「イスラエル関連文化事業案内」 (2015年 1月20日)

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イスラエル関連文化事業案内 (2015年 1月20日)
Israel-related culture Business Information (January 20, 2015)

平素よりイスラエルの文化事業にご理解・ご協力いただき誠に有難うございます。 ことしも宜しくお願いします。

今年最初のメルマガの巻頭は美味しい話題で参りましょう!

COSTCOコストコにカルメルワインが大上陸!!
最近都内のワインショップやワインバーでも人気が高まりつつあるイスラエルワインですが、ついにイスラエルを代表する老舗ブランドがコストコホールセールに上陸します。コストコとはアメリカ生まれの大型会員制の倉庫店。食料品から日常雑貨までありとあらゆるものが大量に安く購入できるチェーンで、郊外にあることが多いため車で大量に買出しをしに行く人も多いですよね。東京の近くだと幕張や川崎、新三郷や入間など、日本全国では22店舗あります。そこでイスラエルの歴史的ワイナリー発の「カルメルワイン」が、なんと1本1098円~というお値段で購入できます。もちろんハイグレードな種類もあります。またカルメルワイナリーに続き、今後はガリール・マウンテン・ワイナリー(ガリラヤ地方北部)、タボール・ワイナリー(キリストの”変容の山“として知られるタボール山丘陵地帯)、チューリップ・ワイナリー(障害者コミュニティ-とブティックワイナリーのコラボ)などが続々コストコに上陸予定です。乞うご期待!
<商品例>
Chardonney , Privet collection, Carmel Winery 1,098円
Cabernet Sauvignon / Merlot, Privet collection, Carmel Winery 1,098円
Yatir Forest, Yatir Winery 5,998円
Mediterranean, Carmel Winery 4,498円
limited edition, Tabor Winery 3,468円
<お問合わせ>Interlink LTD. www.interlink-globally.com /「コストコCostco」所在地: http://www.costco.co.jp/p/locations

ワインの次はイスラエル料理!
サラーム海上、最新”イスラエル美味しいもの“レポート
NHK-FM『エイジアンクルーズ』のパーソナリティとしてもお馴染みの中東音楽評論家サラーム海上さんの、イスラエル最新美食レポートがアップされました。去る11月にイスラエルのジャズ&ワールドミュージックのショーケースのために現地に赴いた際、裏路地やスークを歩いて見聞した庶民の料理や食材に、ウマそうなものがテンコ盛り。また、パレスチナ人の一般主婦がイスラエル社会と接点を持ち、現金収入を得るために運営されているアラブのおやつを作る店や、タジキスタンでユダヤ音楽一家として活動し、ソ連崩壊後にイスラエルに移住した家族のブハラ飯など、食べ物の向こうに歴史や社会を感じる風景が広がります。そして単なるグルメエッセイではなく、巻末に日本のフツーの家庭で作れるイスラエル料理のレシピ付なのがうれしい!

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双葉社文芸WEBマガジン『旅で覚える!中東クッキング』
第75回「ホモス・クレイジー再び」 http://www.f-bungei.jp/Essay/index.php?cID=9&nID=75
第76回「エルサレム美味しいものツアー」 http://www.f-bungei.jp/Essay/index.php?cID=9&nID=76
第77回「アダ母ちゃんのブハラ料理レッスン」 http://www.f-bungei.jp/Essay/index.php?cID=9&nID=77
お時間に余裕がある方はこちらもどうぞ↓
第72回「ロンドンで発見 中東料理最前線」 http://www.f-bungei.jp/Essay/index.php?cID=9&nID=72
第73回「シェフ直伝!簡単イスラエル・サラダ」 http://www.f-bungei.jp/Essay/index.php?cID=9&nID=73
(写真提供:サラーム海上)
書籍もあります。 『おいしい中東』 https://ja-jp.facebook.com/oishiichuto

では、1月末~2月中旬のイベントを以下に↓

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ホロコースト映画『SHOAHショア』、デジタルリマスター版で再び。
戦後70年、アウシュヴィッツ強制収容所解放から70年を迎える2015年。全人類が共有するべき世紀の映像遺産、ホロコーストの“記憶”を“記録”したクロード・ランズマン監督による傑作ドキュメンタリー3本『SHOAH ショア』(85)、『ソビブル、1943年10月14日午後4時』(01)、『不正義の果て』(13)が2月14日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムにて3週間限定で公開されることが決まりました。公開に先駆けて、国連が定めるアウシュヴィッツ解放記念日の1月27日には、国連大学にて『SHOAH ショア』第一部の上映とシンポジウム「今、ホロコーストを知る意味 人間を知る、世界を知る」を開催。また、アンスティチュ・フランセでは最新作「不正義の果て」の上映と、シンポジウム「戦後70年 クロード・ランズマン作品、今再び」を開催します。更に都内の各書店では「ユダヤ民族とホロコーストを考える」選書フェアを展開。映画と共に、更にホロコーストについて学び、考えを深められるイベントが各所で展開されます。(プレスリリースより)
戦後50年だった20年前に一度日本で公開され、DVDにもなりましたが、今やDVDは絶版で入手困難。この機会に是非お運びください。

「SHOAH ショア」「ソビブル、1943年10月14日午後4時」「不正義の果て」
2月14日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムにて3週間限定公開
2月21日(土)より、大阪シネ・ヌーヴォでも公開
公式サイト: http://mermaidfilms.co.jp/70/(写真提供「SHOAHショア」Les Films Aleph)/ “ショア”はヘブライ語で絶滅を意味する

また、“ホロコースト記憶の国際デー”である1月27日に国連大学で関連イベントも企画されています。 アウシュビッツの日本語ガイド、中谷さんのSNSなどの影響でアッという間に定員いっぱいになってしまったようですが、まだ学生枠が若干あるようです。

今、ホロコーストを知る意味 人間を知る、世界を知る。
日時: 1月27日(火) 
会場: 国連大学12階会議室
【第1部】 10:00−12:40映画『SHOAHショア』第一部(154分)上映
【第2部】 13:30−15:30シンポジウム
<登壇者>
大塚信 ホロコースト記念館館長
高橋健司 鳥取大学地域学部地域教育学科准教授
石岡史子 NPO法人ホロコースト教育資料センターKokoro代表
問合せ: NPO法人ホロコースト教育資料センターKokoro TEL:03-5363-4808
公式サイト: http://npokokoro.wix.com/auschwitz70

「戦後70年 クロード・ランズマン作品、今再び」
わたしたちが、ランズマン映画からホロコーストを学ぶこと
日時: 1月27日(火) 15:30上映開始(5分休憩1回入る)19:15(上映終了予定)/19:30−21:00 シンポジウム
上映作品『不正義の果て』(上映時間218分)
会場: アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
詳細: http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/cinema1501271530/

<作品解説>
『SHOAH ショア』第1部 第2部 第3部 第4部 1985 年/フランス/カラー/ 567 分/デジタル
第二次大戦中、ドイツやナチスの占領下で実行されたユダヤ人の強制収容、ホロコースト(大量虐殺)の全体像を関係者の証言のみで構成した全篇9時間27 分のドキュメンタリー。監督ランズマンがナチスの収容所から生還したユダヤ人、収容所の元ナチス親衛隊員、収容所の近くに住むポーランド人農夫ら莫大な数の証言者を訪ね、彼らの言葉(肉声)を収録。予備調査14 カ国、350 時間に及ぶ撮影。過去の記録映像や感傷的な音楽を一切排して作られた第1 級の芸術作品。
『ソビブル、1943年10月14日午後4 時』SOBIBOR, 14 OCTOBRE 1943, 16 HEURES 2001 年/フランス/カラー/ 98 分/デジタル
映画「ショア」の後半で明らかにされた収容所でのユダヤ人による武装蜂起の計画と挫折。ガス室での殺害を中止に追い込んだソビブル収容所。脱走者400名近くのなかで、たった100人の生存者しかいなかった過酷な逃亡劇。16歳でワルシャワ・ゲットーから収容所に連行されたイェフダ・レルネルの証言をもとに“ユダヤ人は羊のようにおとなしく殺されていったのではない”という事実を明らかにしていくランズマン幻の傑作。
『不正義の果て』LE DERNIER DES INJUSTES 2013 年/フランス、オーストリア/カラー/ 218 分/デジタル
ランズマン監督の最新作。アドルフ・アイヒマンが大戦中、世界を欺く為に選んだ“模範収容所”テレージエンシュタットの真実を同収容所の生還者でユダヤ人長老ベンヤミン・ムルメルシュタインの証言で明らかにした本作。撮影監督ウィリアム・リュプチャンスキー、キャロリーヌ・シャンプティエによる映像やナチスのプロパガンダ・フィルム等を効果的に使用し、アイヒマンの知られざる性格面を白日の下に晒したこの作品は、ホロコーストに関する偉大な歴史的解明のひとつと言える。

“イスラエルジャズ女子“の決定版、アナット・コーエンついに来日!
男子が多いイスラエルジャズメンの世界で、キャリア、人気、実力ともに燦然と輝くイスラエルジャズ女子のシンボル的存在、アナット・コーエンが来日します。アナットは、ユヴァル・コーエン(長男=サックス、イスラエルジャズ教育のエキスパート)、アヴィシャイ・コーエン(次男=トランペット、昨年来日)に挟まれた、有名ジャズファミリーのコーエン家の長女。今回はトニー・ベネット、W.マルサリス、F.ハバード、テレンス・ブランチャードらと共演し、米国のジャズマン達の信頼を集め続けるピアニスト、ブルース・バース率いるカルテットで、紅一点、得意のジャズクラリネットを披露します。

「ブルース・バース・カルテット Bruce Barth Quartet」
ブルース・バース(ピアノ) Bruce Barth (p)
ビセンテ・アーチャー(ベース) Vicente Archer (b)
アダム・クルーズ(ドラム) Adam Cruz(ds)
アナット・コーエン(テナーサックス、クラリネット) Anat Cohen (ts,cl) 
ツアー企画: オフィス・ズー http://www.zoojazz.com/

2月6日(金) 新宿/ピットイン http://www.pit-inn.com/
2月7日(土) 武蔵野市/スイングホール http://www.musashino-culture.or.jp/sisetu/swing/top.html
2月9日(月) 京都市/ル・クラブジャズ http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ktsin/
2月13日 (金) 静岡市/ライフタイム http://www.fugetsuro.co.jp/lifetime/
2月14日(土) 南青山/ボディ&ソウル http://www.bodyandsoul.co.jp/
(写真提供: Jimmy Katz)

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アナット・コーエン Anat Cohen
サックス奏者の兄ユヴァル、トランペット奏者の弟アヴィシャイとの「3コーエンズ」としての活動でもおなじみのクラリネット/サックス奏者。1999年、ニューヨークに本格進出。Smallsクラブを拠点に、オメル・アヴィタル、ダニエル・フリードマンらと親睦を深め、最前線のジャズを体感。2005年には自らのレーベル「ANZIC」を設立し、初リーダー・アルバム『Place & Time』をリリース。トラッド・ジャズの芳しさに、ブラジルのサンバ、アルゼンチンのチャカレーラなどラテン・ミュージックのエッセンスが散りばめられた彼女の独特な音楽スタイルは、本場ニューヨークのジャズ・ファンから「現代最高のクラシカル・ジャズ伝道者」と称賛されている。2009年にはイスラエル人として初めてヴィレッジ・ヴァンガードへのヘッドライナー出演を果たし、この模様は『Clarinetwork: Live at the Village Vanguard』に収められている。最新作は2012年リリースの『Claroscuro』。
ちなみにコーエン3人兄弟(姉)の最新作はこちら→「THGIHTROOP」 http://blog-jazztokyo.diskunion.net/Entry/13038/

イスラエル在住ダンサー河原田隆徳&シャニ・ベン・ハイム公演『SALT』
先日NHKで放送された森山未來さんの『踊る阿呆』という番組の中で、森山さんと一緒にテルアビブの路上で踊っているのがタカノリ君です。 『SALT』は昨年9月にテルアビブで行われたダンスフェスティバル「Japan Week」で初演。イスラエルの主要紙「ハアレツ」で「美しく、質の高い作品を創造した勝者」と評されました。モチーフは、神秘的な塩湖から塩を運ぶことを生業とするチベット民族。彼らと厳しい旅を共にし、生活を支えるヤックの背負う命の重み、また私達がいま忘れつつあるプリミティブな生命の力を伝える作品。今回の東京公演の終演後に、アーティストトーク有り。普段はなかなか知ることができないイスラエルにおける生活、ダンス事情などを二人が語ります。

タカノリ君の出身地、熊本市で、鎮西高校ダンスコースの生徒を対象としたワークショップ
日時: 2月7日(土)
高校生ワークショップ 15:00~16:00 / 「SALT」公演 16:00~17:00 (※時間は仮、15時~18時で配分ok) ※公演後、ダンサーによるアフターミニトーク有り
場所: 熊本市現代美術館ホームギャラリー
観覧無料(ワークショップ・公演共)
主催: 熊本市現代美術館
福岡ダンスフリンジフェスティバル
日時: 2月8日(日)15:00~
場所: ぽんプラザホール (福岡市博多区祇園町8-3)
料金: 一般3000円、学生2500円(当日券はいずれも3500円)
ローソンチケットほか。サイトから購入可能
公式サイト: http://d-codex.asia/fdff/index
東京公演
日時: 2月11日(水・祝)19:15
場所: アーキタンツ(東京都港区芝浦1-13-10-4F)
料金: 1500円(当日/前売り)
予約: アーキタンツ TEL:03-5730-2732 stpf@a-tanz.com
公演情報: http://www.a-tanz.com/dance/stph_8.html
ワークショップ
2月10日(火) 19:00-21:00 @02 studio
2月11日(水・祝) 16:30-18:30 @02 studio
シングル3000円、ダンス経験者対象
ワークショップ情報: http://www.a-tanz.com/dance/2015_02_Shani.html

河原田隆徳 Takanori Kawaharada
1982年熊本市生まれ。’05年よりイスラエルにダンスの修行に渡り、クリッパシアターのカンパニーメンバーとして約5年間活動する。’14年森山未來と作品「ひび-HIBI」を共に演出/制作し、テルアビブ・スザンヌデラール劇場や、テルアビブ市内の路上にて公演を行う。現在はフリーランスとしてイスラエルを拠点に活動中

シャニ・ベン・ハイム Shani Ben Haim
1982年イスラエル生まれ。イスラエルにて、エマニュエル・ガット、レナナ・ラズなど数々の著名な振付家のもとでダンサーとして長年活動する。また、イラン・レブテクニック、リフレクソロジーなどのボディーメンテナンスのライセンスを持ち治療も行う。今回は初来日。
因みに、森山未來さんの”イスラエルのダンス談“はこちらにもでてます: http://xbrand.yahoo.co.jp/category/entertainment/14685/1.html

ダン・エッティンガー指揮・東京フィル、今度はマーラー5番とモーツァルト
「マーラーの交響曲第1,2,4番の思い出深い共演を経て今回、東京フィルと第5番に取り組むことを心から楽しみにしています。マーラーの音楽を演奏することは、「人生」の道のりを生きるようなもの。死者を称える内なる思いの第1楽章「葬送行進曲」から、怒涛のように噴出する第2楽章を経て、大きなユダヤ的テーマとドイツ民謡とがせめぎあう第3楽章へ。最も有名な第4楽章「アダージェット」はさまざまな感情を呼び覚まし、我々を魂のもっとも奥深いところへ連れて行きます。音楽が一人ひとりの人生のささやかなストーリーに触れると共に、それぞれの思いを地球規模の全人類的問題へと向かわせるのです。これらすべての感情と、生命の自然と喜びに満ちた個性の大饗宴となるマーラーならではの終楽章を持って、この交響曲は結ばれます。(後略)」ダン・エッティンガー(チラシより)
ダンのこのコメント、す、すばらしい…!「マーラー5番は、先日イスラエルフィルでもう聴いちゃったけど…」という方(私もそうですが)、きっとメータとダンは全然違うはず。是非両方聴きましょう!
日時: 2月15日(日)15:00開演
場所: Bunkamura オーチャードホール
指揮: ダン・エッティンガー/ピアノ:菊池 洋子 / 演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
曲目: モーツァルト/ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K. 466、マーラー/交響曲第5番 嬰ハ短調
料金: 6200円 / 7700円
予約: 東フィルチケットセンター TEL 03-5353-9522 ほかウェブや各種チケットサービスで
詳細: http://www.tpo.or.jp/concert/20150215_01.php

ダン・エッティンガー Dan Ettinger(東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者)
イスラエル交響楽団音楽監督、2009年にはマンハイム国民劇場音楽監督。2003年から08年までベルリン国立歌劇場カペルマイスター兼音楽監督(ダニエル・バレンボイム)助手。ウィーン国立歌劇場、ロスアンジェルス・オペラ、バイエルン国立歌劇場、ワシントン・ナショナル・オペラなど世界の主要歌劇場に出演。09-10年シーズンにはメトロポリタン歌劇場のオープニングに続き、10年には英国ロイヤル・オペラを指揮、11年には国立パリ・オペラ座を指揮予定。新国立劇場には04年『ファルスタッフ』以来毎シーズン登場し、06年新制作『イドメネオ』をはじめ、『ニーベルングの指環』全曲(09年『ラインの黄金』『ワルキューレ』、10年『ジークフリート』『神々の黄昏』)の指揮で大好評を博した。東京フィルには05年4月定期公演以来毎シーズン登場し、創造性あふれる指揮で大きな反響を呼んでいる。2010年4月より東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者。

新譜・新刊紹介
『世界のジャズ航海 World JAZZ Voyage』Discus A (Disk Union) 2700円+税
昨年の東京ジャズの野外ステージで活躍した海外のミュージシャンのコンピレーションアルバム。監修・選曲は同フェスティバルの八島敦子プロデューサー(「Discus A」とは八島さん専用レーベル名だそう!)。イスラエルからはロイ・アサフ・トリオの「セカンド・ロウ・ビハインド・ザ・ペインター」と「バベル」が収録されています。その他、スイス、ベルギー、オーストラリアなど各国の最も旬なジャズメンたちのプレイが盛りだくさん。世界のジャズの今がわかる1枚!
http://blog-shinjuku-jazz.diskunion.net/Entry/12869/
『太陽の草原を駆け抜けて』ウーリー・オルレブ作 母袋夏生訳 岩波書店 1700円+税

「ぼくたちの家はどこ?
戦争で故郷を追われた家族の、長くけわしい旅。5歳のエリューシャと家族は、戦争で故郷を追われ、ポーランドから東へ東へと向かった。落ちのびたのは、カザフスタンの草原の小さな村。何もかもが未知の暮らしのなかで、エリューシャは友達をつくり、言葉をおぼえ、狩りの知恵を教わり、たくましく成長していく―。終戦後、イスラエルにたどり着くまで、どんなときも前を向いて生きてきた、母と子の長い長い旅の物語」(帯より)
作品が世界38言語に翻訳されている国際アンデルセン賞受賞作家ウーリー・オルレブがつむぐ、第二次世界大戦中にポーランドからカザフスタンに避難した家族の物語。あまり知られていないけれど、実はこういう家族が結構いたという話を耳にします。戦争と難民の話ではありますが、さすがオルレブの世界。立て続けに起こるショッキングな事件すらも、しなやかな感受性や、人間に対する温かいまなざしに救われ、なぜか前向きな気持ちで読み進めることができます。特に母親の描写がすばらしい!実話がもとになっているそうです。
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/11/2/1156650.html

まもなく開催
第14回ルービンシュタイン国際ピアノコンクール入賞者 ガラ・コンサート
今回の公演は、コンクールの最終ステージで参加者から圧倒的な支持を得たイタリアの高級ピアノ「ファツィオリ」を使用し、2014年度の第1位アントニー・バリシェフスキー(ウクライナ)、第2位スティーヴン・リン(台湾・アメリカ)、ファイナリスト・聴衆賞のマリア・マゾ(ロシア)の演奏を一挙に楽しむことができる貴重な機会です!
アーティスト詳細情報: http://fazioli.co.jp/news/

第14回ルービンシュタイン国際ピアノコンクール 入賞者ガラ・コンサート
日時と場所
1月22日(木)13:30 浜離宮朝日ホール 一般3000円、学生2500円 http://www.nipponartists.jp/ticket/td20150122.html
【昼の部】
スカルラッティ: ソナタ3曲 ハ短調K11,ニ長調K96,ハ長調K159
ベートーベン: ソナタ第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」作品53
リスト: ドン・ジョヴァンニの回想(モーツアルト)
ショパン: ワルツ第5番 変イ長調 作品42,幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66,ポロネーズ第6番 変イ長調「英雄」 作品53
ストラヴィンスキー: 火の鳥(アゴスティ編)
メシアン: 幼子イエスに注ぐ20のまなざしより4.聖母のまなざし,11.聖母の初聖体拝領
1月22日(木)19:00 浜離宮朝日ホール 一般4000円、学生3000円 http://www.nipponartists.jp/ticket/td20150122.html
【夜の部】
スカルラッティ: ソナタ3曲 ハ短調K11,ニ長調K96,ハ長調K159
ショパン: バラード第1番 ト短調 作品23
ベートーベン: ソナタ第23番ヘ短調「情熱」作品57
リスト: ドン・ジョヴァンニの回想(モーツアルト)
ショパン: ワルツ第5番 変イ長調 作品42
ラヴェル: ラ・ヴァルス
ムソルグスキー: 「展覧会の絵」
予約問い合わせ:日本アーティストチケットセンター TEL:03-3339-3339
1月23日(金)19:00 川口総合文化センターリリア 全席指定2000円 http://www.lilia.or.jp/event/2015/20150123/index.html
ショパン: バラード第1番 ト長調 op.23
ムソルグスキー: 「展覧会の絵」
ベートーヴェン: ソナタ第23番 ヘ短調 「熱情」 op.57 他
予約問い合わせ:りりあチケットセンター TEL:048-254-9900
1月24日(土)19:00  武蔵野市民文化会館小ホール 完売
1月26日(月)13:30 宗次ホール(名古屋)自由席2000円、チャリティシート2200円http://www.munetsuguhall.com/20150126S11.pdf
1月26日(月)18:45 宗次ホール(名古屋)自由席一般3500円、学生2100円、チャリティシート3850円 http://www.munetsuguhall.com/20150126M1.pdf
予約問い合わせ:宗次ホールチケットセンター TEL:052-265-1718
1月27日(火)19:00 美浜町生涯学習センターなびあす 3000円 なびあす TEL:0770-32-1212
ルービンシュタイン国際ピアノコンクール Arthur Rubinstein International Piano Master Competition
3年に一度イスラエルで行われる国際ピアノコンクール。20世紀の巨匠ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタインの名を冠し1974年に創設。昨年で第14回を数え、40周年の節目の年を迎えた。

巻末ミニ・ニュース
コスチュームジュエリーブランド「Michal Negrin 期間限定ショップ」松屋銀座1階に2 月11 日(祝・水)~2月17日(火)オープン!

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Love & Romance をテーマにしたイスラエルのコスチュームジュエリーブランド、Michal Negrin 「ミハエル ネグリン」が、松屋銀座1階 アクセサリープロモーションスペースにて「Michal Negrin 期間限定ショップ」を開催致します。新作コレクションや、春におすすめのセットアイテムなど、バラエティー豊かにご用意いたします。(プレスリリースより)
日本の芸能人にもファンが多い「ミハエル ネグリン」。ノベルティー(一定以上の金額を購入した場合に無料プレゼントされるオリジナルギフト)も、いつもステキなものが多いですよね。銀座の松屋なら買い物帰りにふらっと立ち寄れそう。…そういえば松屋銀座には、同じくイスラエルのジュエリーブランド「AMAROアマーロ」も入っていたはず。よし、両方チェックしなければ!!
<問合せ先>
Michal Negrin Original Designs Japan(有)
TEL.03-3577-9811 FAX.03-3577-9812 http://www.michalnegrin.co.jp/

『世界らん展』で、カハノフ駐日イスラエル大使のテーブル・ディスプレイコーナー(!?)出現!
1991年から東京ドームで開催されている『世界らん展』が今年25周年を迎えるにあたって、「女性大使のテーブル・ディスプレイ」コーナーを開設します。このコーナーは120cmx90cmのテーブルに、らんを主なモチーフとして各国の国柄を表現するようなオーメナントや食器を配し、それそれの国の“おもてなし”の気持ちを表現するというもの。かつては大使夫人たちがこのコーナーのメインプレゼンターでしたが、今年は25周年を記念して、なんとプレゼンター全員が日本で活躍する女性大使(イスラエルのほかは、ルクセンブルク、ホンジュラス、アイルランド、エルサルバドル、スロベニア)なんだそうです。…アメリカもそうですが、結構女性大使っていらっしゃるんですね!
日時: 2月14日(土)~2月22日(日)10:00~17:30(入場は16:30まで)
場所: 東京ドーム
料金: 前売り1900円 当日2200円、学生1300円、団体2000円、イブニング1700円
問合せ: 世界らん展事務局 TEL:03-3591-0551
公式サイト: http://www.jgpweb.com/

第18回文化庁メディア芸術祭でイスラエル作品が「審査委員会推薦作品」に
イスラエルのテレビアニメーション『Zack and Quack』(Gili Dolev, Yvette Kaplan)と、映像作品『The Mute』(Hilla Ben Ari) が「審査委員会推薦作品」に選ばれました。 ギリ・ドレヴはスコットランドのダンディー大学でアニメーションを学び、教べんを執った人気アニメシリーズ「Zack & Quack」の作者。ヒラ・ベン・アリはテルアビブ在住で、国内はもとより、ベルリン、北京、カリフォルニア、ローマなど世界的に活躍しているアーティスト。

いつもイスラエルの文化・芸術に興味をもってくださって誠に有難うございます。久しぶりの日本の首相のイスラエル訪問。直行便の就航やワーキングホリデーの話題も興味深いですが(日本側から提案!?)、それより安倍首相はイスラエルで何を食べたのかな?…と、気になります。まさかコシェル日本酒?いや、やっぱりイスラエルワインでしょ。お帰りになられたら聞きたいですね(笑)。
…日イ首脳会談のトピックは外務省のサイトに: http://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/il/page4_000469.html
またテレビ番組『ワールドビジネスサテライト』のイスラエル関連ニュースはこちら: 「技術大国イスラエル 日本企業も熱視線」 http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_82655/
改めまして本年も、ご理解・ご支援賜れますよう宜しくお願い申し上げます。 文化部・内田由紀

〒102-0084
東京都千代田区二番町3
イスラエル大使館文化部
内田由紀

Yuki Uchida, Culture Officer
Embassy of Israel, Tokyo
3, Nibancho, Chiyoda-ku
Tokyo 102-0084
TEL:03-3264-0392 FAX:03-3264-0791

駐日イスラエル大使館 – Israeli Missions Around The World
embassies.gov.il/tokyo/Pages/default.aspx

関連動画

Israel – YouTube
https://www.youtube.com/Israel

関連記事

内田由紀(イスラエル大使館文化部) – Performing Arts Network Japan
http://performingarts.jp/J/pre_interview/1109/1.html

関連サイト

Embassy of Japan in Israel שגרירות יפן בישראל
http://www.israel.emb-japan.go.jp

関連エントリ

Israel Fair 2013 in Kitami (北見でイスラエルフェア2013)
http://masaokato.jp/2013/08/12/111517

イスラエル大使館 の検索結果
http://masaokato.jp/?s=イスラエル大使館

イスラエル文化 の検索結果
http://masaokato.jp/?s=イスラエル文化

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ランズマン監督3作品上映
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2月14日より3週間限定。渋谷シアター・イメージフォーラムにてクロード・ランズマン監督「SHOAH ショア」(85)、「ソビブル、1943年10月14日午後4時」(01)、「不正義の果て」(13)3作品公開!
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