「11日」に起きた悲しみを乗り越えて(e-nikka)
- 2011年09月16日(金) 8:25
- カテゴリ: Twitter, e-nikka, お知らせ, アメリカ, カナダ, トロント, 北米, 国際, 地震, 日本, 観光, 音楽
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トロント(カナダ)の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2011年(平成23年)9月15日号が送られてきました。日本の皆様にご案内いたします。
音楽: しあわせ運べるように –Harmonica(southrachel)
今週のe-nikkaから 2011年(平成23年)9月15日号
外務大臣表彰状を手に喜びのルース鈴木さん(左)と伊藤秀樹バンクーバー総領事(9月7日、総領事公邸にて)撮影:妹尾翠
※ 「今週のトピックス」をご覧くださいバラル博子さんの寄付で完成したバラエティービレッジの「バラル・パフォーマンスセンター」開所式で観客を大いに笑わせた同ビレッジ・メンバー出演による寸劇の一場面(9月8日)
※ 「今週のトピックス」をご覧ください9.11テロで破壊された世界貿易センターの跡地に完成した「7 ワールドトレードセンター」(右)と2013年完成予定の「1 ワールドトレードセンター」(左)(9月10日NYマンハッタンにて)撮影:平田誠
※ 「今週のトピックス」をご覧ください文学対談「フクシマ後の日本文学」に出演の日本の文学関係者。(左から)川上弘美(作家)、通訳、古川日出男(作家)、柴田元幸(東大教授)、小澤實(俳人)の各氏(9月13日トロント日系文化会館にて)
※ 「コミュニティーニュース」をご覧くださいトロント産「食べるラー油ともろみ味噌」のビジネス を始めた梶原紫織さんと製品
※ 「今週のトピックス・ニュービジネス訪問」をご覧ください「11日」に起きた悲しみを乗り越えて
「3.11」と「9.11」。なにかしら似たような数字である。ご存じの通り、「3.11」は今年3月11日日本を襲った東日本大震災、「9.11」は2001年9月11日アメリカで起きた同時多発テロ事件だ。この9月11日、前者は半年を経過して追悼の催し、後者は事件後10周年を記念してニューヨークなどで大規模な追悼式典が繰り広げられた。奇しくも「11日」という共通点があって、日米両国で人々の悲しみを新たにする日となった。
東日本大震災では、報道によると、9月10日現在、死者・行方不明者の数が2万7000人を超えている。そのうち行方不明者は相当数にのぼる。半年たってもまだ消息が分からないのだ。行方不明者のほとんどが津波による被害者だという。波にさらわれて、どこに行ってしまったのか。ご家族の心境はいかばかりかとお察しする。
地震、津波に加えて、福島では原子力発電所が大事故を起こし、いまだに収束できないでいる。放射能が散らばっているということで、周辺の市町村の住民が危険区域圏外への避難を余儀なくされている。我が家に帰れる日はいつになるのか、保証がない有り様だ。
被災地の皆さんにとっては、まさに「11日」は忘れようにも忘れられない日である。
e-nikka今週号では、平田誠さんが「米同時多発テロ10周年」のニューヨークの様子を撮ってきた写真を特集で掲載。犠牲者の関係者たちが、悲しみの涙の中から将来に立ち向かっていこうとする強い生命力を感じる。
日加タイムス でもインタビューしたことがある映画の河瀬直美監督が世界中の監督に呼びかけて、9月11日、奈良県吉野の金峯山寺で各監督の作品を上映するイベントを開いた。東日本大震災の「3.11」にちなんで、どの映画も3分11秒の短編。上映会のテーマは「A Sense of Home」、日本語で「家という感覚」とでも訳そうか。
これに呼応して米、仏、スペイン、中国、タイ、韓国など12カ国から一流監督21人が作品をひっさげて参加した。作品はどれも、家、家族、ふるさとを一瞬にして失った人の苦悩が描かれており、河瀬監督は「苦しむ人々の心を映像でつないで、これから生きのびていく希望を抱いてもらいたい」と語っている。
9月13日トロント日系文化会館で開かれた「文学対話」で東日本大震災後の日本文学を論じていた際、、出席者のひとり、古川日出男氏(作家)がアメリカの同時多発テロにふれ、「人が誰かからひどい仕打ちを受け、その報復をすると、また相手側から報復される。それをまた仕返しをすれば、相手もまた同じように仕返しをする。こうした繰り返しをどこかで断ち切らなくてはならない」と述べた。
たしかに古川氏の言うとおり、人類の歴史は報復の繰り返しで何百万、何千万もの貴重な人命を失ってきたともいえよう。何事も話し合いですんなり解決できるとは思っていない。だが、どこかで、しかも早い時期に憎しみを乗り越えて争いを止めないと人類の未来は絶望的になってしまうだろう。アメリカにとっても、世界にとっても「11日」の悲劇を二度と起こさないよう、一人ひとりが努力していくほかないのかも知れない。それでは今週も「e-nikka」をご愛読ください。(編集長 色本信夫)
e-nikka今週号 http://www.e-nikka.ca
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11日に起きた悲しみ、期せずしてこれからは、9月11日、3月11日に。それにしても9月11日のテレビ中継、映画の1シーンのようでした。
なりひら より 2011 年 9 月 17 日 00:46
中国・四川大地震は、5月12日でした。
※ 512関連話題
※ 数字の語呂合わせ「512=我愛你」
音楽「人と時と風の中」をお聴きください。
加藤 雅夫 より 2011 年 9 月 17 日 06:19
新任です 大空町の語学指導助手(ALT)
ホーイ・チャンさん(24)
子ども達と互いに言葉学びたい
大空町の語学指導助手(ALT)として、カナダから赴任したホーイ・チャンさん(24)。8月から幼稚園、小中学校などで子ども達に英語を教え「ミリー」の愛称で親しまれている。
香港出身。6歳の時、カナダに移住した。高校、大学で日本語を学び、日本に興味を抱いて2年前に旅行で来日。丁寧でやさしい人々や日本の文化に触れ「日本に住みたいと思いました」という。
女満別、東藻琴の幼稚園、小中学校、東藻琴高校で指導している。「子ども達はシャイだけれどとてもかわいい。授業に行くのが楽しいです。英語を話す力を特に伸ばしてあげたい。私も日本語が得意ではないので、お互いに教え合えるようになれればと思っています」とほほ笑む。
趣味はハイキング、キャンプなどアウトドア。「北海道の自然はカナダみたい。雄阿寒岳や雌阿寒岳に登ってみたいです。ヒロシマなど日本の歴史も学びたい」と話している。(浩)
オホーツクのフリーペーパー伝書鳩 2011/09/16掲載(大空町/教育・本紙連載)
http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=55553
美幌音楽人 加藤雅夫 より 2011 年 9 月 17 日 06:53