「どじょう総理大臣」の名は海外でも知られるようになった
- 2011年09月10日(土) 10:37
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トロント(カナダ)の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2011年(平成23年)9月8日号が送られてきました。日本の皆様にご案内いたします。
今週のe-nikkaから 2011年(平成23年)9月8日号
モントリオールで初舞台「猟銃」に挑む女優・中谷美紀さん(撮影:山崎広美)
【「今週のトピックス・インタビュー」をご覧ください】旭日単光章を受章した長石芳尚氏と紗永子夫人、左は山本信明トロント総領事代理(9月1日、総領事公邸・叙勲伝達式にて)
【「コミュニティーニュース」をご覧ください】CNE航空ショーを湖畔で見物する人たち(撮影:平田誠)
【「今週のトピックス」をご覧ください】トロント日系文化会館小林ホールで行われた子供ミュージカル「夜空の虹」のリハーサル風景(撮影:佐藤公昭)
【「コミュニティーニュース」「e-nikkaムービー」をご覧ください】赤く色づいたりんご。トロント北郊ストービルのりんご狩り農園「Applewood Farm Winery」にて(9月4日撮影)
【「今週のトピックス」をご覧ください】野田政権はどじょう人気にとらわれず、しっかりと政策実行を
「どじょうがさ 金魚のまねすること ねんだよなあ」──おなじみの詩人・書家、相田みつを氏の作品である。野田佳彦首相は就任時にこれを引用して、「自分はシティーボーイには見えない。どじょうにはどじょうの持ち味がある。国民のために汗をかいて政治を前進させる。泥臭くやっていくだけだ」といった趣旨の演説を行ったそうだ。こんどの総理大臣は鳩山さんや菅さんと違って庶民にとって近づきやすいという印象が国民の間で強まってきたみたいだ。
千葉県で初めての総理大臣となった野田さん、その経歴には興味がそそられる。県立船橋高校から、1980年に早稲田大学政経学部を卒業後、松下政経塾の第一期生として入塾。他の塾生といっしょに地域の道路掃除や雑役をやっている様子がテレビで流されていた。1986年から出身地のJR船橋駅前などで毎朝、「辻立ち」を開始。駅の乗降客など通りがかりの人に自らの政見を演説で訴えていたという。それをなんと2010年まで続けたというから半端ではない。
先日、あるイベントでお会いしたトロントのいぐさマットの店「RAKU 楽」の経営者、原あんずさんは船橋の出身で、何年か前に船橋駅前で実際に野田さんの演説を聞いたことがあるそうだ。「握手をしたこともちゃんと覚えています」とやや興奮気味に話していた。あの時、この人は将来、大物になるかもしれないと、彼女は心の中で想像していたのかもしれない。
新聞によると、野田さんはお酒が好きで、国会議員になってからも飲みにいくのは決まって居酒屋。行きつけの居酒屋は一人5千円以下ですますそうだ。かつて自民党の麻生太郎首相(当時)が在任中、都内の高級ホテルのバーで毎晩のように飲んでいたのとは好対照ではないか。また、財務大臣当時から散髪は財務省の役所の近くにある1回千円の床屋に通っているという。
こうして気取らない庶民の味を出していることから、マスコミは「どじょう宰相」などと呼んでいる。ご本人も「どじょうにはどじょうの持ち味がある」と意気盛ん。「どじょう総理大臣」の名は海外でも知られるようになった。ワシントンポスト紙は日本の新首相・野田氏の顔写真とともに、どじょうのイラストを掲載、「日本人はカリスマを求めていない」と述べ、「長い統治になることを切に願う」と論評している。
ところで、どじょう効果というか、野田さんの「どじょう演説」で、日本ではどじょう料理屋の客足が増えてきたという。島根県松江市の李白酒造で醸造の「どじょうすくい」という焼酎が注文倍増。どじょうTシャツが発売された。国会の売店では「どじょうかりんとう」販売(あまり売れ行きはよくないとか)。相田みつをの本が増刷、相田みつを美術館の来観者が増加・・・と枚挙にいとまがない。
だが、うなぎのぼりのどじょう人気に浮かれていてはいられない。野田新政権には、震災被災地の復旧・復興、原発、景気、増税、沖縄、等々、課題は山積している。これらを国民目線の庶民感覚で一つひとつ解決していってもらいたい。ゆめゆめ1年で首相交替という事態にならないよう、がんばってほしい。
【編集部より】野田新政権に関するご意見を「e-nikka」までEメールでお寄せください。それでは今週も「e-nikka」をご愛読ください。(編集長 色本信夫)
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関連エントリー:
自分自身を「どじょう」に例える野田佳彦新首相
http://masaokato.jp/2011/09/03/005506
カナダ カテゴリのアーカイブ
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経産大臣後任に枝野氏 官房長官の経験を重視(11/09/12)
加藤 雅夫 より 2011 年 9 月 12 日 15:36
内閣広報室からのお知らせ(2011/09/12)
首相官邸オフィシャルブログ「官邸かわら版」を開始いたします。
本日(9月12日)、新たに首相官邸オフィシャルブログ「官邸かわら版」を開設します。ブログでは、野田内閣の進める政策について、総理自身の思いや取組状況などを国民の皆様に分かりやすくお伝えしてまいります。
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)
http://kawaraban.kantei.go.jp/
美幌音楽人 加藤雅夫 より 2011 年 9 月 12 日 20:45