Home
Twitter
一刻も早く被災者に届いてほしい義援金（e-nikka）

一刻も早く被災者に届いてほしい義援金（e-nikka）

2011年08月19日(金) 11:07
カテゴリ: Twitter, e-nikka, お知らせ, カナダ, トロント, 北米, 国際, 地震, 日本, 観光
この記事へのコメントはまだありません。

トロント（カナダ）の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2011年（平成23年）8月18日号が送られてきました。日本の皆様にご案内いたします。

今週のe-nikkaから　2011年（平成23年）8月18日号

ＢＣ州ビクトリアで行われたドラゴンボート・フェスティバルのレース風景（８月14日）撮影：ヒル厚子　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

ノバスコシア州ハリファックスを訪問した海上自衛隊練習艦隊の「かしま」特別公開で見学者たちに説明をする自衛官（８月11日）撮影：宮野智子　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

「フォーチュンクッキング・フード祭」で冷麺作りのデモンストレーションをする「銀杏レストラン」の木村マシュー・シェフ（中央）。８月13日トロント・ハーバーフロント　【「今週のトピックス」「e-nikkaムービー」をご覧ください】

モントリオールの映画祭「Fantasia 2011」に出品された「GANTZ」「GANTZ PERFECT ANSWER」の佐藤信介監督 (C) Hiroya OkuShueisha (C) 2011 “GANTZ” FILM PARTNERS　【「今週のトピックス・インタビュー」をご覧ください】

「コンテンポラリー・ダンス・フェスティバル」で「KANAN – KIRI」を踊る二宮恵子さん（８月11日トロント市ナショナルバレエスクール劇場）Photo by Cylla von Tiedemann　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

モントリオール・オリンピックのメインスタジアムにそびえる傾斜45度のモントリオールタワーを昇るケーブルカー　【「今週のトピックス・観光」をご覧ください】

一刻も早く被災者に届いてほしい義援金
東日本大震災救援の義援金について、先週号本欄で意見を募ったところ、読者から投書をいただいた。被災者が避難している都道府県に義援金を分配してその生活支援のためにも使ってほしいと述べておられる。ごもっともなお考えだと思う。
義援金は今、主に東北地方の岩手、宮城、福島の３県の市町村に配られているということだが、トロント日系文化会館（ＪＣＣＣ）のゲーリー・カワグチ理事長とＪＣＣＣファウンデーション日本地震救済基金のシャリー・ホサキ委員長が近況報告で述べているように、「（各県の自治体は）完全に機能するまでには復旧しておらず、（義援金分配を）優先すべき事業として議論する段階には至っていない状態」だそうだ。
ＪＣＣＣ担当者によると、義援金の送金方法には、赤十字に送り赤十字から都道府県に渡る、都道府県に直接送る、市町村に直接送る、の３種類がある。ところがこれらの自治体が、職員不足などの理由で事務が遅れて被災者に支給できないでいるのだという。ＪＣＣＣでは、受け入れ態勢が明確になるまで約110万ドルの義援金を手元に置いておくことになるそうだ。
チャリティーのイベントを何度も開催し、みんなで一生懸命に集めたお金を、日本の被災者に一刻でも早く届けてほしいと願っている人たちは、歯がゆい思いでいるのではないだろうか。
８月14日付の朝日新聞は、「東北３県の太平洋沿岸36市町村に配られた義援金2,367億5,000万円（８月12日現在）のうち、950億円が市町村役場に滞留したまま。11市町ではまだ被災者に渡っていない。各地から届いた善意が、なぜ宙に浮いているのかといった声も聞かれる」と報じている。
こうしている間にも、カナダでは震災義援金募金のチャリティー活動が続いている。つい最近では、８月15日、トロント市の中心部、アベニュー×ブローア角の教会 Church of the Redeemer 前で震災以来、第３回目となる「おにぎり募金運動」を実施した。ハワード園枝さんらが中心となり主婦、学生らがせっせとおにぎりを作って販売。「躍童」グループの和太鼓演奏、民謡踊りグループ「うらら」の盆踊りも加わって、道行く市民の注目の的となった。この日、集まったお金はカナダ赤十字を通して日本に送られるという。
【編集部より】義援金送付に関して良いアイデアがありましたら、編集部までお寄せください。

オーシャンフード製品リコールで社長からコメント
トロントのオーシャンフード社が製造する練り製品が、このほど、リコール（商品回収）になりました。これについて、同社の西風文弘社長が消費者の皆さんに説明したコメントを編集部に送ってきました。【ここをクリックして、ご覧ください】

それでは今週も「e-nikka」をご愛読ください。（編集長　色本信夫）