内視鏡の手術支援ロボット「ダヴィンチ」(北海道北見市の北見赤十字病院)
内視鏡の手術支援ロボット「ダヴィンチ」(北海道北見市の北見赤十字病院)
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北見赤十字病院・前院長が退任?2019/05/09掲載(北見市/社会)
特別顧問に…地域医療への情熱これからも / 北見赤十字病院と地域医療の発展に、長く心を注いできた同病院の吉田茂夫氏が3月末で院長職を退任した。常々「拠点病院としての責任」を口にしてきた吉田氏。今後は特別顧問として見守っていく。 2008年に就任。人と設備、ソフトとハードの両面で尽力した。 「今となっては懐かしい思い出ですが順番からいうと新病院建設、それから内科医退職問題がやはり印象深いですね」と振り返る。「職員が一致して取り組んでくれたおかげ。地域の反対意見もありましたが、首長さんをはじめ多くの方々とよく話し合えたのが大きかったと思います」 地域の医療機関との連携にも尽力してきた。「今では紹介率が70%近くとすごく良いですし、救急患者も多く搬送されます。かつて紹介率20~30%というときもありました。困ったときの関係も今はすごく良いと思います」 昨年暮れには脊椎外科手術をサポートする最新システム、今春には手術支援ロボットダヴィンチと、次々と最新機器を積極的に導入した。特にダヴィンチへの思い入れは強く、「これが発表されたときから導入したかった。自分が病気したらこの治療を受けたい」 最先端医療を取り入れていくのは三次医療の役割。「患者さんが本当に大変なときに助かる。それでこそ地域住民に理解してもらえる」と考える。「どんどん新しい医療が入って来るから医者は常に勉強しなければならない。漫然としていたらダメ。それらを含めて医師達に選ばれる、就職したいと言われる、高い医療の質の病院でありたい」。今後も内科医として外来に立つ。(寒) (オホーツクのフリーペーパー経済の伝書鳩)
北見赤十字病院が手術ロボ導入 2019/05/09掲載(北見市/社会・健康)
内視鏡手術支援ダヴィンチ… より安全・正確に / 北見赤十字病院は、内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入した。従来の腹腔鏡手術をさらに進化させ、患者の負担が少なくなるよう開発されたハイテク技術で管内では初めて。当面は前立腺がん手術に限定して運用する。札幌や旭川に行かなければ受けられなかった手術がオホーツク圏で可能になる。
10日に一般公開 / 実施を前に同病院の前院長で現・特別顧問の吉田茂夫氏が導入を報告。「ダヴィンチを知ったときから導入したかった。拠点病院として責任がある。質の良い手術をこの地で-という念願が実現する」と稼働開始を見守る。 吉田氏によると「前立腺疾患は年々増えている。繊細な組織で手術中の出血量も多い。体に負担を掛け、術後の尿漏れなどの心配もあった」そう。医者が直接患部にふれる従来の手術は細かな動作の際に器具の先端が小さくブレることがあるが、ロボットが手術するダヴィンチでは執刀医はコンソール(操作装置)のモニターに映し出される3D映像に集中。ハンドルとフットペダルでカメラや鉗子(かんし)を取り付けた4本のロボットアームを操作し、代わってロボットが手ブレ補正を行った上で動作する。執刀医が仮に誤った動きをしても補正により組織を傷つける心配は少なく、出血量も大幅に抑えられるそう。腹部に1~2センチの小さな穴を助手用を含め6カ所開けるだけで済むため、患者の体への負担が軽く、術後の回復も早い。 良いことだらけだが、機器や洗浄器などが高額なのがネック。日本赤十字社の十数病院で共同購入をすることで導入が実現できた。 同病院では昨年12月から半年近く掛けて導入準備を進めてきた。前立腺がんのほか今後は肺がんなど呼吸器疾患の手術も手掛けていく予定だ。 吉田氏は「より安全な医療を提供するというのが目的。三次医療圏には必要な機器だ。これからも医療の進歩とともにどんどんロボットや人工知能による治療が増えていく。その第一歩です」と自身も大いに注目している。 同病院はダヴィンチの一般公開を10日(金)午前10時~午後2時、本館1階で行う。(寒) (オホーツクのフリーペーパー経済の伝書鳩)
「ダヴィンチ」 2019/06/06掲載(北見市/社会)
内視鏡手術支援ロボット / 北見赤十字病院が導入で一般公開 / 北見赤十字病院に導入された内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」が一般公開された。通院者ら約100人が見守るなか、荒川穣二院長は1階ロビーに展示された機器を前に「オツク圏に住まわれる方々も、ほかのどこの地域とも変わりない医療が受けられるよう努めていきたいと意欲を示し、最先端機器を紹介した。 アメリカ・インテュイティブサージカル社が開発。道内では札幌、旭川を中心に導入されていたが、オホーツク圏の病院にはこれまで入っていなかった。 北見赤十字病院は当面、前立腺がん手術に限定使用。医者が遠隔操作で手術でき、器具の先端が手ブレを補正。荒川院長は「出血量が10分の1以下に抑えられる」などと利点を挙げ、医師のストレスも少なく患者の術後の回復も早いことを紹介した。 公開に来場した市民は「これはすごい。長生きしなければね」などと話し、モニターに映し出されるロボットが小さな折り紙を折る様子に見入っていた。 同病院では今後、呼吸器疾患の手術にも活用していく構え。(寒) (オホーツクのフリーペーパー経済の伝書鳩)
da Vinci(ダ・ヴィンチ)こと、da Vinci Surgical System(ダ・ヴィンチ・サージカルシステム、ダ・ヴィンチ外科手術システム)は、米国インテュイティヴ・サージカル社が開発したマスタースレイブ型内視鏡下手術用の手術用ロボット。名称はレオナルド・ダ・ヴィンチにちなむ。 (da Vinci (医療ロボット))
北見赤十字病院(きたみせきじゅうじびょういん)は、北海道北見市にある病院。通称北見日赤病院。 概要 / オホーツク圏唯一の救命救急センターがあり、地方センター病院、周産期母子医療センター、がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院、北海道災害拠点病院などの様々な高度機能を担う地域の中核病院になっている。施設の老朽化・狭隘化に伴い、中心市街地活性化の一環として北見市役所庁舎跡地に新病棟を建設した。3階上空通路で接続している北海道立北見病院はオホーツク圏唯一の心臓血管外科がある病院であり、一体的な医療提供を構築することによって救急・急性期医療の充実化を図っている。 (北見赤十字病院 – Wikipedia)
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