocational trainees from Vietnam. (Kitami, Hokkaido)
Học nghề từ Việt Nam. (Kitami, Hokkaido)
連載 ベトナムからの職業研修生 (1)
2014/01/09掲載(北見市/社会・教育)北見を拠点に3年間の研修スタート
ベトナムからの職業研修生6人が北見市で研修生活を始めた。市内に本社のあるドリーム橋梁の社員として3年間、働きながら鉄筋工の技能を身に付ける。全員、給料の大半を家族に送金するため、日本での3年間は超節約ライフ。それでも頑張れるのは「家族を助け、将来は日本の企業とベトナムの架け橋になる」という夢があるからだ。
夢は「日本とベトナムの架け橋に」
家族を助けながら技能身につけ研修生は(写真右から)ボーズィー・スウェンさん(32)、ウエンザニア・ハーさん(24)、ラ・ホムコムさん(22)、ボイマイ・フンさん(24)、ムエンタイン・トムさん(21)、ドーパン・ボウさん(21)。
6人は、人づくり支援、国際貢献を目的にした異業種の協同組合KII(関東情報産業協同組合)を窓口にして研修に参加した。昨年2月に同社がベトナムで面接を行って採用を決定。半年間、日本語の研修をして昨年9月から同社の請け負う建設現場で実習を始めた。
生活の拠点は同社が市内に借りた一軒家。6人はそこで共同生活をしているが、現場が関東、東北圏にも及ぶため全員が揃うことはまれ。3人が1組になって数カ月、それぞれの現場で宿舎生活をする。
日本語の会話はまだ思うようにはできないが「ベトナムも日本のように道路や橋がきれいになれば」とボーズィーさん。母国を発展させたいという思いはみな同じ。「働きながら学べるのはとても幸せ」と、6人は言う。
「3年間で日本語と仕事を覚えたら、日本の企業とベトナムの人達の架け橋になれる」と、目を輝かす。
世話役でもある同社の専務は「真面目で謙虚で礼儀正しい。訪ねてくる人にはみんなでお茶を出すもてなしの心があります。忘れかけている礼儀を日本人に教えてくれます」という。
毎月の給料は、それぞれ1万5千円ほどを手元に残して全額家族に送金する。円はベトナムでは日本の3倍ほどの貨幣価値があるといい「父や母を助けられる。食事は現場の宿舎で食べられるので大丈夫」と、家族への思いも全員同じ。一家の稼ぎ頭という誇りも持っている。 (粟)
6人の研修生の変化と思いは、日本を離れるまで不定期の連載でお伝えします。
連載 ベトナムからの職業研修生 (1) – 経済の伝書鳩
denshobato.com/BD/N/page.php?id=75575
連載 ベトナムからの職業研修生 (2)
2014/05/30掲載(北見市/社会・教育)日本の冬初体験
「雪の中の仕事、寒かった」職業研修生(メモ)として今年1月に北見市に来たベトナムの青年6人。共同生活をしながら鉄筋工として建設現場で働き、母国の家族を支えている。寒さの厳しい日本の冬を初めて乗り切った6人を訪ねた。
ひと回りたくましく…日本語勉強中
夢は「日本とベトナムの架け橋に」「こんにちは!」と元気に挨拶する6人。5カ月前より体がひと回り大きくなり、日焼けした顔が引き締まっていた。「いま、魚焼いてる」と言いながら、楽しそうに夕食の支度をしていた。
北見に来た当時は日本語の会話ができなかったが、今は日常会話ができるようになっていた。
この半年で最も強く感じたのは「雪の中の仕事、寒かった」。6人は3人ずつの班に分かれて、網走市、富良野市、函館市、道外は青森県、岩手県、大阪府の現場に赴き、鉄筋を組み立てた。
初めての雪、吹きつける風。「20度(氷点下)の時もあった」と、最年長のボーズィー・スウェンさん(32)。北見の住宅に戻っても「家の中もどこも寒い」と、異口同音。厳しい冬を乗り越えただけに「桜すごい」と、春を実感してる。
満開の桜を初めて見たラ・ホムコムさんは一度にいろいろな花が咲く北見の春に感動している。休日は「散歩が楽しい」「みんなで買い物も楽しい」という。
中でも、近くの公園で食べた焼き肉が最も楽しい体験。「食べ物おいしいの函館。でも焼き肉は北見が一番」と言い、「社長に食事に連れてってもらった」と、声を弾ませた。
一方、仕事は「だいぶ覚えた」と自信ありげ。しかし、日本語を理解するのは難しく、夕食後は「みんなで毎日、文法(助詞)の勉強してる」と、意欲的だ。
この半年近くで変わらないのは、家族への思い。毎月約2万円を残して、給料を母国に送金したり、貯金をしている。
6人の研修期間は3年だが「5年くらい日本にいたい」との思いを持っている。 (粟)
【メモ】人づくり支援、国際貢献を目的にした異業種団体のKII(関東情報産業協同組合)が窓口。ドリーム橋梁(本社・北見市)が受け入れている。同社が借りた一軒家で共同生活し、道内外の建設現場で実習を兼ねて働いている。
(掲載写真)
右からボーズィー・スウェン、ウエンザニア・ハー、ラ・ホムコム、ボイマイ・フン、ムエンタイン・トム、ドーパン・ボウ(敬称略)
右からボーズィー・スウェン、ウエンザニア・ハー、ラ・ホムコム、ボイマイ・フン、ムエンタイン・トム、ドーパン・ボウ(敬称略)
連載 ベトナムからの職業研修生 (2) – 経済の伝書鳩
denshobato.com/BD/N/page.php?id=78713
関連サイト
企業理念 – 日本全国を繋ぐ道づくりのパイオニア ドリーム橋梁株式会社
www.dreamkk.com/company/idea.html
日本全国を繋ぐ道づくりのパイオニア ドリーム橋梁株式会社
www.dreamkk.com
KII|国際事業部 – 関東情報産業協同組合
www.kii-net.or.jp/internat/index.html
関東情報産業協同組合
www.kii-net.or.jp
外務省: 日本ベトナム友好年(日本ベトナム外交関係樹立40周年)
www.mofa.go.jp/mofaj/area/vietnam/jv40/index.html
日本ベトナム友好年 – Embassy Japan
www.vn.emb-japan.go.jp/jp/culture/Yukonen.html
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音楽動画
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