Home
Facebook
和やか兄弟と姉妹（菅野さん家族）

和やか兄弟と姉妹（菅野さん家族）

2015年01月31日(土) 3:26
カテゴリ: Facebook, Twitter, オホーツク, 北海道, 北海道人, 北見市, 大空町, 日本, 東藻琴
この記事へのコメントはまだありません。

和やか兄弟と姉妹（菅野さん家族）
Peaceful brothers and sisters (Kanno’s family)

約50年の兄弟会
2015/01/30掲載（北見市／社会）

北見、札幌、東京、大空などに暮らす10人
平均75.5歳で元気

北見や札幌、東京、大空町などでそれぞれ暮らす10人兄弟は、兄弟会を結成し、約50年毎年のように集まって親睦を深めている。北見市在住の次男（82）と三男（80）は「私達10人の仲がずっと良いのは両親の教えのおかげ。かけがえのない大切な財産です」と胸を張る。

「みんな仲良く」両親の教えは財産

一家の父・義直さんは大空町東藻琴で菓子店を経営。母・ツヤさんは長男（85歳）を筆頭に12人を出産した。そのうち2人は1歳で亡くなってしまったが、八男二女の兄弟は互いに助け合いながらともに成長してきた。菅野家には子どもの名前を決める時、必ず生まれ順の数字を入れるなど、独自のルールがあった。末っ子を除く兄姉がそれぞれ考えた赤ん坊の名前を紙に書いて箱に入れ、末っ子が引いた名前を付けていたという。三男は「自分が名前を考えたという思いが、知らず知らずのうちにさらなる兄弟愛を培っていったのではないでしょうか」と話す。父・義直さんは30年ほど前に70歳で亡くなり、母・ツヤさんは平成22年に102歳で亡くなった。兄弟家族間にトラブルがないようにと、常に目を配っていたというツヤさん。ツヤさん亡き後は兄弟会が開かれない年もあったが、今年は25日に北見市内の次男宅に兄弟が集まった。天候などの影響で参加できなかった東京と札幌の3人をのぞく兄弟7人とその家族、合わせて15人が出席。幼いころの思い出話に花を咲かせ、変わらぬ兄弟愛を確認した。父の義直さんが常に言っていたという「結婚してもみんな仲良く協力しあって生きていくように」との言葉を刻もうと、兄弟会の名称を「兄弟『和（なごむ）会』と決めた。両親から子ども、孫、玄孫（やしゃご）と一族は136人に。両親が願ったように仲の良さはずっと続いている。次男と三男は「兄弟姉妹10人の平均年齢は75.5歳ですが、全員元気。家の和を大切にし、互いを思いやり、支えあう気持ちの大切さを、孫達やその先の世代にも伝えていけたら」と願っている。 (菊)

約50年の兄弟会 – 経済の伝書鳩
http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=84015