Home
Facebook
中村ゆきさんのドキュメンタリー映画

中村ゆきさんのドキュメンタリー映画

2013年03月09日(土) 7:26
カテゴリ: Facebook, Twitter, e-nikka, お知らせ, アジア, カナダ, スポーツ, トロント, 北海道人, 北米, 国際, 地震, 日本, 日本映画, 映画, 東アジア, 観光, 音楽
この記事へのコメントはまだありません。

トロント（カナダ）の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2013年（平成25年）3月7日（木曜日）号が送られてきました。日本の皆様にご案内いたします。

今週のe-nikkaから　2013年（平成25年）3月7日号

日加タイムス e-nikka　編集長・色本信夫

トロントの絵本作家／画家、飛鳥童（あすか・わらべ）さんが1976年スペイン滞在中に英国のギャラリーの注文に応じて描いた作品「タイヤ遊び」（12号、アクリル画）　【「今週のトピックス・わらべの楽苦画記（らくがき）」をご覧ください】

オンタリオ州ロンドン市のテムズ川沿いにたたずむ近代的な美術館。同市では３月11日から17日まで世界フィギュアスケート選手権大会が開催され、各国からの訪問者でにぎわう（撮影：平田誠）　【「今週のトピックス・ロンドンだより」をご覧ください】

大西洋に浮かぶポルトガル領マデイラ島のトレッキングルート、サンタナヘの人工水路「レヴァダス」（撮影：トロント・牧野憲治）【「今週のトピックス・世界の街角から」をご覧ください】

2012年ロンドンオリンピック女子柔道カナダ代表のケリタ・ズパンシック選手が「春祭り」開催中のトロント日系文化会館の道場で柔道を指導（３月３日）写真：籔静子　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

ペルー日系人協会の常重セサル元会長と同氏らが編さんした日本人のペルー移民百年記念誌。後ろの女性はペルー移住史料館の清水テレサ館長（３月２日、リマ市の日系ペルー人文化会館にて）撮影：色本信夫　【インタビュー記事は近日掲載します】

世界文化遺産、ペルーのマチュピチュ。雨季にもかかわらず、この日は好天に恵まれ絶好の見学日和だった（３月５日）撮影：いろもとのりこ　【この記事は近日、「世界の街角から」に掲載します】

【視点】

「３・１１」あれから２年、復興はかどらない被災地の現実
あの忌まわしい東日本大震災から３月11日でちょうど２年。被災地では復旧・復興作業が思うようにはかどっていないという話を耳にする。もちろん、復興に向けてがんばっている多くの人たちの姿も報道されている。一方、被災者に支援の手を差しのべる運動は日本の国内、国外を問わず盛んに行われており、今なお進行中のものもある。
カナダでも邦人・日系人コミュニティーはもとより、カナダ人社会、エスニックグループの人々など、じつに大勢の皆さんがさまざまな方法で義援金集めなど尽力してくれた。
その中のひとつ、トロント日系文化会館（ＪＣＣＣ）では、震災発生直後、緊急コミュニティー会議を開き、いち早く「ＪＣＣＣファウンデーション日本地震救済基金」を立ち上げ、義援金募集を開始した。以来、地元トロントはもとよりカナダ各地からチャリティー活動で集まったお金が送られてきた。ＪＣＣＣ関係の義援金は、現在、およそ150万ドルに達している。
３月２日、同基金のシャリ・ホサキ委員長、ＪＣＣＣのゲーリー・カワグチ理事長らが義援金の贈り先について公表した。それによると、ＪＣＣＣの日本地震救済基金は、東北の生徒・学生たちに奨学金として贈られることになるという。
このほか、カナダ赤十字や慈善団体などを通じて寄付金を日本に送った団体や個人、宮城教育大学（仙台市）の被災孤児学生を対象に奨学金を贈った新企会、ミシサウガの小学生が「一人１バッグ」運動で集めた文房具や運動着などを無料で岩手県大船渡市の小学校に輸送した物流会社、おにぎり販売で義援金を集めたトロントの女性たち、音楽コンサートやショー、バザー、ガレージセールを開催して募金を日本に送った団体や教会、等々、枚挙にいとまがない。
東日本大震災にひどく心を痛めたトロントのＴＶ／映画プロデューサー中村ゆきさんは、３・１１のあと2011年５月、同年12月、2012年５月と計３回、被災地を取材してきた。そのドキュメンタリー映画「NEVER Forget ・ Never GIVE UP」が完成、３月10日（日）午後２時からＪＣＣＣで一般に上映される。
「震災から１年２カ月後の昨年５月には宮城県の石巻市と震源地に最も近い牡鹿半島を訪れ、復興が進んでいる土地と手つかずの土地の差を肌で感じました」と中村さん。「自力ではい上がる人や支援者の力を借りて生活の基盤を取り戻しつつある人もいます。しかし、一方では仕事にも就けず、衣食住を満たすことも出来ない被災者もいるのが現状です」と語る。
公共施設の工事が急ピッチで行われ、表面的には復興が進んでいるように見えるが、失った土地や放射能汚染の問題は更に深刻化しているという。「被災者は長期の戦いを強いられています。だから、私は映像を通して被災者を支援し続けたい」と彼女の信念を強調する。中村さんのドキュメンタリー映画は被災地の厳しい現実を私たちにじっくり教えてくれるに違いない。

それでは、今週も「e-nikka」をご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【アートエッセー】
わらべの楽苦画記(らくがき）
絵本作家/画家・飛鳥童の人生航路
第14回スペイン・シッチェス編　（前編）

【ロンドンだより（３）】
ロンドン市内の見どころを
観光局のマーティーさんに伺いました

【世界の街角から】
大西洋ポルトガル領の島マデイラ
人工水路「レヴァダス」トレッキングに挑戦

【シリーズ不動産】
家を買う、７つのステップ

【モントリオール楓美】
２０１３年３月詠草

【今週のおすすめ本】
スタンフォードの自分を変える教室
ケリー・マクゴニガル／著　神崎朗子／訳

＜読者ひろば＞

第６回翻訳・通訳ワークショップ開催します
４月27日（土）バンクーバー、日系センター

＜コミュニティー・ニュース＞

オンタリオ州日本語弁論大会に39名出場
最優秀賞はジョンヨン・キムさん

「日本文化にもっと関心を持ってもらいたい」
大勢の来観者でにぎわったJCCC春祭り

第25回BC州日本語弁論大会
自国と日本の関係を考える姿勢が目立つ

日本書道公募展、書道カナダが作品募集
応募締め切りは４月30日

山本博さん「春の墨絵展覧会」
３月13日から４月28日までINDEXG GALLERY

ＪＣＣＣ映画会「テルマエ・ロマエ」
３月28日（木）午後７時、小林ホール

トロント日系文化会館基金から
東日本大震災被災者に150万ドルの支援

石川薫駐カナダ日本大使に帰朝辞令
後任は奥田紀宏エジプト大使

＜おでかけガイド＞

アイルランドの偉大な詩人、ウイリアム・イェイツに捧げる
サラ・ジェローム「イェイツ・プロジェクト」
３月１６日（土）、ミュージックギャラリー

「One of a Kind」スプリングショー＆セール
３月27 日（水）～31日（日）Direct Energy Centre

愉快な動物やキャラクターがたくさん登場！
「Toopy and Binoo」、４月27日（土）ソニーセンター

「ビヨンセ」トロント公演
７月21日エアカナダセンター、前売り券発売中

犬・ネコ・鳥などすべてのペットショー
３月29日～31日、インターナショナルセンター

ワイン＆チーズショー
４月５日～７日、Direct Energy Centre

「今週のe-nikkaから」バックナンバーはこちらから