早春の花 フクジュソウについて

早春の花 フクジュソウについて

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フクジュソウの作戦その3の答え 2020/04/23掲載(北見市/話題) 公園で探そう!フクジュソウの作戦 / 虫たち集まれ! 花の中は暖かいよ! / 蜜(みつ)を吸って花粉を運ぶミツバチはまだこの季節、寒くて飛び回っていません。フクジュソウは蜜を持っていても仕方ないので、その代わりになる行動をします。 その一つが、白く光る花びらの色。本来、花弁は黄色ですが、直射日光を浴びて白く光って見えます。カメラで写真を撮る際、露出オーバーになると白く発色し、ハレーションを起こすような状況。そのくらいフクジュソウのパラボラアンテナは高性能で、その集光術に導かれ、虫達が寄って来ます。 2つめの理由は、その大きなおしべに付いているたくさんの花粉。この季節、北海道では花粉はあまり存在しません。フクジュソウは自分自身を暖め代謝・生育を促進し、花粉を作製。花粉好きのアブやハエを呼び寄せます。 じっくり花粉を味わい、たくさん付着してもらうために、花びらの中心部は暖かくて気持ちの良い場所として提供するのがフクジュソウの3つめの作戦。 太陽の光が集まる花弁の中央部は、外気温より5度ほども温度が高いという調査研究もあるようです。まるでギリシャ・アテネで行われる聖火の採火式のような究極のエコ作戦。 感染対策した上で公園や野山に出掛けて春の植物を観察してみませんか。このシリーズ完。(寒) (オホーツクの日刊フリーペーパー経済の伝書鳩)

フクジュソウが春真っ先に咲くのはなぜ? 2020/04/08掲載(北見市/話題) まだ寒いのに頑張る / 地面からぐんぐんと / 春真っ先に花を咲かせ、気持ちを明るくしてくれる植物のひとつ、フクジュソウ(キタミフクジュソウなど)。残雪を横目に、暖かな日差しを感じると、枯葉で覆われる地面からぐんぐんと芽を伸ばします。 なかには土まみれになって顔を出すフクジュソウもあり「頑張っているなあ」と感心させられます。 さてそれでは問題です。まだ寒い日もあるなか、フクジュソウはなぜこんなに成長を急ぐのか。近所の公園などに出掛けて、ヒントを見つけてください。答えは近日号で。(寒) (オホーツクの日刊フリーペーパー経済の伝書鳩)

たくさん光を浴びるための独特の行動とは? 2020/04/10掲載(北見市/話題) スプリング・エフェメラル~フクジュソウの作戦 / 木の葉が茂る前に / フクジュソウはなぜこんな寒い時期に咲くのか。その理由は「太陽光線をいっぱい受けるため」でした。ほかの植物に先がけて成長を促し、生き延びていくための作戦です。 本格的な春になり、落葉樹の葉が生い茂ると、葉の陰になり地面近くに育つ小さな植物のところまで太陽光線が届きにくくなります。そこでフクジュソウなど早春の草花は、光をいっぱい浴びるために木の葉が出始める前に花を咲かせます。 光を受け花粉や種子の生育を促進し、光合成を促して根茎に栄養を蓄え、木々が葉を茂らせる初夏までにはすっかり姿を替え、翌春までの長い休眠期に入ります。これら早春の植物にはスプリング・エフェメラル(早春の妖精)と素敵な総称がつけられています。 さてそれでは、フクジュソウ大作戦クイズその2。春早くまだ低い太陽の光をたくさん集めるため、フクジュソウが成長促進の目的で頑張っている行動とはどんなことでしょうか。写真の中にもヒントがあります。答えは本紙近日号で。(寒) (オホーツクの日刊フリーペーパー経済の伝書鳩)

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フクジュソウ の検索結果 – 美幌音楽人 加藤雅夫

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