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ソチ五輪のカナダ選手たち

ソチ五輪のカナダ選手たち

2014年02月14日(金) 22:46
カテゴリ: Facebook, Twitter, e-nikka, お知らせ, オホーツク, オリンピック, カナダ, スポーツ, ソチ, トロント, ロシア, 北海道, 北海道人, 北米, 国際, 日本, 日本映画, 観光, 音楽
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トロントから、
e-nikkaメールニュースが配信されました。
日本と世界各地の皆様へご案内いたします。

日加タイムス e-nikkaのメールニュース。（2014年2月13日の配信）

今週のe-nikkaから
2014年（平成26年）2月13日号

日加タイムス e-nikka
編集長・色本信夫

ソチ冬季オリンピック女子モーグルでモントリオールの Dufour-Lapointe 姉妹が金と銀を獲得した。左が金メダルの妹 Justine（19歳）、右は銀メダルの姉 Chloe（22歳）（２月８日）Photo credit COC
【「今週のトピックス・ソチ五輪」をご覧ください】

ソチ五輪の男子カーリングでスウェーデンと対戦するカナダの選手たち（２月11日）Photo credit COC

2013年度新企会奨学金授与式にて（後列左から）鵜飼優衣、ブレット・ヒスカ、石原杏菜、（前列左から）深田崇之、向井和、大坪萌の各奨学生（２月９日）
【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

ケベック州ロレンシャン地方にあるスパ「Polar Bear’s Club」。雪景色の中で湯けむりが立ち上がる風情は北国ならでは・・・（写真・小柳美千世）
【「冬のケベック探索」をご覧ください】

カナダ移民の歴史、多民族社会の形成について歴史学者ヴァレリー・ノールズ氏の著書を細川道久氏（鹿児島大学教授）が日本語訳した本「カナダ移民史」が明石書店から出版された
【「新刊紹介」をご覧ください】

【視点】

話題豊富なソチ冬季オリンピックをテレビで楽しむ

ソチ冬季オリンピックは今や、たけなわ。カナダではNHKの五輪報道が放送権の都合により見られず、残念だが、CBCやアメリカのテレビ放送で実況中継を流しているので、それを見ながら、日本とカナダの選手を応援している。
２月11日には、女子スキージャンプの高梨沙羅選手（17歳）とカルガリーの田中温子選手（22歳）のジャンプを見守った。
結果は、沙羅選手が決勝４位、あともう一歩というところでメダルを逃した。カナダの田中選手も12位という不本意な成績に終わった。二人ともベストスリーに入ってほしかったのだが・・・。次の機会に期待しよう。
スピードスケート男子500メートルは、２月11日、メダル確実と思われていた加藤条治選手（29歳）が５位に沈んだ。これが最後のオリンピックとなる長島圭一郎選手（31歳）も６位とふるわず、悔し涙をのんだ。
５回目のオリンピックに挑戦したフリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子選手（34歳）はメダルには手が届かず、「有終の４位」を飾った（２月９日）。
その一方で、メダル獲得数の少ない日本勢にあって、弱冠15歳と18歳の若者が銀と銅を取って話題を呼んでいる。
銀メダルはスノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢（ひらの・あゆむ）選手だ。平野選手は、新潟県村上市の出身で中学３年生。雪国育ちで、４歳のころから兄といっしょにスノーボードを始め、小学４年生から多くのコンテストに参戦するようになったというすごい経歴の持ち主だ。ソチの銀メダル表彰の式場で、あまり感動する様子もなく、あっけらかんとした表情がテレビに映し出されて、意外に感じた。
銅メダルは平野選手と同じ種目で、奈良県生まれの平岡卓（ひらおか・たく）選手（18歳）。彼もモーグルスキー選手だった父親の影響で３歳のときからスキーを始めたという。
ところで、２月11日のクロスカントリー競技でハプニングが起きたのをご覧になりましたか？　1,700メートルのコースでゴールまであと数百メートルの地点に差しかかったロシアのアントン・ガファロフ選手が突然何かにぶつかり転び、倒れたままになった。はいていたスキーが壊れている。周囲の観戦者はただ見ているだけで誰も彼の所に行こうとしない。そこに居合わせたカナダのクロスカントリー・コーチ、ジャスティン・ワズワース氏がスペアとして持参していたスキーを抱えてガファロフ選手に駆け寄り、素早く壊れたスキーと取り替えた。ガファロフ選手は、そのスキーでゴールまでたどり着くことが出来た。
メディアはこの様子をトップページに掲載。「カナダのコーチが真の金メダルに値する行為を演じた」と賞賛した。
コーチが後でメディアに語るには、「クロスカントリーでカナダはまったく成績が悪くて気がむしゃくしゃしていた。そこにロシアの選手が転倒して困っているのを見て、とっさに助けに行っただけさ」。ちょっといい話といえよう。
ソチ五輪では、これからも栄光のメダル以外に心温まるストーリーが生まれるかも知れない。楽しみだ。それにしても、大会の開幕前にあれほど懸念していたテロ事件は、今のところ、起きていない。警備当局の努力は相当なものと想像する。２月23日の閉会式まで何もトラブルが起こらないことを願うのみである。

それでは、今週も「e-nikka」をご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【熱戦展開】
ソチ五輪のカナダ選手たち
カナダ・オリンピック委員会提供の写真

【新刊紹介】
「カナダ移民史　多民族社会の形成」
ヴァレリー・ノールズ＝著／細川道久＝訳

【冬のケベック探索】
湯気の向こうに見える冬景色
SPA: POLAR BEAR’S CLUB

【短歌】
モントリオール「楓美」
２月詠草

【シネマ散歩道】
ナチスに奪われた芸術作品を守り抜いた男たちの実話
The Monuments Men

【今週のおすすめ本】
軍師の境遇
松本清張
角川書店

＜読者ひろば＞

タオサンガセンター
２月－３月のクラス＆イベント予定

JSS「若返りクラブ」俳句会
２月句集（2014 年）

＜コミュニティー・ニュース＞

「懸け橋プロジェクト」で訪日したリバーデール高校生
奈良女子大附属中等教育学校の生徒とトロントで再会

東カナダ日本語教育合同研修会、多数の参加者で盛況
「低年齢幼児期における日本語教育現場の変化と課題」

オンタリオ州日本語弁論大会
３月８日（土）トロント大学で開催

ハープとバイオリンのデュオ X［iksa］（イクサ）公演
３月19日（水）ヨークビル HELICONIAN Club

新企会の奨学金授与式＆新春会
幅広い世代が参加、交流を深める

ＪＣＣＣ春祭り
３月１日（土）＆２日（日）

MＥTの安楽真理子さんハープコンサート
4月27日（日）ロイヤルコンサバトリー

池坊華道会トロント支部
３月30日（日）JCCCで「春のいけばな展」

＜おでかけガイド＞

コンテンポラリー・アートショー
２月21日～23日、ベターリビングセンター

フィギュアスケートのスター選手たち
５月にトロントとハミルトンで公演

キューバン・サルサの若手バンド「ティエンポ・リブレ」
２月28日（金）マーカムシアター

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