美空ひばり 美幌峠で逢った女
- 最終更新日時 2013年04月18日(木) 20:29
美幌町のみなさま、こんにちは!美空ひばりです。今日は、わたしの歌 「美幌峠」そして「恋港」だけのカラオケコンクールだそうですが、新しい曲なのに美幌町の皆様には、もう覚えていただけたのですね!本当にありがとうございます。わたくしも、舞台やテレビで機会ある度に歌っていくつもりでおります。歌うことはストレス解消に大変役立つそうですよ (フフフ)。みなさん、これからも大いに歌って発散してください。それでは、「カラオケ大会」どうかがんばってください。
上記は、美空ひばりさんが入院中に、ご自身で録音(1986.10.2)したコメントです。
美空ひばりの歌「美幌峠」志賀貢作詞、 岡千秋作曲。
日本コロンビアから発売(1986.9.1)、美幌観光牛肉まつり会場で発表し(1986.7)美幌町民会館で記念カラオケ大会(1986.10.8)出演予定だった。(入院中に録音した肉声コメントが、会場に流れた)
美幌峠 美空ひばり
東京ー北海道を結ぶ
淡く切ない恋物語「美幌峠で逢った女」(びほろとうげであったひと)著者 志賀貢 1986.10.10 発行 角川文庫
北海道へ向かう機上で知り合った医師と謎めいた美女・沙織。飛行機のトラブルで親密になり、東京で再会。やがて恋にも似た甘美な感情が芽ばえはじめる。が、すでに沙織は不治の病におかされて、失踪。その後、双子の妹・綾乃もまた同じ病に。期せずして、悲運な双子の姉妹の最期を共にすごすことになった彼は、男として医者としての無念さに心を痛める。
東京ー北海道を結ぶ淡い恋のはじまりから早すぎる結末までの美しくも切ない物語 「美幌峠で逢った女」
著者の「あとがき」より
『美幌峠で逢った女』は、わたしにとって、終生忘れることのできない作品になると思う。この十年来、聴診器をペンにかえて、この右手が生み出した著作の数は、すでに七十冊を超えている。それぞれの作品に、いろんな思い出があるがこの『美幌峠で逢った女』の誕生は、まさに、ドラマだった。
「先生、曲が出来たよ、いま、聞かせるからね」。作中の二つの詩に、岡千秋先生の曲がついたことを、いちはやく出張先まで電話で知らせてくれたのは、心筋梗塞で悩む患者さんだった。受話器から、ピアノの旋律にのって、岡千秋先生の情にあふれた暖かい声が流れて来た時は、私の腕に鳥肌が立っていた。(中略)
五月の終わりだった頃と思う。私は、ふたたび強烈な鳥肌反射を経験した。「先生? 大変だ、、、美空ひばりさんが唄うかもしれないよ」
私には兄弟以上の仲の親友がいる。(中略)
岡先生が自ら唄っている、『美幌峠』と『恋港』のテープを、美空ひばりさんに聞かせたのは、主治医である彼だった。気の強い男だが、この時だけは、手がふるえたと言っていた。そして、平素は、飲んだことのない出されたコーヒーを一気にのんで、その夜は、不眠症にかかったとか、、、私は、すばらしい親友を持ったものだと、つくづく思う。
ともかく、この二曲のレコード誕生には、エピソードが充満している。美空ひばりさんが唄う、『恋港』と『美幌峠』のレコードは、九月の初旬、日本コロンビアレコードから、すでに発売されている。親友の友情や、患者さん達の好意にもむくいるためにも、このレコードだけは、なんとしてもヒットしてほしいと願っている。
さて、小説の内容だが、「私」を主人公とした作品は、とかく詮索されるのが、作者の悩みの種である。絶世の美人で、双子の姉妹と私の間に、友情以上の交際があったかどうか、それは、読者の皆さんが、行間から読みとって、想像していただくしかない。おそらく、これからも「私」を主人公にした小説を書きつづけると思う。私の眼を通して、患者さん達の悩みや看護婦達の苦労を描く、そうすることが、一番、医療の現場の姿を鮮明にできると思うからである。
出版にあたっては、角川書店の編集部の方々に大変お世話になった。心よりお礼申し上げたい。また、重ねて、作品にすばらしい花を添えていただいた、美空ひばりさんと岡千秋先生に、心より感謝いたします。1986年8月14日 志賀 貢
「美幌峠で逢った女」あとがきより
志賀 貢(しが みつぐ)北海道生れ、昭和大学医学部大学院卒業、医学博士、内科医として診療のかたわら(?) 小説 エッセイを執筆。
『美幌峠で逢った女』文庫本は美幌町図書館にある。私は 昔 闘病生活で「医者のないしょ話」シリーズを愛読した。彼が来町した時「おかげで元気になりました」とお礼を言った。美幌100年記念カラオケ大会では私の娘(10才)が美幌の歌「微笑みは空の色」を歌った。志賀貢さんと岡千秋さんの驚きと笑顔は なつかしく思う。…
※志賀貢作品集「美幌峠」「幻の美幌峠」の誕生秘話
http://masaokato.jp/2011/01/29/133643
微笑みは空の色〜美幌町100年記念歌として制定
「天に青空にみんなの手が届くように…」と
荒木とよひさ 作詞
「広々とした空気の澄んだイメージ、そこに
人と人のふれあいを…」と
三木たかし 作曲
FROM SKY TO BIHORO
空から(風から)降りておいで
SMILE FOR YOU SMILE FOR ME
微笑みは空の色〜
柏原よしえ 歌
北海道 美幌町 Bihoro,Hokkaido
美幌峠 Bihoro Touge
美幌町Bihoro town Websight(Japanese)
美空ひばり Hibari Misora
美空ひばりの歌 美幌峠 Hibari Misora,Bihoro Touge
美空ひばりさん Misoro Hibari san
美幌の歌「美幌峠」秋川雅史
秋川雅史 Masafumi Akikawa
テノール 秋川雅史 Tenor,Masafumi Akikawa