Home
Facebook
日加タイムス e-nikkaからのメールニュース。（2014年10月30日の配信）

日加タイムス e-nikkaからのメールニュース。（2014年10月30日の配信）

2014年10月31日(金) 1:47
カテゴリ: Facebook, Twitter, e-nikka, お知らせ, カナダ, スポーツ, トロント, 北海道人, 国際, 日本, 日本映画, 観光, 音楽
この記事へのコメントはまだありません。

日加タイムス e-nikkaからのメールニュース。（2014年10月30日の配信）
E-mail news from Canada and Japan Times e-nikka. (Delivery of October 30, 2014)

今週のe-nikkaから
2014年（平成26年）10月30日号

日加タイムス e-nikka
編集長・色本信夫

海外日系人大会の期間中に開かれた外務大臣主催の歓迎レセプションにて。岸田文雄外相（左）とペルー日系人協会の岡田フランシスコ会長（10月23日、東京・飯倉公館）
【「今週のトピックス」をご覧ください】

外務大臣表彰を受賞したベン・シプリエティ氏（中央）と左側は中山泰則トロント総領事・千鶴子夫妻、右側はジャネット・シプリエティ夫人、ハワード・シアラー日立カナダ社長（10月22日、トロント総領事公邸＝写真提供：トロント総領事館）
【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

ブラジルのアマゾンの東、赤道近くにあるレンソイス砂漠には幻想的な青いラグーンが・・・（写真：トロント牧野憲治）
【「世界の街角から」をご覧ください】

トロントのガーディナー・ミュージアムで開催中の陶芸ビエンナーレ展で「Karen Latorre 賞」を受賞した勝谷由美子さんと作品「結晶釉の壷」
【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

トロント日系ガーデンクラブ「第62回秋の花展」で会場を飾った見事な懸崖（けんがい）の菊（10月26日、トロント日系文化会館）
【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

【視点】

「安全な国カナダ」のイメージが揺らいだ連邦議事堂乱射事件

筆者が日本を訪問している間にオタワで大事件が起きた。男が戦没者慰霊碑と連邦議会議事堂で銃を乱射、警備兵を射殺し、自らも射殺されたというのだ。
報道によると、事件のあらましはこうだ。10月22日（水）午前10時前、オタワの連邦議会議事堂近くにある戦没者慰霊碑でライフル銃を持った男が、いきなり警備中の兵士一人を射殺。そのあと議事堂内に侵入し、駆けつけた警官隊と銃撃戦を展開したすえ、男は警官に射殺された。
銃撃戦が始まったころ、議事堂内ではスティーブン・ハーパー首相がドア１枚隔てた部屋で会議に出席していたというから、首相は間一髪で危機を免れたことになる。
犯人はカナダ国籍のマイケル・ゼハフビボー（Michael Zehaf-Bibeau）という男で、年齢は32歳。イスラム過激派との関係があるとの疑いで、カナダ公安当局はゼハフビボー容疑者を監視していたとみられていたが、その後、彼は監視の対象外だったことが明らかになった。
ゼハフビボー容疑者はイスラム教に改宗していたことが判明、カナダの外交政策に関する内容の映像メッセージを制作していたことが分かった。
カナダは、欧米の国々と共同で中東のイスラム国をアメリカ主導により空爆する方針を表明しており、そのカナダの外交政策に抗議してテロ行為を犯したのではないかとの見方もある。
グローブアンドメール紙によると、ゼハフビボー容疑者はリビアに住んだことがあり、最近は「リビアまたはサウジアラビアに行ってイスラム教やアラビア語を勉強したい」と友人に語っていた。しかし当局の渡航制限でパスポートの発行を拒否され、その願いがかなわなかった。その不満が爆発して連邦議会議事堂乱射事件に及んだとの見方もある。
10月28日、ナショナルポスト紙は、ゼハフビボー容疑者がオタワで事件を起こす前、アルバータ州のオイルサンド石油採取工場で仕事をしていたが、就職の際、クラック（コカインから作る麻薬）の常用者であることを隠していたと報じた。同紙は、会社側は採用する就労者の身元を厳しくチェックすべきだと批判している。
ゼハフビボー容疑者はオイルサンド作業工場で得た給料を貯めて、そのあと、オタワに赴き、乱射事件を引き起こしたことになる。
彼の背後関係、銃撃の動機など、今後、捜査が続けられる。
今回の事件は、イスラム国の問題が深刻化し、世界を震撼とさせているだけに、日本でも「エボラ熱」と並んで人々の関心は強いようだ。筆者が出席した「海外日系人大会」でも、「カナダから来ました」と言うと、多くの出席者から「国会銃撃事件で大変ですね」などといった言葉が返ってくる。
「カナダは安全な国」のイメージが低下しなければいいが、と願うばかりである。

ところで、トロント市長選挙は10月27日に投開票が行われ、ジョン・トーリー氏が当選した。主な立候補者の得票率は、ジョン・トーリー40％、ダグ・フォード34％、オリビア・チャウ23％だった。
これからは、あのロブ・フォード氏に替わって、ジョン・トーリー新市長がどのような斬新な政策を打ち出してくるのか、注目される。

それでは、今週も「e-nikka」をご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【討論と親睦】
今年は「和食」がメインテーマ
第55回海外日系人大会に参加して

【カナダ事件簿】
神父惨殺事件（その１）─1649年ヒューロン地域
先住民の部族争いに巻き込まれた伝道師たち

【世界の街角から】
ブラジル北東沿岸の旅（前編）
レンソイス（Lencois）砂漠に魅せられて

【モントリオール楓美短歌】
2014年十一月詠草

【今週のおすすめ本】
ビジネスモデル全史
三谷宏治
ディスカヴァー・トゥエンティワン
3,024円（税込み）

＜読者ひろば＞

【トロント総領事館からお知らせ】
オタワ市内における銃撃事件発生に伴う注意喚起について

こわ～い飾り付けで悪霊を追い出す？
子供たちにハロウィーンを楽しんでもらおう！

バンクーバーの秋
冬到来かと思いきや夏のような景色が・・・

「JSSクラフトクラブ」11月の日程
棒針編み・ハワイアンキルト・手編み

第８回運動会　「今年も元気いっぱい楽しみました！」
ミシサウガの親子グループ「大きなかえでの木の下で」

＜コミュニティー・ニュース＞

「秋の茶会」日本の伝統を味わう
茶道裏千家淡交会トロント協会

ガーディナーミュージアム「陶芸ビエンナーレ展」
勝谷由美子さん、Karen Latorre 賞を受賞

日加の作家トークショー
芥川賞作家・中村文則さん「個性が一番大切」
ミステリー作家・Vicki Delanyさん「家族や住民同士のつながりが重要」

ジャパンソサエティのベン・シプリエティ会長
外務大臣表彰、公邸で伝達式行われる

カルガリー総領事館主催
「日本食」がテーマの日本映画祭、大盛況

日系ガーデンクラブ「秋の花展」
バラエティーに富んだ花々を楽しむ

＜カナダニュースダイジェスト＞

女子サッカー、なでしこジャパンがカナダとの親善試合で快勝

＜お店掲示板＞

美容セミナー、Japan Beauty Images（J-タウン）
11月14日（金）―15日（土）　講師：荒木勝也さん

日本向け宅配、カナダ産極上「生うに」
急速パックでお届けします！ SEABORN

＜おでかけガイド＞

【シンガー＆ソングライター】
ゴードン・ライトフット、カナダツアー
トロント公演11月26日～29日マシーホール

【ギフトショー】
「One of A Kind」クリスマス・クラフトショー
11月27 日～12月７日、エキシビションプレース

【ジャズボーカル】
カナダのジャズボーカリスト
エミリー・クレア・バーロウ
マーカムシアター、１１月６日（木）

「今週のe-nikkaから」バックナンバーはこちらから