北海道 女子球児の野球チーム女性監督 上田(湯川)育恵

北海道 女子球児の野球チーム女性監督 上田(湯川)育恵

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連載 きらり! レディース (60) 2019/06/17掲載(網走管内/本誌連載)
野球には誰もが輝ける部分がある / 管内女子球児の野球チーム「オホーツクブルーエンジェルス」の監督に、今季就任した上田育恵さん(30)=網走四中教諭=。女性監督は珍しいが、大学生のとき三度の日本一を経験した実績は十分だ。自身の野球経験を生かした基本重視の指導ときめ細やかな気づかいで選手一人ひとりの個性を引き出し、チームをまとめる。練習グラウンドに「声出しがんばろう」「ナイスカバー」と声が響く。
女子野球チーム「オホーツクブルーエンジェルス」 監督 上田 育恵さん(30) 豊富な経験活かし個性引き出す指導 自ら動き選手達の技術と心を磨く / オホーツクブルーエンジェルスは2014年から本格活動を開始。上田さんは昨年まで3年間、コーチを務めた。 神奈川県横浜市出身。父親とのキャッチボールがきっかけで小学生のときに野球を始めた。中学はソフトボール部、高校は陸上部に籍を置き、日本体育大学に入学後、女子軟式野球部へ。1、2、4年生時に全日本大学女子野球選手権で優勝。俊足を生かして1番センターで活躍し、社会人を含めたジャパンカップも制した。 教員としてオホーツク管内に赴任し「こちらは、ゆっくりと時間が流れている感じです」。競争が少なく、スポーツ面では成長のためのライバル心が物足りなくも感じる。 練習では率先して動いてみせる。「言葉では伝わらない部分もある。動ける間は見せていきたい」。土まみれになりながら、手からの帰塁と盗塁を何度も繰り返し実技で示す。 場面を想定したシートノックではプレーを切り、その場で選手達にどうすれば良かったのかを考えさせる。「分からないまま1プレー、1プレー流したくない」。一方で、目立たなくも献身的なカバーリングには、大きな声で称賛を送る。意欲づけの指導に心を注ぐ。 選手としては小柄な160センチ余りの体格で全国制覇の1番バッターを張った経験から、「打つだけではなく、自分には足があった。野球には自分を生かせるいろいろな場面、ポジションがある」というのが持論。「どんな体格でも必ず、自分を輝かせられる部分があるはず」。オホーツクの個性豊かな自慢の原石達に磨きをかける。 網走第四中学校では陸上競技部の顧問として活躍する。5月1日入籍の令和婚で、旧姓湯川から上田へ。(寒) (オホーツクのフリーペーパー経済の伝書鳩)

関連サイト

北海道のオホーツクブルー – 東京流行通訊 (姚遠)

関連エントリ

オホーツクブルーエンジェルス の検索結果 – 美幌音楽人 加藤雅夫

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