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2013年8月29日、日加タイムス e-nikkaからのメールニュース

2013年8月29日、日加タイムス e-nikkaからのメールニュース

2013年08月30日(金) 8:55
カテゴリ: Facebook, Twitter, e-nikka, お知らせ, アジア, カナダ, スポーツ, トロント, 中東, 北海道人, 北米, 国際, 地震, 日本, 日本映画, 映画, 津波, 観光, 音楽
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桂三輝（かつらさんしゃいん、Katsura Sunshine、1970年4月6日 -）は、落語家。本名はグレッグ・ロービック（Greg Robic）。カナダオンタリオ州トロント生まれ。三重県伊勢市在住。トロント大学卒業。上方落語協会会員。 2013年8月7日、カナダ大使館でカナダ文化大使就任と8月から10月にかけて北米（アメリカ、カナダ）での巡回公演の発表が行われた。（wiki/桂三輝）

トロント（カナダ）の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2013年（平成25年）8月29日（木曜日）号が送られてきました。日本の皆様にご案内いたします。

今週のe-nikkaから
2013年（平成25年）8月29日号

日加タイムス e-nikka
編集長・色本信夫

トロント出身の落語家、桂三輝（かつらサンシャイン）さんは秋の北米20都市巡回公演を前に文化大使に就任した。文化大使任命証書を手に、喜びの桂三輝さん（右）と師匠の桂文枝（元・三枝）さん（８月７日、東京のカナダ大使館にて）写真提供：吉本興業【「今週のトピックス」をご覧ください】

バンクーバー島の西海岸トフィーノ沖で楽しむホエールウオッチング（Photo courtsey of www.jamies.com & www.matthewmaran.com ）【ヒル厚子「カナダ観光めぐり」をご覧ください】

1989年から1990年にかけて辻宏（つじ・ひろし）氏がスペインのサラマンカ大聖堂パイプオルガンを修復したときの作業風景（写真提供：岐阜市ふれあい福寿会館サラマンカホール）【「サラマンカのパイプオルガン修復からケベックの遺作オルガンとの再会まで」をご覧ください】

トロント国際映画祭（９月５日−15日）で上映される日本映画のひとつ、宮崎駿監督「風立ちぬ」の一場面（C）2013 二馬力・GNDHDDTK 【「今週のトピックス・TIFF」をご覧ください】

９月８日から開幕するバンクーバー・メトロポリタン・オーケストラ（VMO）2013ー14セッションのレセプションで演奏するベテラン・ハーピスト大竹香織さん（８月25日）写真：妹尾翠【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

【視点】

緊迫のシリア情勢に多民族国家カナダが果たす役割

中東情勢は、エジプトの政治的混乱のニュースが続いていたが、ここにきて再びシリアが世界の注目の的となってきた。しかも緊張の度合いが急激に高まっている。シリアで政権軍と武装勢力の戦闘のさなか、化学兵器を使用した疑惑が出てきたのだ。
今まで、この戦いはシリア国内の内戦ということで、米欧など各国は軍事介入は控えていたのだが、８月21日、毒ガスが使われて多数の死傷者が出たことから、米欧が立ち上がろうとする姿勢を見せ始めた。カナダ政府は、アメリカの行動に追随していくものとみられる。８月27日にはオバマ大統領がハーパー首相にこの問題で電話会談をした。もし軍事介入が決まれば、カナダはつい数年前まで辛酸をなめたアフガニスタン派兵の苦難を再び繰り返すことになるかも知れない。
テレビニュースでは、シリアの民間人が外傷はないのにバタバタ倒れ、死亡する光景が映し出される。幼い子供が泣き叫び、あるいはぐったり横たわっている場面には胸が痛む。アメリカやイギリス、フランスなどは、化学兵器の使用は人道上、絶対に許せないとして軍事行動に出るための準備にとりかかったと報じられている。
アサド大統領に率いられた政権側は化学兵器の使用を否定。一方、反政府勢力側も「われわれが化学兵器など持っているはずがない」と政権側に責任を押し付ける。米・英・仏はアサド政権が仕掛けたと見ているようだが、正直言って、双方入り乱れて戦闘している場でどちらの仕業なのか、判定するのは難しいだろう。
そうしたなか、毒ガスの被害を査察するために派遣された国連調査団の車両が、８月26日、何者かによって銃撃を受けるという事態が起きた。これも、どちら側がやったことか、はっきりつかめない状態だ。
毒ガスも銃撃も誰が「犯人」なのか、確固たる証拠がない時点で米欧（カナダを含む）が軍事行動に突入する事態になれば、ブッシュ米大統領（当時）が「大量破壊兵器を隠し持っている」としてイラク攻撃に踏み切った、あの戦争の二の舞になるのではと懸念する声もある。イラクでは、結局、大量破壊兵器は見つからなかった。
ただ、アサド政権が自国の国民に銃を向けて大量の死者を出していることは事実だ。内戦が始まってからシリア国民の死者の数は10万人ともいわれる。加えて、難民がシリアから近隣のトルコ、エジプト、ヨルダン、レバノン、イラクなどに続々と流れ出ている。このような国にしたのは、国のトップのアサド氏に重大な責任があるだろう。
そうした意味で、カナダはアサド氏になんらかの強行策を示す必要がある。その手段として、カナダはただアメリカに追随するのではなく、国連の決議に従って行動をとるのが妥当といえるのではないだろうか。その国連の安保理では、現在、ロシアと中国がシリアとの関係が深いということで制裁決議案に拒否権を行使しているため、可決できない状態だ。まず、これをなんとか打開する必要がある。
カナダは多民族国家という特色を生かして、関係各国に働きかけ、なんとかシリアの安定に貢献してほしい。こうしている間にも、シリアでは毎日、大勢の国民が命を失っているのだから・・・。

【編集部より】
シリア問題に関するカナダの対応策について、あなたのお考え、ご意見をお寄せください。宛先は、iromoto＠nikkatimes.ca

それでは、今週も「e-nikka」をご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【文枝の創作落語を世界に】
カナダ人落語家・桂三輝（サンシャイン）
北米巡回公演および文化大使就任発表会

【音楽の話題】
辻宏氏と紀子夫人の熱き思い
サラマンカ大聖堂のパイプオルガン修復から
ケベック州のオルガンとの再会まで

【TIFF】
トロント国際映画祭
９月５日～15日、話題の日本映画上映

【カナダ観光めぐり】
バンクーバー島西海岸への旅
トフィーノ、ユクルーレット、そしてホエールウォッチング

【今週のおすすめ本】
ホテルローヤル
桜木紫乃／著　集英社

＜読者ひろば＞

桂三輝（かつらサンシャイン）さん
巡回公演日程、カナダの５都市で英語落語を披露

ROYAL IVY ACADEMY 日本校の生徒が
カナダでサマースクール体験を楽しみました！

＜コミュニティー・ニュース＞

今日の日本文学
「Monkey Business」と若手日本人作家の対談
９月10日（火）午後７時、JCCCライブラリー

創立11周年のVMO、2013－14セッション
９月８日（日）オープニングコンサート

トロント千葉・宮崎県人会合同ピクニック
晴天のもと両県対抗ゲームなど親睦深める

聖公会・聖十字教会（バンクーバー）
110周年創立記念日特別礼拝、９月15日（日）

桂三輝カルガリー公演
９月３日（火）ランチボックス・シアター

桂サンシャイン・トロント公演10月５日（土）
ウインター・ガーデン・シアター、チケット前売り中

日系センター主催「ブックセール」
９月14日（土）古本・中古家具・着物など

バンクーバーの日系センター
９月28日（土）オープンハウス

ウオータールー大学レニソン校
「東アジア祭」９月29日（日）に開催

＜カナダニュースダイジェスト＞

CNEのハンバーグ食中毒、患者数は150人に増える

＜おでかけガイド＞

カナディアン国際航空ショー
８月31日－９月２日、CNＥ付近の湖畔

チャドレーズ農園
りんご狩りシーズン到来！

ストービル
Applewood Farm Winery

ナイアガラ・ワイン・フェスティバル
９月14日～29日、セントキャサリンズ市

パンアメリカン・フード祭り
９月20日～22日、ハーバーフロント

ターマオ５歳の誕生日祝賀イベント
８月31日―９月２日、トロント動物園

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