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日加タイムス e-nikkaからのメールニュース。（2014年11月13日の配信）

日加タイムス e-nikkaからのメールニュース。（2014年11月13日の配信）

2014年11月14日(金) 3:46
カテゴリ: Facebook, Twitter, e-nikka, お知らせ, カナダ, スポーツ, トロント, 北海道人, 国際, 日本, 日本映画, 観光, 音楽
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日加タイムス e-nikkaからのメールニュース。（2014年11月13日の配信）
E-mail news from Canada and Japan Times e-nikka. (Delivery of November 13, 2014)

今週のe-nikkaから
2014年（平成26年）11月13日号

日加タイムス e-nikka
編集長・色本信夫

日本人初カナダ・プロバスケットボールリーグNBLプレーヤー、「Halifax Rainmen」の安藤誓哉（あんどう・せいや）選手（リポート・宮野智子）
【「今週のトピックス・ひと」をご覧ください】

２月11日「リメンバランスデー」にバンクーバー・スタンレーパークで行われた第一次世界大戦の日系人戦没者慰霊式典で司会をするゴードン門田さん（撮影・妹尾翠）
【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

トロント総領事館管轄の今年度JＥT帰国者歓迎レセプションで「お帰りなさい」の挨拶をする中山泰則総領事（右）（12月７日、総領事公邸にて）
【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

落語家、林家染弥改め三代目林家菊丸襲名記念バンクーバー公演会で熱演する菊丸師匠（11月１日、日系センター）写真・妹尾翠
【「今週のトピックス・落語」をご覧ください】

トルコ・イスタンブールのスルタンアフメット・ジャーミィ（ブルーモスク）。17世紀初め、オスマン帝国のスルタン（皇帝）アフメット１世によって７年の歳月をかけて建造されたもので世界で唯一6本の尖塔ミナレットと大ドームが特徴（Photo by Richard Severin　リポート・松井祐実）
【「世界の街角から」をご覧ください】

【視点】

「ハリケーン・ヘーゼル」36年間突っ走ったミシサウガ女性市長

ヘーゼル・マカリオン市長
93歳、ミシサウガのヘーゼル・マカリオン（Hazel McCallion）市長が、この12月に引退する。政界歴75年、市長在職36年というから、驚異の記録である。
筆者は取材で何度か彼女にお会いしたことがあるが、ユーモアを交えた歯切れの良い話術で周囲の人を会話の中に巻き込んで行く姿が印象的。政治家としてのパワーをまざまざと見せつけられる、まさにスーパーウーマンである。顔に刻まれたしわが木の年輪と同様に彼女の人生の歴史を物語っているようだ。
マカリオン市長は、大の親日家としても知られる。特に日本企業のミシサウガ誘致に力を注いできた。その努力が実って、現在、ミシサウガには約80の日本企業が進出している。今年４月にも日本を訪問して愛知県などで精力的に企業誘致の働きかけをこなしてきた。93歳の年齢で、どこにそのパワーが潜んでいるのだろうかと感服するばかりである。
また、マカリオン市長は、愛知県刈谷（かりや）市と姉妹都市提携を実現させ、両市の交流・親善に努めてきた。ミシサウガ市の中心部にある「カリヤ・パーク」（スクエアワンの南側）には桜の木をはじめ美しい日本の樹木がたくさん植えられていて、市民の憩いの庭園となっている。
刈谷市にもミシサウガを記念する公園があって、そこには愛知万博（2005年）のあと、カナダ政府から寄贈されたメープル（楓）の木が植えられているそうだ。
こうした彼女の功績が日本政府に認められ、今年春の叙勲で「旭日小綬章」授与。その伝達式が、６月９日、トロント総領事公邸で行われた。山本栄二総領事（当時）から叙勲の表彰状と勲章がマカリオン市長に伝達され、出席した各界の関係者から祝福の言葉が贈られた。
彼女は、日系コミュニティーのイベントに出る際、よく陣羽織（じんばおり）を羽織って姿を見せることがあった。戦国時代の舞台となったであろう尾張と三河の境、刈谷市から当時の武将が身につけたのと同じデザインの陣羽織がプレゼントされたのだという。これを着たマカリオン市長が、市政の陣頭に立って「いざ、出陣じゃ！」と号令をかける姿は、様（さま）になるにちがいない。
何事も遠慮せずにずけずけ言う勇ましい女性市長は話題を呼び、支持者からは「ハリケーン・ヘーゼル」と呼ばれる存在となっている。
ヘーゼル・マカリオン氏は、1921年２月14日、ケベック州ポートダニエルというガスペ半島 Perce の南西にある小さな海辺の町で生まれた。ケベックシティ、モントリオールの高校、大学で学び、モントリオールの食品会社「Kellogg（ケロッグ）」に就職。第二次世界大戦のさなか、1942年、同社トロントオフィスに転勤した。
1951年、サム・マカリオン氏と結婚、居をトロントの隣町ストリーツビルに構える。夫妻は３人の子供をもうける。ヘーゼル氏は、企業でビジネスに専念していたが、公務員になることを決意。1968年にはストリーツビル町議会の議長に。1970年、町長選挙に立候補、当選する。1974 年、ストリーツビルとポートクレジットはミシサウガに合併されミシサウガ市となる。1978年、ミシサウガ市長選挙に出馬。当時、女性が当選するのは難しいといわれていた壁を打破して、みごと初当選を果たす。以来、36年間、今日にいたるまで市政にまい進しているのは周知の通りである。その間、1997年、夫サム氏をアルツハイマー病で亡くしている。
彼女のプロフェッションは、政治家のほかにプロのアイスホッケー選手、ビジネスウーマンとなっている。「ハリケーン」ぶりが伺える。
さる10月27日の選挙で、ミシサウガではマカリオン氏に替わって、54歳の女性、ボニー・クロンビー氏が新しい市長に決まった。農業が主産業だったミシサウガをカナダで６番目に大きな都市、北米でも有数の経済都市に発展させたマカリオン氏の功績は大きい。新市長にも、さらなる発展のために尽力してくれることを期待する。

それでは、今週も「e-nikka」をご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【ひと】
日本人初カナダ・プロバスケットボールリーグNBLプレーヤー
｢Halifax Rainmen｣安藤誓哉選手、世界への第一歩

【国内移住体験記（５）】
トロント市からBC 州ビクトリア市へ・・・
アメリカ最後の地に向けて一路車を走らせる

【落語】
林家染弥改め三代目林家菊丸師匠
襲名記念バンクーバー公演は大盛況

【世界の街角から】
トルコ12日間周遊ツアー（１）
東西文明の交差点・イスタンブール歴史地区

【シネマ散歩道】
ホーキング博士の半生を描いた感動作
The Theory of Everything

【今週のおすすめ本】
脳の強化書 Training menu of 66 アタマがみるみるシャープになる！！
加藤俊徳著
あさ出版
1,404円

＜読者ひろば＞

「にほんごアート作品展2015」
作品募集のご案内

福島の子供たちのドキュメンタリー映画上映会
11月18日（火）夜、モントリオール・マギル大学

カナダジャパンソサエティー「忘年会」
12月４日（木）Aji Sai Plus Resto Lounge

本の特別セールを行います。50％ OFF !
JCCCライブラリー、11月末まで

＜コミュニティー・ニュース＞

「リメンバランスデー」
バンクーバーで日系人戦没者慰霊式典

「CFSオープン審査展」11月27日まで開催
入選作品の中に牧野憲治さんの絵も・・・

ウインターファミリーフェスティバル
12月14日（日）トロント日系文化会館

JＥT帰国者歓迎レセプション
トロント総領事公邸で開催

バンクーバー総領事館開設125周年フォーラム最終回
第６回テーマ「日系人の今：1990年～現在」11月28日（金）

＜カナダニュースダイジェスト＞

警察が捜索打ち切り、イエローナイフで行方不明の日本人女性

＜おでかけガイド＞

【スケート】
無料の屋外スケートリンク
ハーバーフロント「NATREL RINK」

【イルミネーション】
ブローア・ヨークビル「ホリデーマジック」
11月15日から開幕、イルミネーション点灯

【バレエ】
「くるみ割り人形」
12月13日～１月３日、フォーシーズンズセンター

【クリスマスソング】
４人の男声合唱団「The Tenors」コンサート
12月６日（土）オシャワ市GMセンター

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