日加メールニュース 2月10日号(e-nikka)

top_11_0210_04.jpg

20110209222943.jpg

e-nikka(カナダのトロント、日加タイムス)からメールニュースが送られてきました。日本および世界各地の皆様にお知らせします。

写真: 「大相撲」 「南極料理人」



e-nikkaムービー:マーカム市かるた道場「トロントたきのおと会競技かるた初心者大会」(enikka1video

e-nikka_newlogo.gif

今週のe-nikkaから 2011年(平成23年)2月10日号

▲皇居宮殿「歌会始」に出席した時の様子を語る入選者、バンクーバーの粟津三寿(あわづ・みつとし)さん(写真:妹尾翠)【「今週のトピックス」をご覧ください】
▲粟津さんの入選短歌の題材となった丹波の椿(粟津さん宅にて)
▲加日文学賞英語書籍部門で受賞したマサコ&スタンレー・フカワ夫妻(中央)。左は石川薫大使、右はカナダ芸術審議会のジョン・ゴールドスミス氏(2月3日、オタワの日本大使公邸にて) Photo:Patrick Doyle 【「コミュニティーニュース」をご覧ください】
▲木版画家・松原直子さんの京都美大学生当時の写真。恩師、上野伊三郎先生と夫人のリチ先生と共に(1958年撮影)【「今週のトピックス アート・エッセー」をご覧ください】
▲中国・上海のマーケット風景。生鮮食料品が所狭しと並べられている(写真:平田誠) 【「今週のトピックス・世界の街角から」をご覧ください】

先週来、日本では大相撲の八百長問題が噴出し始めていたが、事態は大きく変わった。3月13日に初日を迎えるはずだった春場所(大阪場所)が中止という異常事態に陥ったのだ。力士らの不祥事による本場所中止は長い大相撲の歴史で初めてだそうだ。
相撲は筆者にとって懐かしい思い出がある。13年前の1998年6月、「大相撲カナダ公演」がバンクーバー市パシフィックコロシアムで開催された。「初日」が6月6日、「千秋楽」が翌7日。筆者は2日間、土俵下の審判の親方の隣りで観戦した。曙(あけぼの)、若乃花、貴乃花の横綱たち、大関武蔵丸、関脇魁皇、小結千代大海、それに旭鷲山、琴の若、寺尾、貴ノ浪など多くの人気力士が登場、楽しい勝負を披露してくれた。
ハイライトは、若乃花と貴乃花が史上初の兄弟横綱対決を展開した場面だった。会場は「ワカ!」「タカ!」と割れんばかりの声援で興奮のるつぼと化した。結果は、貴乃花が兄の若乃花を破って優勝。相撲とは、実際にこの目で見るとこんなにも面白いスポーツかと痛感したものである。数々の名勝負を残したバンクーバー場所はカナダ在住の相撲ファンに一生の思い出となっているにちがいない。
あの大相撲に、ここのところ、麻薬、暴力事件、野球賭博など、不祥事がつきまとうようになった。これまではなんとか切り抜けてきたようだが、今度の八百長事件はそうはいかない。春場所のほかに恒例の地方巡業が今年はすべて取りやめと発表された。さらに夏場所の開催もおぼつかないとさえ、言われている。伝統ある日本の国技・大相撲は、いったい、これからどうなるのだろうか。
編集部には、NHK衛星放送で大相撲の実況を欠かさず観戦してきたというトロントの松本まことさんや、相撲の世界に詳しい岩田弘ハリーさんから、今回の八百長事件に関して投稿がありました。【今週号の「読者投稿(投稿1投稿2)」をご覧ください】
■e-nikka編集部では「大相撲」に関するあなたのご意見を募集します。

■皇居で行われた歌会始に出席した入選者、粟津三寿(あわづ・みつとし)さんが帰国、バンクーバーの妹尾翠リポーターがインタビューしました。【「今週のトピックス」をご覧ください】
■「e-nikka」にもたびたび登場する木版画アーティスト、松原直子さん(オンタリオ州オークビル在住)の執筆による新シリーズ「アート・エッセー」が今週からスタートしました。【「今週のトピックス」をご覧ください】

「今週のe-nikkaから」バックナンバーはこちらから

それでは今週も「e-nikka」をお楽しみください。(編集長 色本信夫)

e-nikka http://www.e-nikka.ca/

カナダ カテゴリのアーカイブ http://masaokato.jp/blog/international/canada
南極 カテゴリのアーカイブ http://masaokato.jp/blog/international/antarctica
相撲 カテゴリのアーカイブ http://masaokato.jp/blog/sumo

bihorokato_icon4.jpg

@bihorokato 美幌音楽人加藤雅夫(北海道美幌町)のツイッター
大相撲八百長、日加の皆様が心配している。(怒っている!)
加藤 雅夫(bihorokato) on Twitter http://twitter.com/bihorokato

このページの先頭へ戻る

1 件のコメント

  1. 今週のe-nikkaから 2011年(平成23年)2月17日号

    ▲海外生活におけるストレスについて講演するNY総領事館の清水哲哉医務官(2月14日、トロント総領事館にて) 【「コミュニティーニュース」をご覧ください】
    ▲オンタリオ州マーカム市に誕生した総合的東洋医学クリニック「RIVER CLINIC」のポニー・チェン院長と兼松江巳子(かねまつ・えみこ)医師 【「今週のトピックス」をご覧ください】
    ▲リヤカーとドラム缶を改造した商売道具で「石焼き芋」を売る人(上海の街路にて) 【「今週のトピックス・世界の街角から」をご覧ください】
    ▲若者たちがひっきりなしに出入りする上海市内のカラオケ店 【「今週のトピックス・世界の街角から」参照】

     
    この1週間、世界の情勢に大きな変化があった。まず、反政府デモが渦巻いていたエジプトで30年にわたり強権政治を続けてきたムバラク大統領が2月11日、ついに辞任した。チュニジアの貧しい青年が政府に抗議して焼身自殺した事件をきっかけに国民が立ち上がり、チュニジア、エジプトと大統領がその座を追われた。そして今、バーレーン、イエメン、リビア、モロッコ、アルジェリアなどのアラブ諸国、さらにイランにまで反政府運動のうねりが押し寄せている。
    この一連の動きをどうとらえたらいいのだろうか。たしかに独裁政治が終わり、民主化が進むとは思われるが、新政権がスムーズに政治をつかさどるのは容易なことではない。チュニジアからは数千人という難民が海の向こうのイタリアに流れているという。エジプトでは暫定的に軍に政治をゆだねている状態だ。独裁者がいなくなって、国民一人ひとりの生活が楽になっていくことを世界は期待しているのだが、その道のりは平坦ではない。
    日本では、政治とカネの問題で小沢一郎元民主党代表が強制起訴され、これから長い裁判が待ち受けている。その小沢氏を、なんとか民主党からはずそうと必死の菅首相や与党の幹部、これに対抗して小沢氏を守ろうとする同党議員たち。さらに、鳩山由紀夫前首相の沖縄米軍基地「方便」発言が火に油を注いだ。一昨年の衆院選で大勝、自民党から政権を奪取した民主党は、多数の国民の期待を背負って船出した。だが、「裏切られた」という声があちこちで聞かれる。年内に民主党政権は倒れるという見方も出ているくらいだ。しっかりしてほしい。
    【編集部より】世界情勢の動き、日本の政治の現状についてあなたのご意見をお寄せください。

    ■在トロント日本国総領事館がまとめた「在留邦人向け安全の手引き」を今週号から3回にわたり掲載します。「家族と自分の安全は自分たちで守る心構えが基本」だそうです。お読みになって参考にしてください。【「今週のトピックス】をご覧ください】
    ■今週の「e-nikkaムービー」は季節の話題として、トロント市内の公園のそり遊びの様子をお送りします。【「e-nikkaムービー」をご覧ください】
    読者の皆さん、あなたの地方のイベントや話題をビデオに撮って編集部まで送っていただけませんか? 短時間のものでもけっこうです。

    それでは今週も「e-nikka」をお楽しみください。
    編集長 色本信夫 http://www.e-nikka.ca/

    加藤 雅夫 より 2011 年 2 月 18 日 12:51

コメントをどうぞ

  • お名前とメールアドレスは必ず入力してください。
    (メールアドレスは管理者にのみ通知され、コメント一覧には表示されません)
  • いただいたコメントは管理者の承認が必要となる場合がありますのでご了承ください。

このページの先頭へ戻る