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Japanese pipe organ builder Hiroshi Tsuji （辻宏）

Japanese pipe organ builder Hiroshi Tsuji （辻宏）

2013年07月20日(土) 7:49
カテゴリ: Facebook, Twitter, e-nikka, お知らせ, アジア, オホーツク, カナダ, スポーツ, トロント, 北海道, 北海道人, 北米, 国際, 地震, 日本, 津波, 観光, 音楽
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トロント（カナダ）の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2013年（平成25年）7月18日（木曜日）号が送られてきました。日本の皆様にご案内いたします。

今週のe-nikkaから
2013年（平成25年）7月18日号

日加タイムス e-nikka
編集長・色本信夫

岐阜県の故・辻宏さんが製作したオルガンと30年ぶりに再会した妻・紀子（としこ）さん（左端）と関係者の皆さん（７月14日、ケベック州ウエストブロームの教会にて）写真提供：勝谷晃【「今週のトピックス・パイプオルガン」をご覧ください】

夏祭り・盆踊り大会で楽しく踊る（７月13日、トロント日系文化会館）【「今週のトピックス•写真リポート」をご覧ください】

「ホンダインディー・トロント」のターン３コーナーで激しく争うカー（７月13日、エキシビションプレース）撮影：平田誠【「今週のトピックス・カーレーシング」をご覧ください】

モントリオール近郊 Saint-Eustache の La Maison Lavande 農園で撮ったラベンダーの花（写真提供：小柳美千世）【「カナダ観光めぐり」をご覧ください】

５月ヌナヴート準州に到着したとき見た極北の町パングニタンの集落風景（Photo by Keita Hill）【「イヌイットと暮らす」をご覧ください】

【視点】
「オネスト・エド」閉店準備の報道に時代の流れ感じる
戦後間もない1948年４月、トロントのブローア通り×バサースト通りの角に１軒の小売店がオープンした。経営者はエド・マービッシュ（Ed Mirvish）氏。彼は1914年、米バージニア州でユダヤ系の家庭に生まれ、庶民の生活を体験して育った。ワシントンDCで父親が営んでいた食料品店が倒産、一家は1923年、トロントに移転した。苦労のすえ、エド氏が34歳のとき、開業したのが「Honest Ed’s」（オネスト・エド）である。「正直者エドの店です」と世間に呼びかける店名であった。
庶民・貧しい人たちの味方を自認する彼は、「バーゲンハウス」と書いた大きな看板を掲げて買い物客にアピール。しかも開店日は土曜日を選んだため、物珍しさも手伝って多くの市民がどっと押し掛け、長蛇の列ができた。以来、今日までさまざまな生活用品など、他の店とは違った販売方法で薄利多売を実践してきた。商品は高級品というよりも庶民が安い値段で買えて便利に使えるものがメイン。
あれから65年。「とにかく安い」「楽しみながら買い物ができる」をモットーに営業を継続、周辺の店舗買収も進み、売り場総面積を16万スクエアフィートに拡張する。店の西側の地区を「Mirvish Village」と名付けて芸術・文化活動の集いの場としている。また、「オネスト・エド」店では毎年クリスマスに膨大な数のターキーを無料で人々に配ったり、なにかの記念日には特定の商品をただ同然で分けてあげたり、庶民を喜ばせてきた。
そのエド氏が2007年、死去。後を継いだ息子のデービッド・マービッシュ氏は、この店のオーナーであると同時に、父親の代から手がけて来たショービジネス、レストラン事業をさらに強化している。現在、ロイヤルアレキサンドラシアター、プリンセスオブウエールズシアターをはじめ、トロントにある劇場のほとんどがデービッド氏の会社の経営によると言っても過言ではない。
そうしたなか、７月17日、メディアが一斉に「オネスト・エドは閉業の準備をしている」と報じた。その要因として、「Dollar Store」（１ドルショップ）が急増したこと、大型小売り店の攻勢にさらされていることなどを挙げている。昔は百貨店の Eaton’s と Simpsons がクイーン通りとヤング通りに、Woolworth’s がカールトン通りにあって、ブローア×バサーストの Honest Ed’s とそれぞれ領域を確保していたのだが、それがどんどん崩れていく状況にある。今や市内の商業一等地といわれる場所で、薄利多売の商法が難しくなってきたのであろうか。
デービッド氏の会社は、新分野のビジネスとして市内キング・イースト×ジョン・ストリート地区に３タワーのコンプレックスを建設する計画だ。かなり大規模なプロジェクトで、すでに設計は完了し、現在、市の認可待ちだという。この建設プロジェクトが動き出すころには、Honest Ed’s の店舗をどうするか、結論が出るものとみられる。
Honest Ed’s をひいきにしていた市民たちは、やがて姿を消すのではと取りざたされているお店に懐かしさと寂しさの思いに駆られるであろう。これも時代の流れというものかも知れない。

それでは、今週も「e-nikka」をお楽しみください。

＜今週のトピックス＞

【パイプオルガン】
辻紀子(としこ)さん、夫宏さんの遺作オルガンと、ケベックで30年ぶり感涙の再会

【イヌイットと暮らす】
極北の町で働くエンジニアの卵たち
ヌナブート準州パングニタン

【カナダ観光めぐり】
土曜日の昼下がりドライブ
モントリオール近郊で週末を楽しむ

【写真リポート】
JCCC創立50周年記念「夏祭り・盆踊り大会」
新企画も加わり、大勢の参加者でにぎわう

【カーレーシング】
６つの「Fest お祭り」で盛り上がった
ホンダインディー・トロント

【今週のおすすめ本】
ＬＥＡＮ　ＩＮ　女性、仕事、リーダーへの意欲
シェリル・サンドバーグ／著　村井章子／訳

＜読者ひろば＞

第54回海外日系人大会、10月29日～31日
日系人参加者を募集

＜コミュニティー・ニュース＞

東日本大震災への支援に感謝、自転車で４カ国
安部良さんが７月28日（日）バンクーバーで講演

「東日本大震災被災地の子供たちにカナダ体験を！」
新企会基金集めパーティーの収益、＄16,825

千葉県人会・宮崎県人会合同ピクニック
８月25日（日）スカーボロ・ブラファーズパーク

祭りジャポン「MATSURI JAPON」
８月10日（土）モントリオール日系文化会館

＜お店掲示板＞

手作りケーキで幸せに・・・
日本人オーナーシェフの店「Mon-K Patisserie」

＜暮らしインフォ＞

【オタワ観光局より】
夏のオタワ観光、情報はウェブサイトで・・・

＜おでかけガイド＞

【ＣＮＥ】
トロントの夏恒例イベント「ＣＮＥ」
８月16日（金）～９月２日（月）

【ギリシャ街】
「グリークフード祭り」ダンフォース通り
８月9日（金）～11日（日）食べ物・音楽・ゲームなど

【ニューオーリンズ・ジャズ】
「プリザベーション・ホール・ジャズバンド」公演
ケベック州・St. Sauveur（７月３１日）
オンタリオ州・Huntsville (８月１日)

【湖畔のお祭り】
バリー市「ケンペンフェスト」
８月２日（金）－５日（シビックホリデー）

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