ロシアの電子楽器 テルミン

ロシアの電子楽器 テルミン

8月28日 テルミンの日 (Theremin Day)

関連記事

テルミン(ロシア語:Терменвоксチルミンヴォークス)は、1919年にロシアの発明家レフ・セルゲーエヴィチ・テルミンが発明した世界初の電子楽器である。ロシア語や英語では「テルミンの声」という意味のテルミンヴォクス(Терменвокс;Thereminvox)とも呼ばれる。英語ではThereminあるいはTheraminとつづられる。これは発明者が用いたフランス語風の表記に由来しており、「テレミン」もしくは「セレミン」のように発音される。音楽書では「テレミン」の表記が長く用いられていたが、2000年ごろから竹内正実などにより「テルミン」との表記が行われるようになり、2001年公開の同名の映画によってもこの表記が広まった。 テルミンの原理と特徴 / テルミンの最大の特徴は、テルミン本体に手を接触させず、空間中の手の位置によって音高と音量を調節することである。 テルミンの歴史 / 第二次世界大戦後にはテルミンは次第に忘れ去られた。1960年代以降はモーグ・シンセサイザーなど新たな電子楽器の登場もあってテルミンの忘却に拍車をかけた。その一方で、アルフレッド・ヒッチコック監督の1945年のサイコスリラー『白い恐怖』、ロバート・ワイズ監督の1951年のSF映画『地球の静止する日』など、恐怖映画やSF映画の音楽に不安定なテルミンが起用されている。ソ連では1935年のSF映画『機械人間 感覚の喪失(ロシア語版)』でロボットを操縦するギミックとしてテルミンは登場している。また後述するようにレッド・ツェッペリンによる使用などで、効果音を出す装置としてテルミンは使われ続けた。 1990年代以降、テルミンは再び見直されモーグによりテルミン製造が再開された。テルミン博士の生涯を描いたドキュメンタリー映画の公開、プロやアマチュアによる演奏の機会の増加、様々な形態のテルミンの製造販売などテルミンは静かに広まり続けている。日本でも人気があり、日本人奏者による独自の進化を遂げてきた。2014年には、テルミン奏者の川口淳史によりテルミンの誕生日である8月28日を「テルミンの日」として申請がなされ、日本記念日協会に承認された。 テルミンを使った音楽 / テルミン専門の演奏家は数少ないものの、熱心な愛好者が存在する。シンセサイザーのパイオニアであるモーグ社でもテルミンを開発・販売を行っている。 ポピュラー音楽では、トッド・ラングレンやマーキュリー・レヴ、コーネリアス(小山田圭吾)、高野寛、今井寿などのミュージシャンにもしばしば利用されている。また、レッド・ツェッペリンの「胸いっぱいの愛を」の間奏で使われている。ビーチ・ボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」で使われたテルミンの音のような楽器は、ポール・タナーにより作られた「エレクトロテルミン(タナリンとも)」である。また、菊池俊輔は『仮面ライダー』などのTV番組の楽曲にテルミンを使用している。 クラシック音楽での使用例は多くないが、この楽器を用いた初期の例としてエドガー・ヴァレーズの「エクアトリアル」(実用度の高いオンド・マルトノで代用される場合が多い)、チャールズ・アイヴズの「交響曲第4番」、パーシー・グレインジャーの「フリーミュージック第1番」(4つのテルミンのための)、「フリーミュージック第2番」(6つのテルミンのための)、アニス・フレイハンの「テルミン協奏曲」などが挙げられる。 アルバム『電子音』は中村八大、冨田勲のカバーを中心に、モーグ社製Etherwave Theremin Proの音色制作者のひとりでもある井伊英理が日米で発表。モーグ・テルミンとモーグ・シンセサイザーだけで制作された。この作品はCDに加えて、テルミン楽曲として世界初となる着うたでの配信も行なわれている。 著名なテルミン演奏家 / 竹内正実(1967年 – 、日本) やの雪(同) 生方ノリタカ クララ・ロックモア リディア・カヴィナ(ロシア) (テルミン – Wikipedia

関連サイト

ロシア人形の形した電子楽器「マトリョミン」でギネスに挑戦 | NHKニュース

関連エントリ

テルミン の検索結果 – 美幌音楽人 加藤雅夫

Терменвокс の検索結果 – 美幌音楽人 加藤雅夫

Theremin の検索結果 – 美幌音楽人 加藤雅夫

ツイッター (Twitter)

bihorokato_icon4.jpg

600px-Japanese_crest_Hikone_Tahibana.svg.png

加藤 雅夫 (@bihorokato) | Twitter

フェイスブック (Facebook)

275257_100004368631176_1138034801_n.jpg

img_index02.jpg

加藤 雅夫 | Facebook

Masao Kato – Facebook

このページの先頭へ戻る

コメント

コメントはまだありません。

コメントをどうぞ

  • お名前とメールアドレスは必ず入力してください。
    (メールアドレスは管理者にのみ通知され、コメント一覧には表示されません)
  • いただいたコメントは管理者の承認が必要となる場合がありますのでご了承ください。

このページの先頭へ戻る