現代中国映画上映会(2011年12月)

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東京都文京区にある現代中国映画上映会(現中映)から12月上映会のニュースレターが送られてきました。映画ファンにご案内します。

中国映画上映会 についてのニュースブログ記事(Google)

現代中国映画上映会です。

次回の定期上映会は、12月18日(日)にDVD上映を行います。
上映作品は次の通りです。
 1986年 劇映画《孫文》
 1987年 劇映画《子供たちの王様》
 1990年 劇映画《双旗鎮刀客》
 1997年 劇映画《榕樹(ガジュマル)の丘へ》

いずれの作品も日本語字幕がついています。
上映会場は文京シビックセンターの3階にあるシビックホール会議室です。

皆様のご来場をお待ち申し上げております。

第474回現代中国映画上映会(DVD上映会)

上映作品:劇映画《孫文》
 1986年 珠江電影制片公司 制作
 カラー/DVD/113分/標準中国語/日本語字幕スーパー
 原題◎孫中山(Dr. Sun Yatsen)
 監督◎丁蔭楠(ティン・インナン)
 脚本◎賀梦凡(フー・モンファン)、張磊(ヂャン・レイ)
 撮影◎王享里(ワン・ヘンリー)、侯咏(ホウ・ヨン)
 音楽◎施万春(シー・ワンチュン)
 旁白◎佐藤慶
 主演◎劉文治(リゥ・ウェンヂー)、張燕(ヂャン・イェン)
  劉斯民(リゥ・スーミン)、王咏歌(ワン・ヨンガー)
  王延松(ワン・イェンソン)、沈衛国(シェン・ウェイグォ)
  陳志強(チェン・ヂーチァン)、馬鴻鷹(マー・ホンイン)
  辛静(シン・ヂン)、大和田伸也、中野良子、中谷一郎

劇映画《子供たちの王様》
 1987年 西安映画制作所 制作
 カラー/ビスタサイズ/DVD/106分/日本語字幕スーパー
 原作◎阿城『孩子王』
 原題◎孩子王(King of Children)
 監督◎陳凱歌(チェン・カイコー)
 脚本◎陳凱歌(チェン・カイコー)、万之(ワン・ヂー)
 撮影◎顧長衛(グー・チャンウェイ)
 美術◎陳紹華(チェン・シァオホァ)
 主演◎謝園(シエ・ユェン)、楊学文(ヤン・シュエウェン)
  陳紹華(チェン・シァオホァ)、徐国慶(シュィ・グオチン)
  顧長衛(グー・チャンウェイ)

劇映画《双旗鎮刀客》
 1990年 西安映画制作所 制作
 カラー/ビスタサイズ/DVD/92分/日本語字幕スーパー
 原題◎双旗鎮刀客(The Swardsman in Double Flag Town)
 監督◎何平(フー・ピン)
 脚本◎楊争光(ヤン・ヂェングァン)、何平(フー・ピン)
 撮影◎馬徳林(マー・ドゥリン)
 美術◎銭運選(チェン・ユンシュェン)
 主演◎高偉(ガオ・ウェイ)、趙瑪娜(ヂャオ・マーナ)
  常江(チャン・ジァン)、孫海英(スン・ハイイン)
  王剛(ワン・ガン)

劇映画《榕樹(ガジュマル)の丘へ》
 1997年 珠江電影制片公司 制作
 カラー/ビスタサイズ/DVD/93分/日本語字幕スーパー
 原題◎安居(Live in Peace)
 監督◎胡炳榴(フー・ビンリゥ)
 脚本◎馬衛軍(マー・ウェイヂュィン)
 撮影◎鄭華(ヂェン・ホァ)
 美術◎許暁力(シュィ・シャオリー)
 音楽◎程大兆(チェン・ダーヂャオ)
 主演◎潘予(パン・ユィ)、白雪云(バイ・シュエユィン)
  孫敏(スン・ミン)、王虹(ワン・ホン)

上映日時:12月18日(日) 開場は上映開始の各10分前(作品毎入替え)
 午前10:20~ 孫文
 午後0:40~  子供たちの王様
 午後2:50~  孫文
 午後5:10~  双旗鎮刀客
 午後7:00~  榕樹(ガジュマル)の丘へ
上映会場:シビックホール会議室(文京区役所がある文京シビックセンター3F)
 東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅 直結
 都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 直結
 地図: http://www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/civic.htm
会 場 費:700円(会員=1作品につき)
 ※非会員・期限切れの方は要入会
 ※《榕樹(ガジュマル)の丘へ》は無料上映
入 会 金:600円(一般会員、同時入会可、有効期間1年)
 8100円(フリーパス会員、同時入会可、有効期間1年)

《孫文》
 19世紀末。300年の長きにわたり中国を支配してきた清朝は腐敗の極みに達していた。国土の多くは外国に支配され、人民の暮らしは貧しく、まさに中国は存亡の危機にあった。民と祖国を省みない清朝を倒し、そんな中国を救うために立ち上がった男、孫文(1866.11.12~1925.3.12)。中国では孫中山(スン・ヂョンシャン)または孫逸仙(スン・イーシエン)という名前で呼ばれている。
 10回にわたる武装蜂起はいずれも失敗に終わった。日本を経て世界各国に亡命の旅を続け、革命資金を調達し続ける孫文。三民主義を唱え、共和制の中国を作ろうとした孫文の戦いを支えた人たちの中には多くの日本人たちもいた。
 蜂起に幾度となく失敗したものの、ついに1911年の辛亥革命を成功させ、最後の皇帝・溥儀(プーイー)をその座から引きずり降ろした孫文は、アジア最初の共和国“中華民国”の臨時大統領に就任した。しかし孫文の前には、数多くの難関が待ち受けていた。
 ようやく成立した共和国の基盤は強くなかった。袁世凱(ユェン・シーカイ)は自ら皇帝になろうとしたし、各地で軍閥が割拠し始めていた。秘書として孫文をかげで支えた宋慶齢(ソン・チンリン)は彼と結婚し、共に中国革命を闘い抜く決意を示した。
 南方の広東に政府を樹立し、国民党と共産党を合作させ、黄埔軍官学校を設立した孫文は北伐を進めようとしていた。しかし、その体はガンに蝕まれていた。革命家・孫文はその志の半ば、有名な遺訓「革命未だ成らず」を残し、1925年3月12日に北京で62歳の一生を終えた。その遺志を引き継いだのは妻・宋慶齢であった。

 この映画は、日本にもゆかりの深い中国革命の父・孫文の生涯を描いたスケールの大きな作品で、生誕120周年を記念して1986年に制作されたものである。中国国内の最も権威ある金鶏賞・百花賞の最優秀作品賞を同時に受賞したことは特筆に値する。日本各地でも一大ロケが敢行され、中野良子や大和田伸也など日本人も多数出演している。

※本作は10月に上映した《孫文~100年先を見た男》とは別作品です。
※本作は日本版フィルムが既に破棄されており、DVD以外の方法でご覧になるこ
 とは不可能です。

《子供たちの王様》
 文化大革命(1966~1976)当時の中国。山村に下放されてきた若者は、文革の混乱のため高校一年の途中までしか行っていないにも関わらず、教師として中学三年の子供たちを教えることになった。
 指導に従い、教科書に書かれた文字を板書し、子供たちにそれを写させることだけが授業だった。しかし、子供たちは全く理解したようにはみえない。自分の考えで文章を作成する能力が欠けているのだ。
 個性を伸ばそうとしない教育方針に矛盾と疑問を感じた彼は、ついに教科書を捨てる決心をし、自分の頭で考えさせるために作文だけをやらせるのだった…。

 本作は、陳凱歌自身が文革期に下放を経験したことから、その原体験を色濃く反映した異色問題作とも言われている。少ないセリフ、斬新的な影像など、『映画』に強いこだわりを見せる陳凱歌らしい作品である。

《双旗鎮刀客》
 100年近く前の西部砂漠地帯。少年剣士・孩哥(ハイグー)は馬にまたがり、城壁に囲まれた双旗鎮へ疾走していた。自分の許婚・好妹(ハオメイ)と剣の師である彼女の父親に会いに行くためだ。途中にある水飲み場で出会った剣客・沙里飛(シャー・リーフェイ)は孩哥との別れ際に「何かあったら俺を呼べ」と言い残した。
 双旗鎮は一刀仙(イータオシェン)と二爺(アルイェ)のいう名の兄弟のならず者に支配される村だった。村に着いたその日、仇討ちのため一刀仙を追ってきた二人の剣客が一瞬の早業で返り討ちにされるのを孩哥は目にした。双旗鎮は恐怖に凍り付いた。店を手伝っていた時、酒に酔った二爺が好妹を押し倒して乱暴しようとした。悲鳴を聞いて駆けつけた孩哥は無意識のうちに秘術の剣法を使っていた。二爺は血吹雪と共に倒れた。彼が人を斬ったのは初めてだった。一刀仙が仕返しに来るのは分かり切っていた。皆殺しにされるのでどうか一刀仙から守ってくれ、と懇願する村人たち。孩哥一人だけで一刀仙に勝てるだろうか。沙里飛の言葉を思い出した孩哥は馬をとばして彼を探しに出かけた。果たして孩哥は間に合うのだろうか…。

 中国のアウトバックである大西部。砂とホコリにまみれ、水のない地域を舞台にした、見る者をワクワクさせる痛快剣劇の登場。《黄色い大地》を思わせるようなショットや少ないセリフは何平の大胆な手法を際だたせている。

《榕樹(ガジュマル)の丘へ》
 改革開放の最前線、広東省の省都・広州市。近代的な都市に変貌したその片隅に昔ながらの下町がある。そこに住む白髪の阿喜(アーシー)婆さんの息子は商売に忙しく、婆さんの面倒をみられない。代わりにお手伝いさんを頼むが、婆さんのわがままに次々と辞めてしまう。次にやってきたのは農村出身の純朴な娘、姍妹(シャンメイ)。彼女は自分の店を持ちたくて出稼ぎにやってきたのだった。しかし、彼女は婆さんのわがままに耐え、次第に婆さんの本当の気持ちを理解していった。
 婆さんは息子を安心させようと、自分から老人ホームへ入ると言い出した。“お払い箱”になった姍妹は田舎に帰ることになったが…。

※《榕樹(ガジュマル)の丘へ》は無料上映ですが、非会員の方はご覧になれませんのでご注意下さい(その場でご入会いただければご覧いただけます)。

現代中国映画上映会のホームページ
http://www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/

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孫文 の検索結果 – 美幌音楽人 加藤雅夫
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