“ある天使の思い出に” Frederieke Saeijs Violin Concerto (Berg)
- 2010年07月16日(金) 6:19
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:現代音楽の作曲家アルバン・ベルク生誕125周年記念: ベルクのヴァイオリン協奏曲(YouTube)紹介。ジョナサン・ダーリントン指揮フランス国立管弦楽団、ヴァイオリンソリストはフレデリーケ・サイス。
写真: マノン・グロピウス、ウォルター・グロピウスとアルマ・マーラー(1918年)
ヴァイオリン協奏曲 (ベルク) – Wikipedia
アルバン・ベルクの《ヴァイオリン協奏曲》は1935年8月11日に完成された。おそらくベルクの最も有名な作品であり、なおかつ最も演奏回数に恵まれた作品である。「ある天使の思い出に Dem Andenken eine Engels」との献辞が付されているが、ときにこれが副題のように看做されることもある。
アルバン・ベルク – Wikipedia
アルバン・マリア・ヨハネス・ベルク(Alban Maria Johannes Berg, 1885年2月9日 – 1935年12月24日)はアルノルト・シェーンベルクに師事し、アントン・ヴェーベルンと共に、無調音楽を経て十二音技法による作品を残したオーストリアの作曲家。 1935年、アルマ・マーラーと彼女の2番目の夫ヴァルター・グロピウスとの娘でベルクも可愛がっていた、マノン・グロピウスの訃報に接し、「ルル」作曲の筆を再び置いて、ベルクとしては異例の速筆でヴァイオリン協奏曲を書き上げる。しかし、協奏曲完成の直前に虫刺されが原因の腫瘍ができ、これが悪化、手術を受けるも敗血症を併発しこの年の12月24日に50年の生涯を閉じた。
フレデリーケ・サイス – ヴァイオリン協奏曲 (ベルク)
* Berg Violin Concerto pt 1 – Frederieke Saeijs
* Berg Violin Concerto pt 2 – Frederieke Saeijs
* Berg Violin Concerto pt 3 – Frederieke Saeijs
Dutch violinist Frederieke Saeijs won 1st prize in the 2005 Long-Thibaud Competition! Here she performs Alban Berg’s Violin Concerto at the prize winners gala concert in Paris Théâtre du Châtelet, October 2005, with the Orchestre National de France, conducted by Jonathan Darlington.
Frederieke Saeijs – Wikipedia
Frederieke Saeijs (Den Haag 1979) is een Nederlands violiste.
Dutch violinist Frederieke Saeijs (born in The Hague, Netherlands, on 25 January 1979) is the winner of the First Grand Prize as well as four special Prizes of the 2005 International Violin Competition Marguerite Long-Jacques Thibaud in Paris, France. Since 2009 Ms Saeijs is a violin professor at the Royal Conservatory in The Hague, The Netherlands.
プロフイール: フレデリーケ・サイス
フレデリク・サイス(フレデリーケ・サイス、Frederieke Saeijs)は、1979年オランダ生れ、7歳でヴァイオリン(スズキメソッド)を始めた。1992年オランダ・ハーグ音楽院の特別クラスに入学。1998年デン・バーグ王立音楽院入学、学士・修士称号を得た。1995年と1998年にクリスティナ王女コンクール第1位。2004年からはアメリカ・ジェイコブズ音楽院でマウリシオ・フックスに師事。クリスティーナ王女コンクール、ジョルジェ・エネスク国際ヴァイオリン・コンクール等の受賞者。2005年にはフランス、パリのロン・ティボー国際音楽コンクールで第1位、同時にデュパン作曲のコンテンポラリー曲の最も優れた演奏に対するモナコ王子アルベールⅡ世SAS賞を含む4つの賞を受賞。2006年ソリストとして招待、新日本フィルハーモニー交響楽団と共演。以後、フランス、ドイツ、イタリア、日本、中国(香港)、台湾(台北)、ロシア、スコットランド、アメリカでリサイタルやソリストとして活躍している。またソリストとしても、オランダ室内管、フランス国立管、ロッテルダム・フィル、国立ロイヤル・スコティッシュ管、サンクト・フィルなどと共演。2009年3月、東京サントリーホールで行われた日蘭二大オーケストラ(指揮:小林研一郎) 日本フィルハーモニー交響楽団&オランダ・アーネム・フィルハーモニー管弦楽団の合同演奏会に出演。2010年7月16日から25日まで、ピアニスト Nino Gvetadze(ニノ・グヴェタゼ)と共に中国公演(寧波市、上海市、貴州市、北京市)を行う。 (Duo Saeijs & Gvetadze, China Tour 2010)
日本とオランダとの電子メールの交換
フレデリーケ・サイスへ電子メール(2008年1月18日、加藤雅夫から)
Hi, Frederieke Saeijs
I enjoyed your website. Great content of the website. You are a wonderful violinist. My website to you. Please enjoy. http://masaokato.jp/history/1997
My name is Masao Kato. The guitar and mandolin teacher. Living in the town’s name is Bihoro. Bihoro is located northeast of Hokkaido. Hokkaido is northern of Japan.
Best wishes,
Masao Katoフレデリーケ・サイスからの電子メール(2008年01月23日、加藤雅夫へ)
Dear mister Masao Kato,
Thank you very much for your very kind e-mail! I will have a look on your website as well. Isn’t it wonderful that we can be in touch with each other through the world wide web, though we are on the other side of the world and never met in person (yet)? I’m in the USA now to finish my violin study(Bloomington, IN). Next week I will fly to Hong Kong to play there, and it will be my first time in China/HongKong! I have been once in Japan (Tokyo, Suntory Hall)…and it was a very special experience, I will never forget the kindness of the Japanese people, very touching! Have you been in Europe? I am from Holland, next to the North Sea. I miss the wind from the North Sea here in Bloomington! But I can imagine the sea when I close my eyes…I wish you a lot of joy playing and teaching the guitar and mandoline, beautiful! And a lot of happiness and inspiration to you in Bihoro!
Sincerely,
Frederieke Saeijs
北海道にきたら、美幌町で会いましょう!
美幌音楽人 加藤雅夫 http://masaokato.jp/
Related Links
* Frederieke Saeijs Official website: http://www.frederiekesaeijs.com/
* Frederieke Saeijs Myspace page: http://www.myspace.com/fsaeijs/
* Frederieke Saeijs Facebook page: http://www.facebook.com/pages/Violinist-Frederieke-Saeijs/85739437243/
Related Entries
* ナルシソ・イエペス記念館(Narciso Yepes Memorial Page) – 美幌音楽人 加藤雅夫 http://masaokato.jp/yepes
* Duo Saeijs & Gvetadze, China Tour 2010 – 美幌音楽人 加藤雅夫 http://masaokato.jp/2010/07/14/130330
* Frederieke Saeijs (fsaeijs) on Twitter: http://twitter.com/fsaeijs
* 加藤 雅夫 (bihorokato) on Twitter: http://twitter.com/bihorokato
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フレデリーケ・サイス – ヴァイオリン協奏曲 (ベルク)
聞かせていただきました。なんともいい曲ですね。現代音楽でしょうか。好きになりました。新しい世界を知るのはとても楽しみです。ありがとうございます。
なりひら より 2010 年 7 月 17 日 04:09
なりひら様、コメントをありがとうございます。彼女(フレデリーケ・サイス)は現代音楽の作曲家(アルバン・ベルク)の意図を素直に表現しています。とても素晴らしいヴァイオリニストです。
こちらの音楽も鑑賞してください。
* Bruch Violin Concerto pt 1 – Frederieke Saeijs
* Bruch Violin Concerto pt 2 – Frederieke Saeijs
* Bruch Violin Concerto pt 3 – Frederieke Saeijs
ヴァイオリン協奏曲第1番 (ブルッフ): イオン・マリン指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、ヴァイオリンソリストはフレデリーケ・サイス。
ドイツの作曲家マックス・ブルッフの弟子に、山田耕筰(日本の作曲家)がいます。
加藤 雅夫 より 2010 年 7 月 17 日 10:45