今週のe-nikkaから　2011年（平成23年）3月24日号

日本の大地震、津波、原発放射能について： トロント（カナダ）から e-nikkaメールニュース配信2011年(平成23年）3月24日(木曜日）号が送られてきました。e-nikk編集長の色本信夫さん、毎度ありがとうございます。


2011.03.20_SUGARBUSH MAPLE SYRUP FESTIVAL

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今週のe-nikkaから　2011年（平成23年）3月24日号

▲街頭で震災募金活動を行うゴスペル・グループの日本人学生たち（３月20日、バンクーバー・ダウンタウンのアートギャラリー前にて）撮影：妹尾翠
▲被災者救援イベントが開かれた島の会場の横断幕（３月18日、ＢＣ州ソルトスプリングアイランドにて）撮影：和田静江　【「今週のトピックス」をご覧ください】
▲山下哲生トロント総領事（右）に日本の大震災被害者へのお見舞いの言葉を伝えるデービッド・オンリー・オンタリオ州副総督とルース夫人（３月16日午後、クイーンズパークにて）　【「今週のトピックス」をご覧ください】
▲トロントのコンテンポラリー・ダンスグループ「GreenTea」の公演「Dai Don Den 3」より。「a SEEd」、ダンサーは宮本博（Photo：Cylla Von Tiedemann）　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】
▲メープルの樹液を煮詰めてシロップを作る昔からの方法（３月20日、コートライトセンター・メープルシロップ祭りにて）　【「今週のトピックス」、「e-nikkaムービー」をご覧ください】

■捜索活動の道のりはまだまだ遠い
地震、津波、放射能・・・トリプル、いやそれ以上のショックに見舞われている東北関東大震災の被災地。テレビやサイトで見る光景はじつに悲惨なものである。犠牲者に心よりお悔やみ申し上げます。また、生存して復興に向けて必死になっている方々には遠いカナダから声援を送りたい。
先週号「日本の被災家族・親戚を憂える読者の声」欄で取り上げた宮城県石巻市出身でオンタリオ州ミシサウガ市在住の読者、モガール和子さんは、その後もお兄さんの家族４人が行方不明のままだという（３月23日現在）。あの日、３月11日、集落はすっぽり津波に襲われ壊滅したという。「兄は車で逃げたのですが、別の道に向かって消息が途絶えたようです。生死の分かれ道だったんでしょうか」。
和子さんは石巻の近くの女川（おながわ）町にも親戚がいて、いとこ夫婦と義母の行方が分からないのだそうだ。さらに、石巻市釜谷（かまや）に母校の大川小学校があるのだが、津波に襲われた生徒108人のうち84人が、教師13人のうち10人が遺体で見つかったという。なんともやりきれない気持ちだ。【編集部より＝先週号で「石巻市南三陸町」とあったのは「石巻市釜谷」の誤りでした。訂正します。】
今すぐにでもカナダから飛んで駆けつけたいのだが、現地は泥にまみれたまま。足場がない。交通は遮断、自動車も入ることができず、やっと実家のある地区に自衛隊が入ったという情報が届いたばかり。今、そこに駆けつけようとしても無理な話だと、彼女はあきらめの境地だ。捜索活動の道のりは遠い。

■ドクター桑山は宮城県名取市で医療活動中
昨年９月、トロントとバンクーバーを訪れ、世界の平和を願うコンサート「地球のステージ」で得意のギター弾き語りを演じ、大きな感動を与えてくれた桑山紀彦医師が、さっそく津波で甚大な被害をこうむった宮城県名取市で寝食を忘れて被災者の救済にあたっている。彼自身、今回の地震で被災したが、幸い無事だったそうだ。
バンクーバーでは急きょ、「地球のステージを支援する会」を立ち上げ、募金運動を開始した。この会では、「いただいた寄付金は100％、直接、ドクター桑山が医療活動をしておられる東北国際クリニックに送金し、医薬品購入や被災者救援のために充てられます」と語っている。トロントや、そのほかカナダ全国にも呼びかけている。「地球のステージを支援する会」の連絡先は
ドクター桑山のブログは、http://blog.e-stageone.org/

■被災地に励ましのメッセージを！
悲しいニュースが続くなか、カナダ各地で支援運動が行われている。また、被災者の皆さんを元気づける励ましの声が日本国内だけでなく海外からもどんどん送られているようだ。いくつかを読ませてもらったが、どれも感動的な内容で胸にじーんとくるものがある。読者の皆さんもカナダから「e-nikka」を通じて被災者を激励するメッセージを送ってみませんか。200字以内でお願いします。宛て先は編集部まで。

それでは、今週も「e-nikka」をご覧ください。（編集長　色本信夫）

e-nikka今週号 www.e-nikka.ca

関連エントリー：
2011 東北地方太平洋沖地震（e-nikka.caメールニュース）
http://masaokato.jp/2011/03/19/130719

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加藤 雅夫（Masao Kato）
@bihorokato 北海道美幌町（Bihoro, Hokkaido）
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