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日加タイムス e-nikkaからのメールニュース。（2014年7月3日の配信）

日加タイムス e-nikkaからのメールニュース。（2014年7月3日の配信）

2014年07月04日(金) 2:21
カテゴリ: Facebook, Twitter, e-nikka, お知らせ, カナダ, スポーツ, トロント, 北海道人, 北米, 国際, 日本, 日本映画, 観光, 音楽
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日加タイムス e-nikkaからのメールニュース。（2014年7月3日の配信）
E-mail news from Japan-Canada Times e-nikka. (Distribution of July 3, 2014)

今週のe-nikkaから
2014年（平成26年）7月3日配信

日加タイムス e-nikka
編集長・色本信夫

スペイン南部マラガのコミュニティー祭りでフラメンコを踊る子供たち（撮影：いろもとのりこ）
【「世界の街角から・アンダルシア」をご覧ください】

スペイン・マラガ近郊海岸のレストランの小屋。ここで魚を焼いてお客に供する（撮影：色本信夫）

トロントの絵本作家／画家、飛鳥童（あすか・わらべ）さんが入院中のベッドの上で湧いてきたイマジネーションをもとに制作した作品「森のメリーゴーランド」油彩（1994年）
【「アートエッセー・わらべの楽苦画記」をご覧ください】

トロント・ジャズ・フェスティバルでサクソフォンを奏する「村川佳宏カルテット」の村川佳宏さん（６月28日、トロント市庁舎前広場）Photo by Emi Demski
【「今週のトピックス・フォトエッセー」をご覧ください】

トランペットの名手、「アンソニー・ファング・クインテット」の曽根麻央さん（６月28日、トロント・ジャズ・フェスティバルにて）Photo by Emi Demski

【視点】

カナダ人の配偶者の国内移民申請手続き、求められる迅速化

カナダ国籍の人と結婚した外国人がカナダ国内で永住権を取得するのが難しくなるだろうという記事が６月29日付トロントスター紙に載った。それによると、カナダ人の配偶者（外国籍）がすでにカナダに入国・滞在して、永住権を申請している場合、未処理の申請書類が多すぎて、カナダ移民局が審査に費やす時間がかなり長引くことが予想される。そのため、関係者の間で「Inland Sponsorship Program」（国内申請プログラム）が遅かれ早かれ取り止めになるのではないかと危惧（きぐ）する声があがっているという。
現在の時点では、カナダ人と結婚した外国籍の配偶者は、カナダに合法的ビザで滞在しているのであれば、カナダ国内で永住権を申請することが許されている。
あるいは、外国籍の配偶者は自分の出身国に帰って、そこから申請をすることもできる。
しかし、大部分の夫婦はカナダに留まって申請することのほうがいいと考える。その理由として、カナダで今、就職している仕事をあきらめることは無理だと考える人がいる。または申請者が自国で審査結果を待つのは、長い年月にわたることもあり得るので、夫（あるいは妻）と離れて暮らすのは難しいと考える人もいる。
国内申請と国外申請ともに、基本的に２つのステップ審査をパスしなくてはならない。一つは、カナダ国籍の夫（または妻）の身元引き受け能力があるか。二つ目は、外国籍の夫（または妻）の身上調書がクリアされたかどうか。これには、犯罪記録がないこと、健康状態が良好であることを証明する事項が含まれる。
現在、国内申請の書類がどのくらい滞っているのか、明らかにされていないが、カナダ国内で新規に申請した人のうち、第一次書類審査に回されているのは年間8,000人ほど、全体数のたったの５分の１しかいないと見られる。
スター紙の移民問題担当リポーターは、いくつかの実例を挙げて、政府の移民審査の遅れによる問題点を突く。
アルバータ州フォートマクマレーに住むポーランド出身のアンナ・ドロズドウスカさん（30歳）はカナダ人のマルコス・カルバーリョさん（37歳）の妻。アンナさんは結婚後、昨年７月にスポンサーシップ永住権の申請書類を提出したが、いまだに第一次審査もされていない。ケミカルエンジニア（化学技術者）の資格を持っているが、労働許可がないため就職できない状態でいる。「政府はカナダ人の夫に私と離れて暮らすことがないようにカナダの国を出て二人でポーランドに行けと言いたいのか」と不満をもらす。
トロントのカナダ人、キャサリン・アーバークロンビーさん（41歳）は昨年３月、アメリカ人のジェームス・ボードウィンさん（35歳）と結婚、10月に夫のスポンサーになるとしてジェームスさんの移民申請をした。そのとき移民局のウェブサイトには「第一次審査は６カ月以内には終わるでしょう」と出ていた。しかし、何も始まっていない。コンピューターネットワーク・セキュリティースペシャリストのジェームスさんは、永住権がないため職に就けず、妻キャサリンさんの収入で生活している状態だ。
似たような境遇の人は多くいるものと推測される。日本人の関係者の中にも「見通しが立たず困っている」という人がいるにちがいない。政府は永住権の国内申請システムをもっと迅速に運営できるよう改善する努力が必要であろう。

それでは、今週も「e-nikka」をご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【世界の街角から】
太陽と白壁の家、フラメンコ、オリーブ・・・
スペイン・アンダルシア地方を行く　（１）
歴史と漁港の街、マラガ（Malaga）

【アート・エッセー】
わらべの楽苦画記（らくがき）
絵本作家／画家・飛鳥童の人生航路
第30 回　カナダ総督文学賞審査員任命編

【フォトエッセー】
世界のトップアーティストが勢ぞろい
画像でふり返るトロント・ジャズ・フェスティバル

【シリーズ不動産】
家、購入時の予算とモーゲージ
（その２）諸費用

【モントリオール楓美短歌】
七月詠草

【今週のおすすめ本】
ネイマール　父の教え、僕の生きかた
ネイマール／著　ネイマール・ジュニア／著　マウロ・ベティング／著　イヴァン・モレー／著　竹澤哲／訳
徳間書店
1800円（＋税）

＜読者ひろば＞

日本が誇る文豪、芹沢光治良
「人間の運命」完全版完成
没後20年記念出版、全18巻（勉誠出版）

シングルマザーをサポートするグループ
JSSで発足、参加者募集中！

JSSクラフトクラブ・７月スケジュール
９日（水）ハワイアンキルト
16日（水）手編み大好き講座

「ブラウントラウトの大きいのを釣りました！」
オンタリオ州エローラ、グランドリバー

【訃報】
コースト・ホテル経営オカベ・ノースアメリカの上級副社長
内藤周八氏が死去、54歳

＜コミュニティー・ニュース＞

「JCピクニック」雨のち晴れ
カレドンプレースでゲームなど楽しむ

祭りジャポン「MATSURI JAPON」
８月９日（土）モントリオール

＜カナダニュースダイジェスト＞

オンタリオ州新総督にエリザベス・ダウデスウェル氏指名

エジプト系カナダ人ジャーナリストに懲役７年の判決

＜おでかけガイド＞

「カリバナ・トロント」７月31日～８月３日
８月２日（土）北米最大のカリバナ・パレード

スカーボロ・リブフェスト
８月１日（金）－４日（シビックホリデー）

ホット＆スパイシーフード祭り
８月15日（金）～８月17日（日）

バリー市「ケンペンフェスト」
８月１日（金）～４日（シビックホリデー）

音楽の祭典「Festival of the Sound 」
７月18日～８月10日パリーサウンド

スカーボロのローレンス・アベニュー
「夏祭り」７月４日（金）－６日（日）

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