網走刑務所の新型コロナ対策について
網走刑務所の新型コロナ対策について
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マスクは〝自給自足〟 2020/05/21掲載(網走市/社会) 感染予防に網走刑務所 / 新型コロナウイルスの感染拡大について、刑務官を含め1千人規模となる網走刑務所の危機感は相当なものだ。もし、被収容者への感染が確認されたら―と想像するだけでも緊張する。網走刑務所の新型コロナ対策について調べてみた。 保健所と連携、PCR検査可能に / 網走刑務所には、5月3日時点で695人が収容されている。刑務官を含む職員は約250人で、〝塀の中〟には常に700人以上がいるわけだ。 新型コロナウイルスの感染が国内で拡大する中、法務省は数回にわたり、全国の刑務所に対して感染予防策を徹底するよう指示を出している。 記者は網走刑務所に電話取材した際にまず、網走市民も入手困難な状況が続くマスクについて聞いてみた。 「被収容者すべてにマスクの着用を義務づけています」と応じてくれたのは、同刑務所の担当者。では、そのマスクはどのように確保しているのだろうか? マスクは被収容者が手作りしているのだ。網走刑務所は矯正作業の一環として、エプロンなどを被収容者に作らせている。マスクを作る道具は備わっているため、〝自給自足〟できるのだ。 被収容者1人に2枚ずつを配り、着用を徹底させている。「出所後も困らないよう、刑務所で作ったマスクを持たせて出所させています」(担当者) 刑務所内での感染予防で重要なのは外部の人間との接触だ。 網走刑務所内では今年1月以降、基本的に被収容者と(弁護士などを除く)一般人の面会は中止にしている、ただ、緊急性がある場合などは可能としている。 また、東京を中心に本州から網走刑務所に送られてくる被収容者はストップしている状態。被収容者は来ない一方で出所する者はいるため、新型コロナ問題を機に網走刑務所の被収容者は減少の一途をたどっている。 業者の出入りも必要最低限にしている。可能な限り、外部の人を刑務所内に入れないことが、最大の防御と考えているようだ。 もし、感染の疑いがある被収容者がいたらどうするのか? 網走刑務所は網走保健所と連携し、刑務所内でPCR検査を実施できる体制を整えている。また、刑務所内には感染症用の隔離室もあり、万が一の際を見据えた対策は講じている。 網走刑務所は「刑務官を含む職員の緊張感は相当なもの。早い終息を願うばかりです」と話していた。(大) (オホーツクの日刊フリーペーパー経済の伝書鳩)
網走刑務所(あばしりけいむしょ)は、法務省矯正局札幌矯正管区に属する刑務所。犯罪傾向の進んだ者(再犯者・暴力団構成員)、執行刑期10年以下の受刑者の短期収容を目的とする刑事施設。日本最北端の刑務所で、網走川の河口近く、三眺山の東側に位置する。 概要 / 耕種農業、畜産農業、林業を営む農園刑務所。自給用を中心に馬鈴薯、南瓜、野菜類、金時豆、小豆、永年牧草、肉牛を生産している。木工作業は小物民芸品の製作を中心とし、ニポポは年間約4,000本を生産している。窯業作業は、オリジナル製品(三眺焼)として食器、花瓶などの小物製品を中心に生産している。 昭和中期まで使用されていた教誨堂、五翼放射状平屋舎房といった明治、大正時代の大型木造建築物は、博物館網走監獄に移築され保管されている。 (網走刑務所 – Wikipedia
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