北海道の美幌で住民による魚道づくり

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魚道 のニュースブログ(Google 検索)

魚道(ぎょどう)は、魚の遡行が妨げられる箇所で、遡行を助けるために川に設ける工作物である。 川に棲息する魚類の中には、サケのように一生の間に川の上流と下流・海を行き来する(回遊する)種がある。しかし、川にダムや堰などの障害物が設置された場合には、魚の遡上が妨げられるため、それらの回遊する種は川に住めなくなり、その川から絶滅してしまう。歴史的には、魚道はそのような事態を防ぐために設けられ、サケ・マス・アユなどの漁業資源を保つために作られたのが始まりである。 近年では生態系保全の観点から、あらゆる魚と水生生物が対象に含められる傾向にある。(Wikipedia

美幌の「駒生川に魚道をつくる会」

2基目の簡易魚道を設置
1基目の上流は魚が増加
 美幌町内の「駒生川に魚道をつくる会」が12日、町駒生を流れる駒生川の落差工に2基目となる簡易魚道を設置した。
 駒生川は美幌川の支流。アメマスやヤマベ、サケなど多くの魚が見られるが、中流域に9基の落差工があり、サケが遡上(そじょう)できずに息絶える姿が見られる。
 同会はこの落差工に簡易魚道を整備して魚の遡上を促し、本来の生態の再生を図ろうと平成21年に発足。今年4月に1基目の整備を終えており、この日はその上流側に2基目を整備した。
 同会が10月に1基目の上流側で行った調査によると、設置前の調査では見られなかったアメマスが18匹、フクドジョウが2匹確認され、4匹だったヤマベも131匹確認された。2基目の整備でも生息域が広がる同様の効果が期待できるという。
 整備作業には同会の会員に加え、美幌川自然再生プロジェクト協議会を構成する美幌博物館の学芸員、ふるさと美幌の自然と語る会のメンバーらも協力。高さ約1.5メートルの落差工に丸太の枠を設置し、砂利などをスロープ状に敷き詰め、魚が跳び越えられる50センチほどまで段差を縮めた。
 同会は今後も効果の検証を続け、残る7基の落差工にも簡易魚道を整備する。(浩)

北見 網走 オホーツクのフリーペーパー経済の伝書鳩
2011/11/15掲載(美幌町/社会)
http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=57008

3基目の魚道に着手

美幌川自然再生プロジェクト協議会
落差工の解消を
 美幌川自然再生プロジェクト協議会が4月28日、駒生川に3基目の魚道を作り、落差工の解消を図った。
 駒生川は網走川の支流。下流ではヤマメ、アメマス、ヤツメウナギなど多くの魚の生息が確認されているが、中流に9基の落差工があり、乗り越えられる魚が限られるため、上流域では魚が少ない。
 同会は21年からこの落差工の解消に着手。これまでに下流側から順番に2基の魚道を整備してきた。昨年からこの川で生息調査をしている東京農業大学学術研究員によると、魚道がある流域では魚が増えているという。
 今回の作業には二十人ほどが参加。落差工下部に丸太と土のうを設置して約一・五メートルの落差を五十センチほどに縮めたほか、魚がそ上できる魚道を設置した。
 協議会を構成する、駒生川に魚道をつくる会の会長(70)は「下流側では効果が表れており、何よりです。今後も上流側に向かって整備を進めたい」と活動に手応えを感じている。(浩)

北見 網走 オホーツクのフリーペーパー経済の伝書鳩
2012/05/03掲載(美幌町/社会)
http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=60943

駒生川の中流域に4基の魚道完成

美幌「駒生川に魚道をつくる会」と美幌博物館が整備
 美幌町内の「駒生川に魚道をつくる会」と美幌博物館が4日と5日、駒生川の中流域に4基の魚道を整備した。今回の整備で魚道整備はほぼ完了。同会の会長(70)は「魚達が戻ってくるのを期待しています」と話している。

魚達が戻ってくるのを期待
 駒生川は網走川の支流。人工護岸が施されているが、サクラマスやアメマス、サケなど多くの魚がみられる。しかし、中流域に9基の落差工があり、魚がそ上できずに息絶える姿も見られていた。
 同会はこの状況を解消しようと、昨年4月から落差工の解消と魚道の整備に着手。これまでに3基を整備した。
 4、5日の作業には同会会員、博物館学芸員のほか、美幌川自然再生プロジェクト協議会会員、東京農業大学の学生らが参加。護岸のコンクリートにドリルで穴を開けて木材を固定し、高さ1メートルの落差を20センチ前後の階段状に改良した。
 今回で整備した魚道は7基に。残る2基はこれまで整備した落差工に比べ落差が少ないため、推移を見守り魚が行き来できないようであれば整備する考え。
 会長は「魚道は年に2基ぐらいずつ気長に整備していこうと思っていたが、1年ちょっとで達成できてうれしい。皆さんの協力のお陰です」と感謝した。同博物館の学芸員は「1つの川でこれだけ多くの落差工を住民の手で改良したのは全国でも珍しい」と話していた。(浩)

北見 網走 オホーツクのフリーペーパー経済の伝書鳩
2012/08/08掲載(美幌町/話題)
http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=63424

上流域にサクラマス産卵床

美幌「駒生川に魚道をつくる会」
 美幌町内を流れる網走川水系の駒生川(こまおいがわ)上流で、サクラマスの産卵床が確認された。町内の住民有志でつくる「駒生川に魚道をつくる会」が、昨年から今年にかけて中・下流域にあった落差工を解消した成果とみられ、関係者を喜ばせている。

成果さっそく
 駒生川はこれまでも下流域でヤマべやサクラマスなど多種類の魚が確認されていたが、中・下流域約三キロの区間に9基ある落差工の影響でそ上が妨げられていた。
 同会は美幌博物館、東京農大水産資源管理学研究室をはじめ河川管理者、自然団体など多くの協力を得て、昨年4月から落差工の解消と魚道の設置に着手。今年8月までに、落差が比較的小さい2基を除く7基を完了した。
 産卵床は、9月9日に美幌博物館が落差工より上流側で行った調査で3カ所を確認。産卵床のほか、泳いでいるヤマベやサクラマスも見られるなど、魚道の効果がさっそく確認された。
 同博物館によると、落差解消前の上流側で見られる魚は、カジカやヤツメウナギなどに限られていた。来春にも調査を行い、稚魚を確認したい考え。学芸員は「産卵床は魚道の効果。住民が中心になり、さまざまな機関・団体と協力して本来の自然を取り戻したことは珍しく、先進的なことでは」と、取り組みの意義について語っている。(浩)

北見 網走 オホーツクのフリーペーパー経済の伝書鳩
2012/09/17掲載(美幌町/話題)
http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=64419

関連動画:

魚道づくり – YouTube
魚道づくり 第2号 – YouTube
魚道づくり_角材編 – YouTube
サクラマス 駒生川 – YouTube

関連サイト:

魚道を手づくりで取り戻す <前編> |エコチャンブログ|NHKエコチャンネル
http://www.nhk.or.jp/ecochan-blog/400/125016.html

魚道を手づくりで取り戻す <後編> |エコチャンブログ|NHKエコチャンネル
http://www.nhk.or.jp/ecochan-blog/400/125023.html

シービホロ : 駒生川の魚道づくり
http://blog.livedoor.jp/shibihoro/archives/3738822.html

シービホロ
(ふるさと美幌の自然と語る会の活動情報。美幌町や周辺の自然情報を紹介します。)
http://blog.livedoor.jp/shibihoro/

ふるさと美幌の自然と語る会
http://homepage2.nifty.com/shi-bihoro/

関連エントリー:

魚道 の検索結果 – 美幌音楽人 加藤雅夫
http://masaokato.jp/魚道

ふるさと美幌の自然と語る会 の検索結果 – 美幌音楽人 加藤雅夫
http://masaokato.jp/ふるさと美幌の自然と語る会

東京農業大学 の検索結果 – 美幌音楽人 加藤雅夫
http://masaokato.jp/東京農業大学

美幌博物館 の検索結果 – 美幌音楽人 加藤雅夫
http://masaokato.jp/美幌博物館

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