Hokkaido Heritage “Pearson Memorial House” (Kitami) ②

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ピアソン記念館(北海道遺産、Pearson Memorial House)
 ピアソン記念館は、北見の創成期の精神・文化などに大きな役割を果たしたアメリカ人宣教師ピアソン夫妻の私邸を、記念館として復元したものである。この私邸は、ピアソン夫妻が15年間にわたって生活した木造2階建の西洋館で、建築技師のウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計により建設された。この記念館は、ピアソン夫妻の功績を広く知らせるだけではなく、ヴォーリズが設計した日本最北の建築物を保存するという機能をもっている。 (Wikipedia


ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrell Vories)

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オルガンを弾くヴォーリズ氏。写真の提供は、ヴォーリズ博物館(ヴォーリズ・ミュージアムhttp://vories.com/

ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880年10月28日 – 1964年5月7日)は、アメリカ合衆国に生まれ、日本で数多くの西洋建築を手懸けた建築家であり、ヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)の創立者の一人としてメンソレータム(現メンターム)を広く日本に普及させた実業家でもある。そしてまたYMCA活動を通し、また「近江ミッション」を設立し、信徒の立場で熱心にプロテスタントの伝道に従事した。よく「宣教師」と紹介されるが、彼はプロの牧師ではなくキリスト教徒伝道者である。讃美歌などの作詞作曲を手がけ、ハモンドオルガンを日本に紹介するなど、音楽についての造詣も深かった。 (Wikipedia

 
Yoshikazu Matsuoka(松岡義和、北見ピアソン会理事長)
 1938年、北海道常呂郡訓子府町生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。北海道網走管内で美術教師を歴任。市立名寄短期大学教授、学長を経て、名誉教授。大空町図書館長。この間、芸術教育研究に携わり、芸術教育の会会長、芸術教育研究所客員研究員、北海道手作り絵本の会会長、NPO法人ピアソン会理事長
 昭和36年から10年間、NHKの学校放送「みんなのくらし」のシナリオを執筆。1962年に手掛けた脚本・上演の「まわせ水車」が、日本児童演劇協会地域児童文化功労賞と文化庁優秀舞台奨励公演に選定。平成元年、北海道民間教育団体連絡会石附賞(実践部門)を受賞。平成16年、名寄市文化賞受賞。

 

ピアソン会が22年道総会 – 北見・網走・オホーツクフリーペーパー 経済の伝書鳩(2010年05月25日の記事)

 
「語り部活動」「ピアソン学講座」実施へ
 北見市内のピアソン記念館を管理するNPO法人ピアソン会(松岡義和理事長)の22年度総会が22日、市内のホテル黒部で開かれ、講師を学校に派遣する「語り部活動」など事業計画を決めた。

ヴォーリズ建築全国大会の概要公表
 北見市内のホテル黒部で

 総会では例年同様、今年度もコンサートや企画展の開催、関係資料の調査研修、復刻・出版などの事業実施を決めた。新規事業として、小中学校などに講師を派遣する「語り部活動」、一般市民を集めて開く「ピアソン学講座」(仮称)を実施する。これらは、地元住民にピアソン氏の功績についてより理解を深めてもらう狙いで、事務局長は「北光社移民団を率いた坂本直寛とピアソン氏と結びつきなどをより多くの人に伝えたい」としている。

 今年で4回目となるヴォーリズ建築の全国大会は、同会と北見実行委員会が主管し、北見市内で開催。総会では大会の成功に向け準備に万全を期すことを確認した。

 総会後には同会理事が「北見市民とピアソン記念館」と題し講演。ピアソン氏とヴォーリズ氏の足跡や両氏に縁のある人物などを紹介。大正4年にヴォーリズ氏が北見を訪れたことを記す教会の記録など情報収集の成果を報告した。(柏)

 
10月のヴォーリズ建築全国大会
フォーラムや講演、演劇など
バスツアーも実施

 ヴォーリズ建築文化全国ネットワークの第4回全国大会(10月16、17日)の概要がほぼ固まり、総会で公表された。
 16日は北見芸術文化ホールで午前中に総会を行い、午後1時からフォーラムを開催。ピアソン邸がヴォーリズ氏の設計によるものであることを明らかにした大阪芸術大学の山形政昭教授、ピアソン会理事の伊藤悟氏らが講演する。

 午後3時半からは、松岡理事長の作・演出による演劇「ピアソン夫妻とヴォーリズ」を上演する。

 翌17日は同記念館、ハッカ記念館などを巡るバスツアーを行う。

 問い合わせは同会(TEL 0157−31−1215)へ。

経済の伝書鳩 http://denshobato.com/

 
※ 関連リンク

ピアソン記念館(旧ピアソン宣教師夫妻邸)/北海道文化資源DB
http://www.pref.hokkaido.jp/kseikatu/ks-bsbsk/bunkashigen/parts/1150.htm

北見ピアソンホテル(Kitami Pierson Hotel)
http://www.piersonhotel.co.jp/

William Merrell Vories – ヴオーリズ委員会
 建築家WMヴォーリズの日本における社会活動の足跡や建築作品集などを紹介。 http://www.omi8.com/vories/index.html

 
※ 関連エントリー (Masao Kato)

北海道遺産「ピアソン記念館」(北見市)①
http://masaokato.jp/2010/06/05/083850

北海道遺産「ピアソン記念館」(北見市)③
http://masaokato.jp/2010/06/05/083701

 
※ Twitter

加藤 雅夫(bihorokato) on Twitter
http://twitter.com/bihorokato

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5 件のコメント

  1. 松岡義和さん: とても懐かしい写真をご覧ください
    北見市立富里小中学校(大正8年4月1日開校、昭和63年3月31日閉校)

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    現在は、
    工房とみさと

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    写真の提供者:
    学舎の風景 http://ponsyuto.shime-saba.com/

    加藤 雅夫 より 2010 年 6 月 7 日 01:09

  2. 父と娘のギター二重奏「優しさごっこ

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    昭和60年、松岡義和(Yoshikazu Matsuoka、北見市富里小中学校の教師)のお世話で「スクールコンサート」を行いました。楽しい思い出をありがとうございます。(いつまでも忘れません

    美幌音楽人 Masao Kato
    http://masaokato.jp/

    加藤 雅夫 より 2010 年 6 月 7 日 01:26

  3. 10月16日・ヴォーリズ建築文化…

    全国ネットワークの全国大会 北見芸術文化ホールで
     一般市民向けフォーラムも
     ヴォーリズ建築文化全国ネットワークの第4回全国大会が16日(土)午前10時から、北見芸術文化ホールで開かれる。実行委はこれに合わせて同日午後から、一般市民向けのフォーラムを開催。多くの来場を呼び掛けている。

     同ネットワークは米国出身の建築家、ウイリアム・メレル・ヴォーリズ氏の建築物を守る全国組織。交流や研究を目的に毎年、全国大会を開いている。北見に日本最北のヴォーリズ建築、ピアソン記念館がある縁で、22年度の開催地に決まった。

     フォーラムは午後1時からの基調講演と、同3時半からの演劇の2部構成。講演はNPO法人ピアソン会の伊藤悟理事や、ヴォーリズ研究の第一人者で大阪芸術大学の山形政昭教授が、ヴォーリズとピアソン宣教師の関係などについて語る。

     演劇は北見市民劇場の旗揚げ公演。同会の松岡義和理事長が脚本を手掛けたフィクションで、遊郭設置反対運動などピアソン夫妻の功績を伝える。

     入場料1500円。演劇のみは千円(中高生500円)。詳細は同会(TEL 0157−31−1215)へ。(匡)

    伝書鳩Web 2010/10/09掲載(北見市/告知)

    加藤 雅夫 より 2010 年 10 月 9 日 14:21

  4. ヴォーリズ建築の全国大会 北見で初の道内開催
     ヴォーリズ建築文化全国ネットワークの第4回全国大会が16日、北見芸術文化ホールで開かれた。初の道内開催で、地元・北見のNPO法人ピアソン会をはじめ、滋賀県や兵庫県などから会員計38人が出席。ヴォーリズ建築マップの作成を盛り込んだ22年度事業計画案や予算案を決定し、ヴォーリズ建築の後世への継承をあらためて誓い合った。

    建築物の継承誓う 全国マップ作成も決定
     同ネットワークは米国出身の建築家、ウイリアム・メレル・ヴォーリズ氏(1880年−1964年)の建築物を後世に継承する全国組織。交流や研究を目的に毎年、全国大会を開いている。

     開催地は輪番制で、開催地の会員が代表幹事を務める仕組み。日本最北のヴォーリズ建築、ピアソン記念館がある縁で22年度の開催地が北見市に決まり、ピアソン会の松岡義和理事長が代表幹事となった。

     松岡理事長は「ピアソン記念館がヴォーリズ建築と判明したのは平成7年。その後、記念館は北海道遺産に選定され、北見の観光資源になった。日本最北のヴォーリズ建築があることを光栄に思います」とあいさつ(写真)。小谷毎彦市長が「今後も記念館を守っていきたい」と表明した。

     ヴォーリズ建築マップは全国各地に点在するヴォーリズ建築をまとめて紹介するもので、持ち運びができるハンドブック形式を検討。今年度中に完成させ、建築物の紹介とネットワークの会員拡大に役立てる考えだ。

     来年度の全国大会は東京都内で開かれる。(匡)

    伝書鳩Web 2010/10/18掲載(北見市/行事・文化・歴史)

    加藤 雅夫 より 2010 年 10 月 18 日 17:27

  5. ヴォーリズ関連ニュース: 【北見】米国人建築家ウィリアム・ボーリズ(1880~1964年)の建築物の保存活動をしている「ヴォーリズ建築文化全国ネットワーク」の第4回全国大会が16日、北見芸術文化ホールで開かれた。 (北海道新聞)

    「ヴォーリズ建築文化全国ネットワーク」第4回全国大会 – 北海道新聞 http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/eventdata/105840.html

    ボーリズ建築の保存へ 全国大会 北見 – 北海道新聞〔文化〕 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/255855.html

    加藤 雅夫 より 2010 年 10 月 18 日 17:50

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