常呂川本流の水質調査 (北海道 北見市)

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常呂川本流の水質調査 (北海道北見市)
Water quality survey of Tokorogawa mainstream (Kitami, Hokkaido)

常呂川水系水質調査
2013/05/16掲載(北見市/社会)

糞便性大腸菌
若松橋~忠志橋に汚濁源?

常呂川水系環境保全対策協議会は24年度の常呂川水系水質調査の結果をまとめた。汚濁要因になる大腸菌群は、端野橋(図参照)から下流で環境基準を大幅に超えることが多く「汚れた状態」が24年度も続いている。今回の調査では水の透明度、紫外線と糞(ふん)便性大腸菌の死滅時間などを検討した結果、糞便性大腸菌の汚濁源が若松橋から忠志橋間にある可能性が示された。

大腸菌群数が環境基準超え
依然「汚れた状態」

調査は常呂川の上流から河口まで11地点で水を採取し、汚濁の要因になる物質などを測定している。大腸菌群、糞便性大腸菌もそのひとつ。中でも糞便性大腸菌は動物、人の糞便から検出される菌で体外では増殖しないため指標として採用されている。 大腸菌群、糞便性大腸菌の数は計測する月や天候によって大きく変化し、汚濁が進んでいるように受け止められることがある。このため、毎月1回行う同協議会の調査のほかに、網走開発建設部の大腸菌群の調査、北見大橋で毎週1回行う水質調査、紫外線による糞便性大腸菌の死滅時間の検討データを参考に検討した。 その結果、24年7月に忠志橋(グラフ参照)で測定された糞便性大腸菌数3万7000個(水浴基準は1000個)の汚染源は忠志橋上流で橋に近い地点から突発的に流入したことが推測された。 9月には端野橋(同)で6500個が測定され、その下流でも高い数値が出ていたが、若松橋では水浴基準を下回っていたことから、報告書は「若松橋の下流に汚濁源があることを示唆している」としている。 同協議会は北見市、訓子府町、置戸町で組織している。常呂川水系の中・下流域が行政区域にあたる北見市は畑地などからの糞便性大腸菌流入防止に向け、情報収集と啓発に力を入れる考えだ。 (粟)

常呂川水系水質調査 – 経済の伝書
denshobato.com/BD/N/page.php?id=69973

大腸菌群数が基準値超過
2014/07/17掲載(北見市/社会)

常呂川本流の一部で

北見市環境審議会が14日、端野総合支所で開かれた。市が25年度の環境調査結果を報告。大気調査とダイオキシン類調査で異常はなかったが、常呂川本流の水質調査では一部で大腸菌群数の環境基準値超過があった。審議会は市に原因の究明と対策の実施を求めた。

原因究明と対策を市に求める
北見市環境審議会、25年度調査結果受け

常呂川本流の水質調査は11地点で1年間に複数回行っており、大腸菌群数や汚れの目安となる生物化学的酸素要求量(BOD)などの数値を環境基準値と比較している。大腸菌群数については、7地点で環境基準値を超過した時期があった。 また、環境基準値の設定されていない小河川の水質調査では、市内の入馬川でBODの高い数値が観測された。市は「引き続き調査が必要」としたが、委員から「調査を続けるだけで5年、10年が経過している状況もあるのでは」と改善を求める厳しい指摘もあった。 同審議会は市の環境行政に関する諮問機関。今回は2年間の任期満了に伴う委員改選後の初会合で、桜田真人市長が委員に委嘱状を交付した。委員は公募2人を含む16人。会長に北見工業大学バイオ環境化学科教授の堀内淳一氏を選任した。 (匡)

大腸菌群数が基準値超過 – 経済の伝書鳩
denshobato.com/BD/N/page.php?id=79828

関連記事

大腸菌
大腸菌(だいちょうきん, Escherichia coli)は、グラム陰性の桿菌で通性嫌気性菌に属し、環境中に存在するバクテリアの主要な種の一つである。この菌は腸内細菌でもあり、温血動物(鳥類、哺乳類)の消化管内、特にヒトなどの場合大腸に生息する。 O157(オーいちごなな)は、O抗原が157番の大腸菌である。一般には特に腸管出血性大腸菌O157:H7(Escherichia coli O157:H7)のことを指す。(ja.wikipedia.org/wiki/大腸菌

関連サイト

常呂川水系水質調査の実施 | 北見市
www.city.kitami.lg.jp/docs/4662/

常呂川水系環境保全対策協議会 | 北見市
www.city.kitami.lg.jp/docs/2011121600039/

北見市環境審議会 | 北見市
www.city.kitami.lg.jp/docs/2011080200059/

北見保健所 – オホーツク総合振興局
www.okhotsk.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kth/

網走開発建設部のホームページへようこそ!
www.ab.hkd.mlit.go.jp

関連エントリ

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3 件のコメント

  1. 公害苦情処理件数
    過去5年で最多38件

    北見市が25年度まとめ
    悪臭、騒音 さまざま

    北見市は25年度の公害苦情処理件数をまとめた。件数は前年比7件増の38件で、過去5年で最多となった。 市は公害に関する苦情を悪臭、騒音、振動、大気汚染など項目別に分類している。25年度の苦情は悪臭が15件で最も多く、次いで騒音が11件、大気汚染のばい煙が5件だった。 悪臭に関する苦情は「道路上にごみがあふれ、油がもれている」「堆肥臭がひどい」「排気ガスのにおいがする」などさまざま。騒音は工事現場に対するものが多かった。市はこれらの案件について聞き取り調査を実施しており、すべてを解決済みとしている。 21~24年度の苦情件数は年度別に22、25、26、31件で、年々増加。25年度を含むこの5年間の総数は142件で、内訳は騒音が52件で37%、悪臭が39件で27%となっている。 (匡)

    公害苦情処理件数 – 経済の伝書鳩
    http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=79829

    加藤 雅夫 より 2014 年 7 月 19 日 04:18

  2. 北見市の一般ごみ…
    4年連続増

    北見市は25年度の一般廃棄物処理実績をまとめ、17日に市クリーンライフセンターで開かれた市廃棄物減量等推進審議会に報告した。家庭系と事業系を合わせたごみの量は前年比105トン増の4万6414トンで、4年連続の増加となった。1日1人当たりのごみの量は1030グラムで、前年比11グラム増となった。

    25年度実績を廃棄物減量等推進審議会に報告
    前年比105トン増、1日1人当たり1030グラム

    ごみの量は19年度5万340トン、20年度4万5867トン、21年度4万5364トンと減少が続いたが、それ以降は22年度4万5457トン、23年度4万5825トン、24年度4万6309トンと増加に転じている。 市は一般廃棄物処理基本計画(21~30年度)で減量化を掲げており、1日1人当たりのごみ量について30年度の目標を971グラムと設定。当初の目標は755グラムとしていたが、達成が難しいため中間見直しで下方修正した。 25年度で4年連続して増加したことを受け、委員からは「目標達成のためには具体策が必要」「各自治区のごみの状況を踏まえて、自治区別の取り組みが必要では」との意見が出された。 市は広報きたみ7月号でごみの減量化の特集を組んでおり「生ごみの水切り処理と堆肥化で、ごみを効果的に軽くすることができる。市民に啓発したい」と理解を求めた。 同審議会は市長の諮問機関。学識経験者や教育関係者ら16人以内で構成する。今回は任期満了に伴う委員改選後の初会合で、15人が委員として委嘱を受けた。委員長に北見工業大学教授の堀内淳一氏が選任された。 (匡)

    北見市の一般ごみ… – 経済の伝書鳩
    http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=79867

    加藤 雅夫 より 2014 年 7 月 19 日 12:36

  3. 水防の基礎を学ぶ

    網走川・常呂川流域の市町職員ら
    北見河川事務所が技術講習会

    大雨災害のシーズンに備える網走開建北見河川事務所主催の水防技術講習会が16日、北見市ひかり野の北見水防拠点で行われた。網走川・常呂川流域の自治体や消防関係者ら100人余りが参加し、水防の基礎技術を学んだ。 講習は23年から始まり、25年は大規模な水防演習が行われ、講習は3回目。参加者には自治体関係者のほか、河川管理の協力業者や土木建設会社などの社員もいて、全体の3分の1が水防講習は初体験となった。 まずは水防工法についての解説があり、水防工法の基礎となるロープの結び方や実際に砂を使った土のう作りを体験した。堤防が水で削られることを軽減させる「木流し工」の講習では、高さ5メートルほどのヤナギの生木を使い、堤防沿いに木を流す方法を学んだ。参加者達は木の幹に土のうを結びつけて堤防に杭で固定し、川の中に入れる一連の作業を体験。この日の講習成果を生かした水防工法の重要性を身をもって確認していた。 (澄)

    水防の基礎を学ぶ – 経済の伝書鳩
    http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=79868

    加藤 雅夫 より 2014 年 7 月 19 日 12:44

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