第11回学術大会(日本音楽療法学会)

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三重県伊賀市にある伊賀音楽療法研究会からメールマガジンが送られてきました。日本音楽療法学会「第11回学術大会」のご案内です。

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上の写真は、北海道東部にある阿寒湖のマリモ(毬藻)

伊賀音楽療法研究会メールマガジン4月号(No.117)

[日本音楽療法情報]
日本音楽療法学会 第11回日本音楽療法学会学術大会

【テーマ】「音楽療法の可能性と未来」~「こころ」「からだ」「社会」の視点から~
【日程】9月9日(金)…講習会。9月10日(土)…学術大会 1日目・交流会。9月11日(日)…学術大会 2日目。
【会場】富山市芸術文化ホール(オーバード・ホール)
 富山国際会議場・富山県民会館(富山市)
1) 講習会のご案内
 今回の大会テーマに沿ったかたちで心理、リハビリ・疾患、社会福祉、教育等の分野も取り入れました。
 また音楽療法関係の講師は、若い先生方にもお願いしています。斬新な視点や「原点を大切にする」視点を併せ含め、音楽療法の可能性、新たな適応分野にも視野を広げて、未来への期待を込めた内容を考えました。
 今後益々注目される地域支援の活動でユニークな実践をされている方や、障害福祉領域のテーマについてもスペシャリストをお呼びしております。そして発達障害の枠も設けました。また特に臨床での音楽療法を考える上で欠かすことのできない心理学についても多面的に学べるよう、時間がとってあります。
 現在様々な専門職ではその資格の中に「上位資格」が設けられ、そのポジションにある方が「スーパーバイザー」となり、資格取得希望者等への支援を行うシステムができています。2010年の神戸大会では、スーパービジョンのシンポジウムが行われ、また2011年3月の全国研修・講習会もスーパービジョンをキーワードとして行われる予定です。このような流れを受け、本大会でもスーパービジョンに特化した講習コースを設けました。
 なお、ワークショップでも、音楽療法の新たな技法を模索するためのアイデアを得られるような、本大会ならではのセッションを計画しましたので、ご期待ください。

第1講 10:30~12:00
「対人関係の心理学」 黒川 光流(富山大学人文学部)
「神経学的音楽療法概論」 マイケル・タウト(コロラド州立大学)
「地域におけるリソース(資源)としての音楽療法を考える」 中嶋 彩(日本臨床心理研究所)
「音楽療法におけるスーパービジョンの機能」 松井 紀和(日本臨床心理研究所)

第2講 13:00~14:30
「心理療法の理論と統合的実践」 喜田 裕子(富山大学人文学部)
「神経心理機能からみた統合失調症」 松井 三枝(富山大学大学院医学薬学研究部)
「障害福祉支援におけるチーム連携のあり方」 福岡 寿(北信圏域障害者総合相談支援センター)
「スーパービジョン(1) 知的障害児・者」(バイジー1名予定)
スーパーバイザー 鈴木 千恵子(玉川大学)

第3講 14:50~16:20
「発達障害児・者の理解と音楽療法への期待」日詰 正文(言語聴覚士)
「認知症高齢者の臨床支援における音楽療法への期待」 木戸 日出喜(医療法人社団喜生会介護老人保健施設サンセリテ)
「音楽療法における臨床評価~特別支援教育との連携のために~」 糟谷 由香(くらしき作陽大学)
「スーパービジョン(2) 精神疾患」(バイジー1名予定)
スーパーバイザー 山下 恵子(宮崎学園短期大学)

第4講 16:40~18:10
「精神科領域の音楽療法~理論と実践~」 廣川 恵理(名古屋音楽大学)
「現場で思う緩和ケアの音楽について」 小田切 佳仁(医療法人どちペインクリニック玉穂ふれあい診療所)
「地域リハビリノススメ~歌って踊れる理学療法士・発~」 中村 崇(佐久平総合リハビリセンター)
「スーパービジョン(3) 高齢者」(バイジー1名予定)
スーパーバイザー 松井 紀和
※上記の内容は変更の可能性もあります。
詳細は第3次案内(2011年3月末発行予定)でお知らせ致します。

2) 講演
基調講演「音楽療法によるいのちの癒しとその療法の普及-100歳の私が考えていること-」(県民講座併催) 9月10日(土) 日野原 重明(日本音楽療法学会理事長、聖路加国際病院理事長)
大会長講演「心理学と音楽療法」 9月10日(土) 海老原 直邦(日本音楽療法学会信越・北陸支部長、富山大学)
特別講演「神経音楽学から神経学的音楽療法へ-神経科学による音楽の新しい臨床利用-」 9月11日(日) マイケル・H・タウト(米国コロラド州立大学教授)

3) ワークショップ
9月10日(土) (1)14:00~15:30 (2)16:00~17:30
A 「音で遊ぶユーモアな表現」大友 剛(ピアノ&マジック)
B 「心に響く自然の中の音~民族楽器を使ったワークショップ」
ロビン・ロイド(民族楽器奏者・音楽セラピスト)
C 「声のお絵かき教室」おおたか 静流(ボイス・アーティスト)
9月11日(日) (1)13:45~15:15
D 「かんたんギター実践活用術~ギター奏に現れる身体性と社会性~」吉田 豊(音楽療法士)

4) 自主シンポジウム 9月10日(土)・9月11日(日)を予定
課題シンポジウムの企画についても検討中。
企画募集など、詳細につきましては第3次案内でお知らせします。

5) 研究発表(口述・ポスター)
・一般発表 9月10日(土)・9月11日(日)
・プロジェクト研究発表 9月11日(日)

6) 交流会 9月10日(土) 18:00~20:00
会場:富山第一ホテル 天平の間
(越中八尾おわら風の盆-胡弓の調べと踊りをご堪能いただきます)
参加費:5,000円 募集人数:400名
【参加申し込み方法】
大会参加・講習会・交流会・弁当(学会本部事務局受け付け)の各お申し込みを以下の要領(インターネット又は郵送・FAX)で受け付けます。当日の混乱を避けるため、是非事前にお申し込みください。
※託児が必要な方は第3次案内をご覧の上、専用FAX用紙でお申し込みください。
事前申込期間 2011年4月18日(月)~8月1日(月)
日本音楽療法学会HP http://www.jmta.jp/

日本音楽療法学会震災関連特設ページが開設されています。
現在、以下の5つの項目が掲載されています。
○日本音楽療法学会災害対策特別委員会より
○東北支部より御礼とお願い
○神戸から被災地の会員の皆様に急いでお伝えしたいこと
○災害被害者のこころのケア
○海外の音楽療法関係者/団体からのサポートの申し出 第1報
http://www.jmta.jp/disaster/index.html

 
[編集後記]
 このたびの東日本大震災によって、多くの人命が奪われましたことに哀悼の意を表するとともに、今なお避難所生活を余儀なくされております多くの被災者の皆様に心中よりお見舞い申し上げます。
 日本でも音楽療法によって被災地を支援するプロジェクトが始動し始めたようで、今こそ、音楽療法が活躍する出番ではないでしょうか。音楽が復興への道しるべになることを期待しています。 (伊賀音楽療法研究会メールマガジン編集室)

伊賀音楽療法研究会(伊賀市社会福祉協議会内) http://www.hanzou.or.jp/music/top-page.htm


手のひらを太陽に –Harmonica : クロマチックハーモニカとシンセサイザーで「手のひらを太陽に」を演奏しました♪ (southrachel
 
音楽療法 カテゴリのアーカイブ
http://masaokato.jp/blog/music/music-therapy
 

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加藤 雅夫
@bihorokato 北海道美幌町
みなさま、イランカラプテ!日本と世界の人々と共に“平和心”を大切に育てる事が私の願いです。 Guitar Mandolin Music 美幌音楽人
http://masaokato.jp/

ありがとうMT伊賀メルマガ! 頑張れ日本!
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