2月15日、「北京の想い出 -城南舊事」 (上映のお知らせ)
- 2014年02月12日(水) 12:01
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林海音:
有人得意、看背影就可以知道。有人失意、聴脚歩音就可以知道。
(得意げな人は後姿を見れば分かり、失意にある人は足音を聴けば分かる)
東京都文京区にある現代中国映画上映会(現中映)から 2014年2月上映会のニュースレターが送られてきました。映画ファンにご案内いたします。
上映日、2月15日(土)
中国映画 「北京の想い出 (城南舊事)」 上映のお知らせ
2月15日(土)《北京の想い出》上映のお知らせ
現代中国映画上映会現代中国映画上映会です。 次回の定期上映会は、2月15日(土)に、1920年代の古きよき北京を舞台にした物語《北京の想い出》を上映します。 上映会場は文京シビックセンターの2階にあるシビックホール(小ホール)です。 皆様のご来場をお待ち申し上げております。
現代中国映画上映会
www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/第499回現代中国映画上映会(定期上映会)
上映作品: 劇映画《北京の想い出》 1982年/上海電影制片厂/16mm/カラー/シネスコ/98分/日本語字幕スーパー/第2回マニラ映画祭(1983年)グランプリ受賞作品
原題: 城南旧事(My Memories of Old Beijing)
原作: 林海音『城南舊事』(1960年発表)
監督: 呉貽弓(ウー・イーゴン)
改編: 伊明(イー・ミン)
撮影: 曹威業(ツァオ・ウェイイェ)
美術: 仲永清(ヂョン・ヨンチン)
主演: 沈潔(シェン・チエ)、鄭振瑤(ヂェン・シェンヤオ)、張閩(チャン・ミン)、張豊毅(チャン・フォンイー)、厳翔(イェン・シャン)、袁佳英(ユェン・ヂアイン)
上映日時: 2月15日(土) 午後6:55上映開始(開場は6:35)
上映会場: 文京シビックホール(小ホール)(文京区役所がある文京シビックセンター2F)
東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅 直結
都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 直結
地図: www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/civic.htm
会場費: 1200円(会員)、1600円(非会員)
入会金: 600円(一般会員、同時入会可、有効期間1年)1920年代の北京。古きよき北京の雰囲気が色濃く残る時代だった。今は台湾に住む林英子(リン・インヅ)は、かつて住んだ北京の城南にある胡同(フートン)に遊んだ子供時代を懐かしく想い出していた。そこには物売りがあふれ、ラクダが郊外から出入りし、活気にあふれたところであった。 北京の城南に住む5歳の英子。彼女の家は比較的裕福だった。家の近くにある惠安会館の前にはいつも秀貞(シゥヂェン)という女がぼうっと佇んでいた。彼女は英子のいいお友達だった。しかし、学生運動に熱心な彼女の恋人は警察に捕まって行方不明になっており、しかも子供までさらわれて彼女は気がふれていた。彼女の子、佳子(ヂアヅ)は養父母に虐待されたため秀貞に保護されていたのだ。秀貞は英子と一緒に佳子の実の親を探すが汽車に轢かれて非業の死を遂げてしまった…。 ほどなくして別の家に引っ越した英子。学校に上がった彼女は家の近くにある荒れ果てた屋敷に出入りする男と知り合った。弟想いの彼は実はこそ泥。弟を学校にやるための泥棒だったのだ。警察に捕まったその男は目くばせしながら英子の前から消えた。 林家のお手伝いさんの宋さんには子供がおり、英子の弟と一緒に仲良く遊んでいた。しかしある日、英子が学校から戻ると宋さんが号泣している。子供が溺れ死んだというのだ。失意の彼女は林家から去っていった。 英子と弟をかわいがってくれた最愛の父親。進歩的学生の良き理解者だった父親も肺ガンを患い逝ってしまった。 みんな彼女の元から去ってしまった。そして彼女自身、北京から去り、今は懐かしくその時代を想い出している…。
本作は、台湾の女性作家・林海音(1918~2001)の短編小説を上海映画制作所が1982年に映画化したものである。1983年のマニラ映画祭でグランプリを獲得した他、金鶏賞の最優秀監督賞・最優秀助演女優賞・最優秀音楽賞を獲得した。監督・呉貽弓の日本公開作としては本作の他、《孔家の人々》がある。 林海音は大阪で生まれ、5歳のとき父母に連れられて北京の城南に移り住んだ。それから1948年に台湾に帰るまでを北京で過ごした。本作の原作は、彼女が1960年に台湾で発表した2冊めの短編小説集『城南舊事』の表題作で、故郷の台湾に帰ってから子供時代を過ごした北京を懐かしく想って書いた短編小説である。映画全編に流れる童謡『旅愁』のメロディは懐かしさの感覚をよりいっそう確かなものにしている。 なお、こそ泥は今や大俳優となった張豊毅が演じている。
※スチール写真などは次をご覧下さい。 www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/future.htm
発信者: 現代中国映画上映会
現代中国映画上映会 www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/
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旅愁 (唱歌)
旅愁(りょしゅう)は日本の詩人である犬童球渓が明治40年(1907年)に詞を訳した翻訳唱歌である。 1907年8月に発表された音楽教科書「中等教育唱歌集」で取り上げられて以来、日本人に広く親しまれてきた。原曲はジョン・P・オードウェイ(John P. Ordway)による“Dreaming of Home and Mother”(家と母を夢見て)という楽曲である。2007年(平成19年)に日本の歌百選の1曲に選ばれた。 中国では、李叔同の作詞により『送別』の題で広く知られている。日本と同様にアメリカ音楽だと気がつかない人も多い。1982年の中国の映画『北京の思い出(城南旧事)』(沈潔主演)でも劇中歌として使われた。李叔同は1907年当時日本留学生であったから、日本でこの曲に接し中国語で作詞した可能性がある。(wiki/旅愁_(唱歌))
城南旧事
『城南旧事(じょうなんきゅうじ)』は台湾の女性作家・林海音(リン・ハイイン)が、子供時代から青年期までを過ごした北京の思い出を元に綴った自伝的小説。林海音の代表作であり、台湾の文学史において懐郷文学と称される作品群の代名詞的な作品でもある。 映画: 1982年、中国で呉貽弓監督よりに映画化された。邦題は『北京の想い出』。ビデオ未発売。 天真爛漫な主人公の少女・林英子(リン・インズ)を演じた沈潔が多くの人々の心を奪い、1980年代の中国映画を代表する作品の一つとなった。劇中では日本で親しまれている唱歌の『旅愁』が使われている。(wiki/城南旧事)
音楽動画
送别 Dreaming Of Home And Mother ❉ 清明時節三月天 ❉ – YouTube
《送别》 (cover) HQ 电影《城南旧事》插曲 yuanyuan88 园园 – YouTube
送别 李叔同 (弘一大师) Song of farewell by Li SHU TONG – YouTube
関連サイト
李叔同 送別 現代中華通俗詩 詩詞世界 碇豊長の詩詞:漢詩 xiandaitongsushi
www5a.biglobe.ne.jp/~shici/tongs11.htm
詩詞世界 碇豊長の漢詩 わたしのおもい
www5a.biglobe.ne.jp/~shici/zhuzhang.htm
詩詞世界 一千五百首詳註 碇豊長の漢詩(詩詞 唐詩 宋詞 Shici Shijie)
www5a.biglobe.ne.jp/~shici/
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2月15日(土)の上映会は予定通り開催します
現代中国映画上映会
現代中国映画上映会です。
2月15日(土)は降雪による交通機関の混乱が予想されますが、当日の上映作品《北京の想い出》は予定通り上映を行います。
公共交通機関が運行を停止していても、ダイヤが大幅に乱れていても、上映会は予定の時間に予定通り開催します。
ただし、大規模停電や大規模災害、火災などの理由によりシビックホールが利用できなくなった場合はその限りではありませんが、東日本大地震当日を除いて過去にそのような例はありません。
なお、会場販売物品については当日の状況を見て現場で展示販売数を判断する可能性があります。
皆様のご来場をお待ち申し上げております。
発信者: 現代中国映画上映会
http://www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/
加藤 雅夫 より 2014 年 2 月 14 日 15:49