カナダから「がんばれ日本!」(e-nikka)

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カナダのオンタリオ州トロントにある日本語のインターネット新聞「e-nikka.ca」(色本信夫編集長)から e-nikkaメールニュース配信2011年(平成23年)4月14日(木曜日)号が送られてきました。東日本大震災及び福島第一原発事故の被災者被災地へお届けします。がんばれ日本!

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今週のe-nikkaから 2011年(平成23年)4月14日号

「レベル7」をどう受け止める
 福島第一原子力発電所の事故で放射性物質が放出され、周辺のかなり広い地域の住民が集団避難生活を強いられているというニュースを毎日見ている。巨大地震と津波に打ちひしがれた人々に追い打ちをかけるように放射能が襲う。農産物、牛乳、海で獲った魚、等々、市場で販売できずに廃棄する業者も少なくない。

 今回の原発事故は、日本政府が4月12日になって、国際的な事故評価尺度(INES)で最悪の「レベル7(深刻な事故)」だと、ようやく認めた。1986年、当時のソ連ウクライナで起きたチェルノブイリ原発事故と同じ最悪のレベルなのだそうだ。チェルノブイリのドキュメント映画は何度か見たことがあるが、福島ががあれと同じような状態になるのでは、と思わず黒い予感が脳裏をよぎる。

 私たちは「レベル7」をどう受け止めたらいいのか。まずは、事故発生から1カ月以上たっても今だに収まっていない原発の混乱を鎮めなくてはならない。その間に余震がしつこくやってくる。専門家は原発の状態が安定するまでに数週間から数カ月かかると語っている。原発は、事故が収束したあとでも、長年にわたって発電所や周辺の放射能汚染は残るという。「レベル7」の汚名を返上するまでには気が遠くなる話だ。

 福島第一原発の事故を受けて、世界各地で原発反対の声が上がっている。4月11日にはニューヨーク市の北約80キロにあるインディアンポイント原発に対して、地元の住民が集会を開き、原発閉鎖を求めたと報じられた。

 カナダでは、オンタリオ州の場合、ピッカリング( Pickering =トロントの東隣、オンタリオ湖畔 )、ダーリントン( Darlington =オシャワの東 Clarington、オンタリオ湖畔 )、ブルース( Bruce =Inverhuron、ヒューロン湖畔 )に原発が建っている。ここでは日本とちがって地震や津波はめったに起きないと思われるが、原発周辺の住民の中には、万が一、事故が起きたらどうしようと不安になっている人もいるようだ。

 原発反対を唱える人たちの間では、原子力発電の代わりに、太陽熱、風力、水力、地熱など自然のエネルギーをもっと利用すべきだと主張する声が強い。現にデンマークでは風力発電に力を入れているし、アイスランドでは火山の地熱を利用する発電方法を開発しているそうだ。そういえば、筆者が今年2月訪れた中米コスタリカでは火山のふもとのレインフォレスト地帯で地熱を取り入れるための大規模なパイプラインが敷かれているのを目にした。

 これからの時代、電力供給の対策として、どの国でも放射能汚染の心配のない自然のエネルギー源を利用した発電方法を推進していくべきだと思うが、いかがだろうか。

 
「がんばれ日本!」の声援を
 今週も東日本大震災の救援チャリティーのイベント予定が入ってきています。それとともに、チャリティーイベント終了後のリポートが読者から写真付きで編集部に届いています。ありがとうございます。これからもイベントの予定、報告を送っていただけるとありがたいです。カナダから「がんばれ日本!」の声援を送り続けましょう。

それでは、今週も「e-nikka」をお楽しみください。 (編集長 色本信夫)

e-nikka今週号 www.e-nikka.ca


2011.04.07_ADDRESS BY AMBASSADOR KAORU ISHIKIAWA
「石川薫大使、オンタリオ州議会でスピーチ」(enikka1video

原発事故の関連エントリー:
ウクライナ民族楽器バンドゥーラ奏者 Nataliya Gudziy
http://masaokato.jp/2011/03/26/091914
チェルノブイリ子ども基金が緊急声明
http://masaokato.jp/2011/03/26/123402
福島原発事故と避難 Nataliya Gudziy(ナターシャ・グジー)
http://masaokato.jp/2011/03/26/201849

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加藤 雅夫
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みなさま、イランカラプテ!日本と世界の人々と共に“平和心”を大切に育てる事が私の願いです。Guitar Mandolin Music 美幌音楽人
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1 件のコメント

  1. カナダのカーリング大会で優勝

    北見カーリング協会チーム「オザワ」
     北見カーリング協会の常呂と北見支部のメンバーがこのほど、北海道代表としてカナダ・バンクーバーで開かれた移住者ら日系二世のカーリング大会に出場。「災害に見舞われ、非常に困難な状況の中、参加していただき光栄のかぎりです」と歓迎を受けた。メンバーはこれに応え、ブロック別のトーナメントを全勝優勝。詰め掛けた大勢の観客から、健闘をたたえる温かな拍手を受けた。

     チーム「T・OZAWA(オザワ)」で参加した3人と札幌協会の選手1人。このほか日本からは、常呂協会出身の4人らを含め北海道の3チームが出場した。

     参加したのはバンクーバー二世カーリングクラブ(ロン・シミズ会長)が主催し歴史ある第44回BC二世カーリング大会。地元BC(ブリティッシュコロンビア州)をはじめ北海道カーリング選手権の冠にもなっているお隣りのアルバータ州などから46チームが出場した。

     競技は最初の勝ち負けでA〜Cブロックに振り分ける組み合わせ。

      Bブロックに入ったチーム「オザワ」は順調に勝ち進んだが、決勝のJ・TAKEYAMA戦は序盤から苦戦。0-5のビハインドを最終エンドで追いつき、延長エクストラエンドも計測での決着。これを逆転で制し、みごと5連勝で優勝した。記念のプレートに4人の名前が刻まれる。

     カーリングが盛んなカナダのこの大会で、日本チームがブロック別で優勝したのは初めてだそう。約3百人の観客は試合後、スタンディングオベーションとハイタッチで遠くゆかりのある国から来た友人達の活躍をたたえ友好を温めたそう。(寒)

     
    北見 網走 オホーツクのフリーペーパー偉材の伝書鳩
    2011/04/18掲載(北見市/話題・スポーツ)
    http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=51735

    加藤 雅夫 より 2011 年 4 月 18 日 14:21

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