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北海道開発局からのメールニュース。（第38号）

北海道開発局からのメールニュース。（第38号）

2014年03月04日(火) 10:23
カテゴリ: Facebook, Twitter, お知らせ, オホーツク, 北海道, 地震, 日本, 津波, 環境, 観光, 防災・防犯
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北海道開発局（Hokkaido Regional Development Bureau）は、国土交通省の地方支分部局。北海道における河川、道路、港湾、空港、農業、漁港等の国直轄事業、都市計画行政、住宅行政、建設産業行政、官庁営繕等を担っている。国土交通省所管の業務（地方整備局に相当）と併せ、農林水産省所管である農業・灌漑排水等の農業土木業務を総合的に計画・実施している点に特色がある。所在地は札幌市北区北8条西2丁目（札幌第1合同庁舎）。北海道各地に10の開発建設部を設置している。（wiki/北海道開発局）

北海道開発局のメールニュース第38号

北海道開発局メールニュース
第38号 2014. 3. 3発行
www.hkd.mlit.go.jp/mailnews/index.html

北海道大学公共政策大学院准教授　高野伸栄氏
【インタビュー】前編
高野先生の主な研究分野は、モビリティマネジメント、建設マネジメント等のほか、災害時における建設業のマネジメントのあり方などです。今回は、防災と建設業に関するお話を伺いました。2回にわたって連載します。
（問）
先生は、北海道の防災の現状をどのようにお考えですか。
（先生）
過去の被災経験の有無によって、地域差があるととらえています。それは、首長や自治体職員をはじめ、住民の意識も同様です。例えば、地震の多い地域などは、常に危機感を持っていて、避難場所の設置や避難経路の確保などの整備を積極的に進めているところが多い。特に海岸沿いの地域は、海に近い場所に市街地があることが多く、津波に対する危機感があるため防災意識が高い。逆に、そういった災害が少ない地域は、防災意識が低い傾向にあり、地域全体での防災に対する意識の底上げが求められます。
（問）
他の都府県にはない地理的・気象的な特徴をもっている北海道では、防災力向上に向けてどのようなことが重要でしょうか。
（先生）
冬の北海道で大きな災害が起こった場合、まずは暖房の問題があげられます。電気などのライフラインが断たれた状況で使うことができる暖房器具を必要数確保するのは一苦労です。最近は道内各地で冬期の避難訓練が行われ、ノウハウを得ようという動きが出てきています。一方、日常生活における災害として冬期間のつるつる路面での転倒事故や、屋根の雪下ろし作業中の事故があげられます。これらは最悪の場合、死に至るケースもあります。転倒予防のため日頃から体操をすることや、屋根の雪下ろしは近所で協力して一緒に作業することで万一の事故に備えるなど、ほんの少しの工夫で防げることが多いのです。そのような防災意識を高める活動を行っています（※）。
（※参考）
ウィンターライフ推進協議会HP www.winter-life.jp/index.html
防災力とは、地域のコミュニティの力であると考えています。東日本大震災でもご近所同士のつながりが身を守ることにつながったという例がたくさんあったと聞きます。災害規模の大小にかかわらず、地域の力を結束することが防災につながります。
（問）
地域の防災力向上に向けて、手本となるような取組がありましたらご紹介ください。
（先生）
災害時には、組織の長のリーダーシップが重要です。その例を2つご紹介します。福島県相馬市長は、東日本大震災の被災直後から陣頭指揮を執り部下にもある程度の判断を任せ、「責任は自分が持つ」と言い、迅速に災害対応を進めました。日頃からの部下との信頼関係も大きかったと思われます。遠野市長は、百年ほど前に東北地方を襲った大地震の教訓から、高地にある遠野市は津波の被害が少ないと想定されるので、災害時には他地域の支援を行う拠点になるべく、防災設備の整備を強化していました。東日本大震災時には非常に大きな役割を果たすこととなったのです。いずれも、市長の強力なリーダーシップがなければできなかったことでしょう。（4月号に続く）

イベント情報
冬も滝野はイベント盛りたくさん！
国営滝野すずらん丘陵公園で、冬ならではのイベントをお楽しみください。 8～9日の「冬のはたらくくるま展」では、除雪ドーザなどに乗っての記念撮影や、乗車体験ができます。 21日の「森フェス2014winter」では、音楽ライブ・雪遊び・森フェスキャラクターを探すラリーなどが行われます。この日は、特別に開園時間が延長され、いつもと違う夜の森も楽しめます。
もっと詳しく（滝野すずらん丘陵公園HPへ） www.takinopark.com/

ワンポイントインフォメーション～北海道開発局ホームページのお役立ちサイトを紹介～
WEB広報誌「かいはつグラフ」最新号を掲載しました！
北海道開発局の事業を詳しくご紹介する「かいはつグラフ」最新号は、道東自動車道を特集しています。外部有識者のインタビューを交えて、グラフや図でわかりやすく事業を紹介しています。また、シーニックバイウェイ北海道という魅力ある地域づくりを目指す取り組みについて詳しく解説しています。
WEB広報誌「かいはつグラフ」はこちらから www.hkd.mlit.go.jp/topics/graph/index.html

北海道開発局からのお知らせ
平成26年度国土交通行政インターネットモニターの募集について
国土交通省では、皆様から広くご意見をお聴きして、国土交通行政に反映させることを目的として「国土交通行政インターネットモニター」を募集しています。
募集期間：平成26年3月1日（土）から3月31日（月）まで
募集者数： 1,000人程度（うち北海道ブロックは85名程度）
もっと詳しく（国土交通省HP） www.monitor.mlit.go.jp

住宅瑕疵担保履行法に係る届出手続をお忘れなく！
平成21年10月1日から平成26年3月31日までの間に新築住宅を引き渡した建設業者または宅地建物取引業者の皆様は、資力確保措置の状況について、行政庁への届出が必要です。期間内の届出手続をお願いします。
届出期間：平成26年4月1日から平成26年4月21日まで
届出先：建設業の許可または宅地建物取引業の免許を受けた行政
庁
もっと詳しく www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_jigyou/kensetu/kashitanpo.html
参考情報（国土交通省HP）
「住宅瑕疵担保履行法に基づく資力確保措置の実施状況について～平成25年9月30日の基準日における届出手続の受理状況～」
www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000494.html

【建設業の方へ】消費税の円滑かつ適正な転嫁をお願いします！
消費税率が平成26年4月1日に5%から8%に引き上げられます。事業者の皆様におかれましては、消費税の転嫁拒否等の行為を行うことのないよう、適切な措置を講じていただきますようお願いします。国土交通省としては、消費税転嫁対策特別措置法に基づき、「減額」や「買いたたき」等による消費税の転嫁拒否を防止するため、公正取引委員会、中小企業庁と連携を図りながら、徹底した監視・取り締まりを実施していくこととしています。
もっと詳しく（PDF形式371.6KB） www.mlit.go.jp/common/001024699.pdf

【建設業の方へ】主任技術者の専任要件が緩和されました
建設工事の現場に配置することとされている主任技術者について平成26年2月より専任の要件が緩和され、同一の者が兼務できる工事現場の間隔が従来の５ｋｍ程度から１０ｋｍ程度に延長されました（ただし監理技術者は兼務不可）。これは平成25年9月から東日本大震災の被災地のみ適用されていた措置が全国にも拡大されたものです。
もっと詳しく（PDF形式98.9KB） http://www.mlit.go.jp/common/001027237.pdf

今月は技術管理者認定申請の受付期間です！！
建設コンサルタント及び地質調査業者の登録に必要な技術管理者については、原則として各登録規程に定める技術士等としていますが、一定の実務経験を有する者については、技術管理者としての認定を受けることができます。毎年3月1日から31日の1ヶ月間に申請を受け付けており、審査の後、概ね10月頃に認定の可否について結果が通知されます。
建設コンサルタント（国土交通省HP） www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bt_000032.html
地質調査業者（国土交通省HP） www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bt_000042.html

最近のトピックス～報道発表資料から
夕張シューパロダム試験湛水開始及び湛水式の開催について
もっと詳しく（PDF形式2.7MB） http://www.sp.hkd.mlit.go.jp/press/pdf/14022101.pdf

開通情報
国道231号石狩市浜益区新送毛トンネルが開通します～道路交通の確実性及び安全性が向上します～
もっと詳しく（PDF形式1.6MB） http://www.sp.hkd.mlit.go.jp/press/pdf/14021401.pdf

国道277号雲石道路3.1kmが平成26年3月16日（日）午後3時に開通します～国道277号の安全性や確実性が向上します～
もっと詳しく（PDF形式2.5MB） www.hk.hkd.mlit.go.jp/press/H25/140207_2.pdf

国道276号岩内共和道路6.5kmが平成26年3月23日（日）午前11時に開通します～冬も安全・安心な道路～
もっと詳しく（PDF形式1,074KB） www.ot.hkd.mlit.go.jp/d2/ot140228-01.pdf

平成25年度北海道開発事業費（当初+補正）の経済波及効果について
もっと詳しく（PDF形式315KB） www.hkd.mlit.go.jp/topics/press/press_h2602/10_hakyuukouka.pdf

平成25年度北海道開発局関係補正予算について
もっと詳しく（PDF形式1.7MB） www.hkd.mlit.go.jp/topics/press/press_h2602/06_h25hosei.pdf

編集後記
東日本大震災発生からまもなく3年が経過します。また、昨年3月に道東で発生した暴風雪被害の記憶も新しく、防災や減災について思い起こす機会が多い時期であると思います。今号では、北大の高野先生から伺った防災に関するお話しを紹介しました。次号は、その後編として、災害時における建設業の役割をお届けしますので、お見逃しなく。毎年4月は、人事異動などでメールアドレスが変更になる方が多いようで、多くのメールが未送信として戻ってきてしまいます。登録されているメールアドレスが変更になる方は、新しいメールアドレスを連絡いただけますようお願いいたします。
以下のURLから簡単に変更登録できます www.hkd.mlit.go.jp/mailnews/henkou.html

本メールニュースへのご意見、ご要望、ご感想等がありましたら、以下のアドレスまでお寄せ下さい。
このメールニュースは、北海道開発局ホームページで登録された方々に配信しています。

【発行者】北海道開発局開発監理部広報室
【メールアドレス】 info-admin＠hkd.mlit.go.jp

北海道開発局のホームページ www.hkd.mlit.go.jp/
web広報誌「かいはつグラフ」 www.hkd.mlit.go.jp/topics/graph/index.html
開発行政へのご意見・ご要望窓口 www.hkd.mlit.go.jp/iken/iken_yobo.html