愛と希望と勇気の日/南極観測樺太犬タロとジロ
1959年(昭和34年)1月14日、南極大陸で1年間置き去りにされたカラフト犬タロとジロの生存が確認される。南極からのニュースは、世界を愛と希望と勇気の感動で包んだ。「タロ・ジロ」のエピソードから、愛と希望と勇気の日に制定されている。
写真:南極観測樺太犬3兄弟(ジロ、タロ、サブロ) タロとジロをデザインした硬貨(南極地域観測50周年記念500円硬貨)
タロとジロの生い立ち(Wikipedia) 1955年10月、稚内市にて風連のクマの子として生まれ、タロ・ジロ・サブロの3兄弟だった。 1956年(昭和31年)、南極観測隊に樺太犬による犬ぞりの使用が決定される。当時の北海道には樺太犬は約1,000頭が居たが、このうち犬ぞりに適した犬は40~50頭程度に過ぎなかった。この中から3頭の兄弟と父親を含む23頭が集められ、稚内で訓練が行われた。このうちサブロは訓練中に病死する。
第一次南極観測隊(Wikipedia) 1956年(昭和31年)11月、総勢53名の第1次南極観測隊隊員がタロ、ジロを含む22頭の樺太犬と共に東京湾より南極観測船「宗谷」で南極へ出発。 アカ(稚内) アンコ(苫小牧) クロ(利尻) ゴロ(稚内) ジャック(利尻) シロ(利尻) シロ子(稚内) ジロ(稚内) タロ(稚内) テツ(旭川) デリー(旭川) トム(札幌) 比布のクマ(比布) 風連のクマ(風連) ペス(利尻) ベック(利尻) ポチ(利尻) ミネ(?) モク(深川) モク(札幌) 紋別のクマ(紋別) リキ(旭川)
タロの剥製は北海道 札幌にある北海道大学農学部博物館に、ジロの剥製は東京 上野にある国立科学博物館に展示されている。
團伊玖磨は鳥好き、犬嫌いの立場から、タロとジロを題材としたラジオドラマの音楽の仕事を断ったとエッセイ「パイプのけむり」の中で語っている。
参考サイト(樺太犬3兄弟の写真提供)
樺太犬タロ・ジロの一生 – 稚内市青少年科学館
http://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/kagakukan/
南極観測樺太犬 – 稚内市役所
http://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/
南極物語のテーマ(ヴァンゲリス)
関連エントリー
迷い犬(保護犬)からの手紙 http://masaokato.jp/2010/04/28/072545
南極 カテゴリのアーカイブ http://masaokato.jp/blog/international/antarctica
加藤 雅夫
@bihorokato 美幌音楽人加藤雅夫(北海道美幌町)のツイート
「南極観測樺太犬タロジロ、愛と希望と勇気をありがとう!」
加藤 雅夫 (bihorokato) on Twitter http://twitter.com/bihorokato
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南極から北大に タロとジロ
HOKUDAI Only One! No.20
初期の南極観測隊の犬ぞりで先導をつとめた樺太犬、タロ。その後、南極に取り残されながらも、マイナス40℃の厳しい環境を生き抜き、1年後に救出されたことで有名です。このタロのはく製が、北大植物園の博物館に保管されていることはあまり知られていません。なぜ、タロが北大植物園にいるのでしょうか? (hokudaionlyone)
加藤 雅夫 より 2011 年 1 月 14 日 01:39