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北光中学校野球部（北海道北見市）

北光中学校野球部（北海道北見市）

2015年04月05日(日) 0:54
カテゴリ: Facebook, Twitter, お知らせ, オホーツク, スポーツ, 北海道, 北海道人, 北見市, 日本
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北光中学校野球部（北海道北見市）
Hokko junior high school Baseball team (Kitami, Hokkaido)

連載小さなチームの大きな挑戦 (1)
2015/04/04掲載（北見市／スポーツ・本紙連載）

北見北光中野球部12人
北見北光中学校野球部が3月、静岡県で開かれた第6回全日本少年春季軟式野球大会に出場した。昨秋の全道中学新人戦を勝ち、北海道第1代表として堂々参戦した。管内チームと道代表がそれぞれ、これまで成し得ていない目標を胸に、部員12人の小さなチームが挑戦した。同野球部通信「一球入魂」（喜多哲也監督発行）より、戦いぶりを連載で紹介する。 (寒)

管内初の初戦突破へ
1回戦の相手は、長崎県代表の佐世保市立日野中学校。九州チャンピオンとの対戦となった。打力が持ち味の攻撃型のチームという直前情報だった。

データ通り、背番号5が先発してきた。
北光中は1回裏、先頭の結城が四球を選び、パスボールとボーク、2番上坂の四球で無死1、3塁のチャンス。1死後、上坂が2盗。4番松岡のセカンドゴロで3塁走者結城が本塁を突くも、惜しくもタッチアウト。2死になるが、5番松下の時にキャッチャーが低めのボールをそらし、その間に3塁走者上坂がホームイン。相手のミスにも助けられ、北光中は幸先よく先制した。さらに2回裏、1死から7番小西がライト線へ2塁打。8番黒田の四球に続き、9番千葉がレフト前に弾き返し、ワンアウト満塁とする。ここで1番結城が四球を選び、押し出し。その後も追加点のチャンスが続いたが、スクイズがファールになるなど詰めの甘さもあり、これ以上の得点を挙げることができなかった。

北光中の先発は、エースの上坂。
初回、3番打者にセンター前に弾き返されたが、2つの三振を奪う上々の滑り出し。3回以降毎回のようにランナーを背負うが、冷静なピッチングで要所を踏ん張り、強打の日野中学校打線をヒット3本に抑え、本塁を踏ませなかった。北光中の攻撃陣は日野中学校の3投手の前になかなかヒットを放つことができなかった。それでもランナーが意表を突き、3盗や積極果敢な走塁で相手投手に常にプレッシャーを与え続けた。ノーサインで盗塁を試みた場面も3度。「とても良かったと思う」と喜多監督。「九州チャンピオン相手に臆することなく、堂々と戦ってくれた北光中12人の選手。緊張もあったとは思うが、自分達が冬場やってきたことをこの全国大会の1回戦で出すことができたのではないだろうか。守りのミスもいくつかあったが、それを皆でカバーし合い、みごと初戦を突破。翌日の2回戦にコマを進めた。

「ナイスゲームだったぞ」
この大会には管内から3年前、北見東相内中がやはり前年の全道大会を優勝し、出場している。しかしその時は、1回戦で前年優勝の関東・東京代表の鐘ヶ淵イーグルスとあたり、1－3で惜敗した。東相内中が果たせなかった全国1勝を北光中が成し遂げた。みごとな初戦突破だった。

【1回戦】
日野中学校
0000000＝0
110000X＝2
北見北光中

＜つづく＞

（掲載写真）
開会式で胸を張って入場行進する北見北光中（北光中野球部後援会撮影）