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義援金を被災地に送る手続きに課題が・・・

義援金を被災地に送る手続きに課題が・・・

2011年08月13日(土) 13:29
カテゴリ: Twitter, e-nikka, お知らせ, カナダ, トロント, 北米, 国際, 地震, 日本
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トロント（カナダ）の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2011年（平成23年）8月11日号が送られてきました。日本の皆様にご案内いたします。

今週のe-nikkaから　2011年（平成23年）8月11日号
編集長　色本信夫

ロジャース・カップ女子トーナメントで奮闘するクルム伊達公子選手（トロントのヨーク大学 Rexall Centre ）撮影：平田誠　【「今週のトピックス」をご覧ください】

「広島デー」で灯ろう流しの灯ろうに書き込まれた平和メッセージ（８月６日、トロント市ホーリートリニティー教会にて）　【「コミュニティーニュース」「e-nikkaムービー」をご覧ください】

型（かた）用の刀を使って日本剣道型を演じるトロント剣道クラブの最高指導者、木村重男七段（７月31日、国際剣道セミナーにて） Photo：Douglas Chin 　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

ペンギンのお食事タイム（モントリオール・バイオドームにて）　【「今週のトピックス・観光」をご覧ください】

なつかしい母の懐を思い起こさせるベーカリー・カフェ「Mamie Clafoutis」の店内（撮影：NICO）　【「今週のトピックス　食べある記・モントリオール編」をご覧ください】

「ジャパニーズ・ヘリテージナイト」で行われたバンクーバー・カナディアンズ対スポーケン・インディアンズの試合（８月２日、バンクーバー市ナットベリー球場）撮影：妹尾翠　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

義援金を被災地に送る手続きに課題が・・・
３月11日に東日本大震災が発生して以来、カナダでも各地でさまざまなチャリティーイベントとともに募金が行われるなど、じつに多くの人たちが被災者の支援活動にたずさわってきた。そして集まった義援金はいろいろな形で関係機関などに送られている。
ところが、最近、「義援金はちゃんと被災地に届いているのだろうか」などといった会話を交わす場面に出くわす。
トロント地域では日系文化会館（JCCC）の「JCCCファウンデーション日本地震救済基金」に多数の団体・個人からの寄付が寄せられているが、「会館に渡した寄付金はどうなっているのかな」と心配している人の声を耳にするようになった。
折も折、JCCCから日本地震救済基金に関する近況報告があった。それによると、７月25日現在、JCCCに寄せられた義援金は109万6,000ドル。ばく大な金額だ。さらにもっと増える見込みだという。
この義援金は今どこに行っているのか、誰もが知りたいところだ。報告によると、まだJCCCの手元にあって、被災地に送る最善の方法を模索しているという。
寄付金がまだ日本に送られていない理由として、いくつかの問題が横たわっているのだそうだ。
その一つが、JCCCファウンデーションが税控除の対象となる寄付金をカナダ以外の国に送付することで活動目的がカナダ歳入庁が示す条件にかなっていないこと。そこで顧問弁護士を交え活動目的の改定手続きを進めているという。
このほか、義援金の送り先の東北３県の知事に書簡を送ったが受け入れ態勢がまだ整っていない、文部科学大臣に書簡を送り支援の対象となる事業を探している、といった理由も挙げられている。
大きな金額だけに、ことはすんなりといかないのかも知れない。しかし、みんなが力を合わせて集めた義援金。これらの課題をクリアして、一日も早く被災者の手に届くようにしてもらいたいものだ。
【今週号の「JCCC日本地震救済基金に関する近況報告」をご覧ください】

【編集部より】義援金募金に関してご意見のある方は編集部までお寄せください。

それでは今週も「e-nikka」をご愛読ください。