沖縄県人の熱気とパワーに感服！（e-nikka編集長 色本信夫）

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トロント（カナダ）の e-nikka編集長・色本信夫さんから、e-nikkaメールニュース配信 2011年（平成23年）10月13日号が送られてきました。日本の皆様にご案内いたします。

動画は、第５回世界のウチナーンチュ大会公式テーマソング「ニライの彼方」 作詞・作曲：新垣雄一 歌：natchy （jbqqn443）。

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今週のe-nikkaから　2011年（平成23年）10月13日号

　▲新しく着任した山本栄二トロント総領事（10月６日撮影）
　▲バンクーバーで開かれた８台のピアノ、16名のピアニスト、200名の合唱によるユニークなコンサート
　▲沖縄県那覇市の国際通りで行われた「第５回世界のウチナーンチュ大会」の前夜祭パレード（10月12日）撮影：色本信夫
　▲パレードで行進するカナダのトロント沖縄県人会「球陽会」の皆さん
　▲橋の上からサーモンを見物する人たち（10月10日撮影）
　▲トロントの「ひだまりクラブ」プリザードフラワー講習会で作られた「秋バージョン」

■沖縄県人の熱気とパワーに感服！
「第５回世界のウチナーンチュ大会」開催中の沖縄県那覇市に来ている。カナダ在住の新ウチナー民間大使の一人として参加することになったためだ（「ウチナー」とは沖縄のこと）。
大会の開催期間は10月12日（水）の前夜祭パレード、13日（木）の開会式から始まり、16日（日）の閉会式グランドフィナーレまで５日間にわたり、那覇市を中心にさまざまなイベントが繰り広げられる。
この大会には、海外移住した沖縄出身者、およびその家族、友人らが続々と故郷に帰り参加している。世界23カ国と２地域から約5200人の沖縄県系人が集っているというから驚く。
その中に、もちろんカナダからの沖縄県人もいる。お会いした沖縄カナダ協会の大山盛稔（おおやま・せいしん）会長（那覇市在住）の話によると、ＢＣ州バンクーバーから54名、アルバータ州のレスブリッジから54名、カルガリーから16名、オンタリオ州トロントから24名、そのほかの地域を含め合計168名の参加があったという。
そのカナダの県人会の会長が大会開幕に先がけて、那覇市内のホテルで直接顔を合わせて会議を開いた。広大な国土を有するカナダではそう簡単に集まれないため、大会参加の機会を生かしたもので、今回、４会長の対面は初めてだった。出席者は、バンクーバー沖縄県友愛会の花城正美会長（50歳）、カルガリーオキナワンクラブの山城清一会長（57歳）、レスブリッジ沖縄文化協会の金城嘉孝会長（58歳）、そしてトロント球陽会の当山（とうやま）ボブ会長（70歳）の４人。
会長たちは、「ウチナーンチュ大会は、沖縄に帰ってきて楽しむだけでなく、カナダでの県人会活動を相談し合える絶好の機会でもあるので、大変意義深い」と語っている。
さて、12日には那覇市内一番の繁華街、国際通りで前夜祭パレードが大々的に行われた。パレードには南米、北米、ヨーロッパ、アジア、それに日本国内の沖縄県人会など総計約4500人の沖縄県系人が参加、それぞれの国の民族衣装を着て、歌や踊りをまじえて行進した。
数が多くて圧巻だったのは、ハワイを含むアメリカとブラジル。フラダンスやサンバを踊りながら沿道を埋めた人々に愛嬌をふりまく。メキシコやアルゼンチンも負けじとマリアッチに合わせた民族舞踊、タンゴの踊り実演などで対抗。沖縄出身者および二世、三世たちが移住先の国の伝統芸術を継承して沖縄の地で披露する様子は、見ていて感動すら覚えた。
数はやや少なかったが、真っ赤なメープルの国旗と共にカナダの一団が行進してきた。カメラを向けていた筆者は、思わず大声で「カナダ！カナダ！」を連呼してしまった。
フランス、ドイツ、イギリスなどのヨーロッパ勢、タイ、フィリピン、マレーシアなどのアジア勢に続いて、ニューカレドニア（南太平洋）、ザンビア（アフリカ）の沖縄県人会もパレードに加わっていたのは意外だった。
色とりどりの国旗、民族衣装、交し合う英語、スペイン語、ブラジル語、フランス語、ドイツ語、タイ語、タガログ語、マレー語・・・この日の国際通りは、まさに沖縄出身者が故郷に持ち帰った世界各国の文化と伝統を披露する場でもあった。
そして歴史的に苦難の道を歩んできた沖縄の人々の生命力（パワー）の強さ、前向きの姿勢、陽気で友好的なキャラクターを目の前で実感として味わうという貴重な体験をさせてもらった。

それでは今週も「e-nikka」をご愛読ください。（編集長　色本信夫）

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1 件のコメント

  1. JapanCons_vanc 在バンクーバー日本国総領事館

    エア・カナダの客室乗務員組合のストが回避された旨発表されております。詳細はエア・カナダのホームページをご覧下さい。http://p.tl/xs8d

    10月15日（土）午前10時からバンクーバー美術館周辺においてデモが予定されています。不測の事態が発生することも考えられますので、当日は、報道によりデモの状況に注意を払う等、充分にご注意下さい。バンクーバー市警HPもご参照下さい。 http://vpdreleases.icontext.com/2011/10/14/occupy-wall-street-protest/

    bihorokato 加藤雅夫 より 2011 年 10 月 15 日 09:41

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