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日加タイムス e-nikkaからのメールニュース。（2014年10月9日の配信）

日加タイムス e-nikkaからのメールニュース。（2014年10月9日の配信）

2014年10月10日(金) 6:34
カテゴリ: Facebook, Twitter, e-nikka, お知らせ, カナダ, トロント, 北海道人, 国際, 日本, 日本映画, 観光, 音楽
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日加タイムス e-nikkaからのメールニュース。（2014年10月9日の配信）
E-mail news from Canada and Japan Times e-nikka. (Delivery of October 9, 2014)

今週のe-nikkaから
2014年（平成26年）10月9日号

日加タイムス e-nikka
編集長・色本信夫

「一世デー」に出席した最高齢の女性・上高原ふみさん106歳（前列左）、男性・石河省三さん99歳（同右）。（後列左から）お二人を祝福する中山泰則トロント総領事、千鶴子夫人、ゲーリー川口JCCC理事長（10月５日、トロント日系文化会館にて）
【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

相続法専門の日本人弁護士としてトロントからハミルトンにかけて活躍するスミス希美（のぞみ）さん（ダーモディ法律事務所にて）
【「今週のトピックス・ひと」をご覧ください】

ケベックシティー近郊ル・マシフからベイ・サン・ポール方面を望んだ紅葉風景。右側奥はセントローレンス河（10月１日、撮影：デムスキー恵美）
【「読者ひろば」をご覧ください】

ノバスコシア州ハリファックス市の日本レストラン「だるま寿司」では、BC州に移転した経営者・山本秀樹さんの後を継いでウエートレスの後藤亜実（ごとう・あみ）さんが２代目オーナーとして大奮闘（リポート・宮野智子）
【「ビジネス訪問」をご覧ください】

バンクーバー生け花協会所属の草月、池坊、小原、華道すみ、山月の各流派が出展する合同展覧会が開かれ、作品約50点が展示された。在バンクーバー日本国総領事館開設125周年記念行事の一環として開催。写真は秋の風情を表現した草月流の作品（10月４日ー５日、オークリッジ・ショッピングセンター内オーディトリアム）撮影・妹尾翠
【「写真リポート」をご覧ください】

【視点】

こんどは日本人のイスラム過激派武装組織参加のニュースが・・・

先週号本欄で、中東の過激派武装組織に参加するカナダの若者たちについて述べたが、こんどは日本の若者がイスラム国（ISIS）の戦闘員に加わるためシリアに渡航しようとしていた計画が発覚、日本出発直前に捜査の手が入ったというニュースが報じられた。
この人は北海道大学に在籍の学生で26歳。現在、休学中だという。警視庁は10月６日、彼を任意で事情聴取すると同時に東京・杉並区の宿泊先を家宅捜索した。かけられた容疑は刑法第93条「私戦予備および陰謀の罪」。一般の人はもとより、法曹関係者にとってもなじみがない法律だという。
彼はイスラム教徒で、今年の夏ごろ杉並区に引っ越し、20代～30代の男性４人で共同生活をしていた。秋葉原の古書店に求人広告のチラシが張られていたのを目にする。
「求人　勤務地：シリア　詳細：店番まで」
ずいぶん簡単な文面だが、彼は店員を通じて募集主と連絡を取り、イスラム研究の元大学教授やフリージャーナリストらと会い、シリア行きを計画したとみられる。
同じ求人チラシには、このほか「勤務地：新疆ウイグル自治区　職種：警備員　備考：中国語不要、暴力に耐性のある方」というのもあった。
シリアもウイグルも、世界の目が注がれる紛争地域だ。日本でこのような「求人」を出すのは常識では考えられないが、すぐさま「応募」するほうも異常だといえないだろうか。彼の背景やシリア行きの動機などは今後の捜査を待たなければならない。
そうした中、NHKが10月７日のニュース番組で、シリアで「イスラム国」とは別のイスラム過激派組織に戦闘員として加わっていたという日本人のインタビューを放送していた。
この人は鵜澤佳史という男性で、年齢が26歳。去年４月、トルコの国境からシリアに入国し過激派組織に参加したと話す。テレビの画面で見るかぎり、一見、ふつうの青年のような面持ちだ。
シリアに入国したあと、イスラム教に改宗、イスラム過激派のメンバーに引き合わされたという。最初はライフル銃を持って活動拠点の警備をしていたが、去年５月、シリア政府軍がいた刑務所を襲撃する戦闘に参加した。その際、政府軍の砲撃を受け重傷を負った。自分で撮影したのか、砲弾の破片が刺さったという腿（もも）や膝、ふくらはぎに包帯を巻いた写真を見せる。その数、20カ所とか。現地の病院で手当てを受けたあと、日本に帰国した。
NHKのインタビューでは「特に主義主張はないが、戦ってみたかった」とさらりと言ってのける。まるでテレビゲームで遊んでいるかのような感覚に思えた。
このほかにも、中東の紛争国に行く計画を立てている日本の若者、あるいは、すでに入国している人がいるのではないかと推測される。
折も折、10月７日、カナダでは連邦議会下院で、スティーブン・ハーパー首相の保守党が上程したイラク空爆決議案が157票対134票の与党賛成多数で可決された。賛成多数といっても、その差は大きくない。
これからカナダ軍はイラクへの空爆を実行することになる。それがエスカレートしてシリア空爆に進むかも知れない。そうなると、イスラム過激派組織に参加している日本人がカナダ軍の攻撃を浴びて犠牲になる可能性も出てくるだろう。悲しいことだ。

それでは、今週も「e-nikka」をご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【ひと】
「依頼者の気持ちになって考える」をモットーに
相続法専門の弁護士、スミス希美（のぞみ）さん

【ビジネス訪問】
ハリファックスの日本レストラン「だるま寿司」
ウエートレスから２代目経営者になった後藤亜実さん

【写真リポート】
バンクーバー生け花協会所属の各流派が出展
美しい秋の彩りに心なごむ思い

【今週のおすすめ本】
葉桜の季節に君を想うということ
歌野晶午
文藝春秋
724円

＜読者ひろば＞

【オピニオン】
日本の３博士にノーベル物理学賞
賞が実用的成果に変わってきた傾向を喜ぶ

「陶芸ビエンナーレ展」勝谷由美子さんも出展
10月24日～11月７日ガーディナーミュージアム

秋晴れに映える
ケベック州シャルルボワ地方の紅葉

＜コミュニティー・ニュース＞

講演会「現代日本のデザイン」
10月23日（木）午後、BC大学

バンクーバー日系センター、11月１日（土）
三代目林家菊丸さん古典落語公演会

日加の作家トークショー、10月24日国際交流基金
芥川賞作家・中村文則／サスペンス作家・Vicki Delany

大好評の日本野菜に大勢の買い物客が・・・
バンクーバー日系センター「秋の収穫祭」

上高原ふみさん106歳、石河省三さん99歳
「一世デー」で高齢者の皆さん祝福受ける

カルガリー日本映画祭
10月25日（土）映画２本上映／日本食試食

バンクーバー総領事館開設125周年記念講演会
第５回「1990年代までの戦後補償運動」10月28日（火）

デザイン評論家・柏木博＆建築家・中村好文両氏講演会
10月18日（土）午後、国際交流基金トロント

＜カナダニュースダイジェスト＞

ハイスクール生徒２人、ランチタイムに銃撃受け死亡

＜お店掲示板＞

シーボーントロント代理店
カナダ産「松茸」お店で販売します

＜おでかけガイド＞

【美容・ファッション】
ウイメンズ・ショー
11月7日～９日コンベンションセンター

【農業・家畜・馬のショー】
冬のロイヤル農業博覧会
11月７日～16日、エキシビションプレース

【バンジョー】
バンジョー奏者ベラ・フレックコンサート
10月22日（水）マーカムシアター

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