定時制 高校
定時制 高校
Evening High School
定時制という進路選択
管内に普通科3校
豊富な単位取得、注目集める個性の尊重や学び方の多様性に応える、特色ある高校のあり方が求められる中、定時制高校がその存在感を増している。アルバイトや家事、就労体験やボランティア活動が授業単位になったり、何よりも心が通じ合う仲間や先生が身近にいることが定時制の特長で、生涯にわたる財産ともなりうる。中学3年生が本格的に進路を決断する時期を迎え、その選択肢の一つとして注目されそうだ。
早くも“進活”スタート
遠軽高は8月に体験入学開催せっかくの個性が大勢の中で埋没してしまったり、入学したものの馴染めず中途退学してしまうケースは、全日・定時を問わずかねてからの課題だった。そういったミスマッチも寛容に受け入れる、大きな包容力があるのが定時制高校の最大の魅力のよう。のびのび、いきいきと学校生活を送る生徒達が目立つ。
管内に普通科課程の定時制は3校ある。少子化の中、存続が危ぶまれることもあるが、「地域になくてはならない学校」という声が大きい。それぞれ門戸を開放し、受け入れ態勢を整えている。
このうち遠軽高校は今年度第1回目の体験入学を8月下旬に行った。昨年は11月上旬に1回目を開催しており、「8月中に体験入学を実施したのはこれまでなかった」と同校。来年度進学する中学3年生年代の管内総数が少子化の中でも特に少なく、学校側の危機意識もあるようで、早めの“進活”(進学説明活動)をスタートさせた。
体験入学には町内外の中学3年生と保護者、担任らが参加。定時制の特徴でもある給食体験から始まり、在学生が授業を受ける様子を見学した。その後、視聴覚室で行われた学校紹介では在校生がパソコンで作成したスライドを見ながら教務部長の説明を受け、昨年度の入学生から3年間で卒業できるコースを選択できるようになったことなどが報告された。
さらに頑張って簿記や漢字、スキーなどの資格を取得すると単位に換算されることや、アルバイトを含む就労や家事などの実務代替、ボランティアやインターンシップなどの社会参加活動も単位として認められる幅広い学び方があることに参加者は興味を深めていた。
同校定時制には今年度、同じ地域の高校には通いづらい、と遠く遠軽高校に入学してきた生徒もいたそう。浅井邦昭教頭は「こういった例もOKですし、あらゆる受け入れの道を開放していきたい。同じ心の生徒達が身近にいますし、何よりも職員が生徒一人ひとりに親身になって応えるのが特長」と強調する。
このほか北見北斗高校定時制は11月5日、網走南ヶ丘高校定時制は10月31日に学校説明会を開催する。
遠軽高校では11月19日に音楽や工芸の体験、在校生との交流を含めた第2回体験入学を実施。随時、個別相談にも応じている。問い合わせは同校(TEL 0158-42-2676)。
(掲載写真)
熱心に耳を傾ける体験入学の中学生ら
定時制という進路選択 – 経済の伝書鳩
http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=81066
管内高校定時制教育研究協議会
当番校の遠軽高校で
研究発表や授業見学通じ向上・改善へ認識共有定時制高校の教員らが連携し、管内高校定時制教育研究協議会が12日、今年度当番校の遠軽高校で開かれた。「生徒・地域の実態を踏まえ、生き生きとした魅力ある学校づくりを推進するにはどう取り組むか」を主題に、研究発表や授業見学を通じて、向上改善へ認識を共有した。
定時制を設ける遠軽、北見北斗、網走南ヶ丘、東藻琴の4校とオホーツク教育局の合わせて25人が参加。全体会では学習指導について北見北斗高校の福澤直教諭が「教員同士が相互に授業を見学し合い、自分にないところを補うなど共通理解に努めている」、進路指導について東藻琴高校の小堀大輔教諭は「早期の意識づけで自己発見し、進学や就職に結び付けている」と発表した。
また、公開授業では国語総合や日本史Aのほか近くにある国産材需要開発センター木楽館を訪れ、校外で行う工芸基礎の授業を見学(写真)。合評会では、参加者から「英語の授業では担任と学習支援員のコンビネーションが絶妙に良い」と評価の声が上がり、事前の打ち合わせを密にしている対策が紹介された。
会長で遠軽高校の吉村裕彦校長はこの日のまとめで「社会で生きる力をどう付けさせるかがこれからも課題になる」と継続的な協議の機会を求めた。 (寒)
管内高校定時制教育研究協議会 – 経済の伝書鳩
http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=81124
関連サイト
北海道遠軽高等学校 定時制課程 ホームページ
http://www.engaru.hokkaido-c.ed.jp/teiji/
北海道遠軽高等学校公式ホームページ
http://www.engaru.hokkaido-c.ed.jp/
北海道北見北斗高校定時制のページ
http://www.zyuken.net/school_page/10120821227/search/cache_id/2698412/%E8%AA%AC%E6%98%8E%E4%BC%9A/
北見北斗高校公式ホームページ
http://www.kitamihokuto.hokkaido-c.ed.jp/
定時制 – 北海道網走南ヶ丘高校
http://www.abanan.ed.jp/HP-t/index-t.html
北海道網走南ヶ丘高等学校 ホームページ
http://www.abanan.ed.jp/
関連エントリ
定時製高校 の検索結果
masaokato.jp/?s=定時製高校
音楽動画
定時制高校の風景 2 (The Rose) – YouTube
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札幌のオータムフェストに出展
北見北斗高定時制ビジネス情報部
北見北斗高校定時制の部活、ビジネス情報部の部員達が地元企業と共同開発したパンやお菓子を持参し今週末、札幌市で開かれるフェスティバルに参加、会場で販売する。いずれも地場産食材にこだわり「こんなのがあればいいな」という発想から生まれた労作。生徒達が積極社会参加する姿勢に、地元企業が応えた。商品開発をひとつの手段に、定時制の多様な可能性が広がる一歩となりそうだ。
ショップ北斗の星
地元企業と共同開発したパンや菓子17種持参し
地域と関わりながら企画開発から販売まで手がけることで、ビジネス活動に限らず将来的な場面で経験を生かすのがねらい。昨年、北見市内のパラボで販売した実績を踏まえ、今年度は4月からアイデアを出し合い、地元企業の協力を得て商品開発してきた。参加するのは20、21日に札幌大通公園11丁目会場で開かれるチャレンジオータム2014。道内9高校が参加し、同校は部員7人と地元3社が共同開発したスイーツなど17種を出品する。
商品開発では原材料をすべてオホーツク産小麦に切り替えた市内のパン製造、日日ベーカリーに着目。こだわり食パンや6種類のラスクなどを試作した。また、北見でとれたハスカップやカシスの果実を使用したプリンやロールケーキなどを菓子店バースデーイヴの協力で共同開発した。
端野の老舗菓子店志賀甘栄堂代表の志賀裕希さんは「生徒さん達が熱心にユニークなアイデアを出してくれて」と積極協力し、銘菓ワッフルのブラックベリー味などを試作。焼きドーナツのチョコバナナ味は「地元端野産の米粉(こめこ)や小麦粉にぴったりと合うので、いずれ商品化も考えたい。今後とも協力したい」と好感触だ。
部員達は授業で扱うパソコンを駆使し、ポップやチラシを手作り。会場では北見市の観光パンフも配布する。出展する店名は「ショップ北斗の星」と名づけた。部長(2年)ら部員達は「地元のおいしさを商品に込めました。しっかり北見をPRしてきます」と張り切っている。 (寒)
(掲載写真)
「北見をPRしてきます」と張り切る部員達
ポップ類もパソコンで手作り
札幌のオータムフェストに出展 – 経済の伝書鳩
http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=81222
加藤 雅夫 より 2014 年 9 月 19 日 13:45