「イスラエル関連文化事業案内」 (2014年 8月22日)

image013.jpg

東京にあるイスラエル大使館文化部からのメールマガジンです。

「イスラエル関連文化事業案内」 (2014年 8月22日)
“Israel-related culture Business Information” (August 22, 2014)

平素よりイスラエルの文化事業にご理解・ご協力いただき誠に有難うございます

image002.jpg

ついに完成!イスラエル出身のジャズメン・ブームを総括する決定版パンフレット第二弾!!
『ISRAELI Jazzmen, The Next Generation ―次代を担うイスラエルジャズメン』

昨今NYのジャズシーンを席巻、日本でもファンが急増中のイスラエルジャズメン。
ジャズと言っても普通のジャズではありません。まさに「テルアビブ⇔ニューヨーク」直行便。イスラエルファンなら、耳になじむもの多し!なぜか聴いたことのあるようなメロディー。
…しかし「まずどれから聴けばいいのか?」、その質問に、主要ミュージックストアのエキスパートたちがお答えします。必聴のCDとアーティストたちを一挙にご紹介。
昨年大好評をいただいた『Sensational Israeli Jazzmen -イスラエルジャズメンの群像を追って』というパンフレットの続編です。今回は若手と中堅を一挙に紹介するとともに、世界的なブームとなってきたこの現象を、なんとあのアヴィシャイ(b)番長が解説します。
<コンテンツ>
特別寄稿文:原田和典(音楽評論家)、杉田宏樹 (音楽評論家)、山中千尋(ピアニスト)、樋口義彦(在イスラエル日本大使館元専門調査員)、小浜文晶(ローソンHMVエンターテイメント)、稲田利之(タワーレコード)、四浦研冶(ディスク・ユニオン)、アヴィシャイ・コーエン(ベーシスト)
2014年下半期 来日公演スケジュール: ロイ・アサフ・トリオ/アヴィシャイ・コーエン・トリヴェニ/ヤロン・ヘルマン・トリオ
アーティスト名鑑&推薦盤セレクション:ギラッド・ヘクセルマン/シャイ・マエストロ/オメル・アヴィタル/アナット・フォート/ヨタム・シルバーステイン/ハガイ・コーエン・ミロ/オメル・クライン/オフィール・シュワルツ/アロン・ネフシュタン
*パンフレットをご希望の方は、大使館文化部までメールか電話でお申込みください(連絡先はメルマガの巻末に)。

パンフレット第二弾記念無料イベント
Cafe104.5 Music Voyage
「イスラエルミュージック・ナイト ~Jazz, pops, world music from Israel~」

ナビゲーター:サラーム海上
ゲスト:ヤロン・ヘルマン(p)、ジブ・ラヴィッツ(ds)、ハガイ・コーエン・ミロ(b)、ロイ・アサフ(p)
“ジャズを知らない人大歓迎!!”のユルくて気軽なイベントです。まずはファラフェルとイスラエルワインを片手に、生演奏を楽しみましょう!
サラーム氏によるイスラエルの最新ミュージックシーンの解説、スペシャルゲストによるミニライブ。CD即売サイン会、イスラエルフード&イスラエルワイン有り。
日時:9月9日(火)18:00開場/19:00開演 入場無料(要予約)
会場:Café 104.5 東京都千代田区神田淡路町2-101ワテラスタワー2F
予約:Café 104.5 TEL: 03-3251-1045

では、来月のイベントのご案内をいかに↓
1. イスラエルジャズシーズン到来!(東京、金沢、全国、Cafe104.5)
2. 2013年米アカデミー賞外国語映画部門イスラエル代表作品『ベツレヘム』劇場公開
3. あいち国際女性映画祭2014で『私は都会派、60歳』上映
4. シャウル・シンゲル講演「アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?」
5. 新譜紹介(『ザ・トゥーレ=ライヒェル・コレクチィヴ』ほか)
6. 巻末ミニ・ニュース

イスラエルジャズシーズン到来!(東京、金沢、全国、Cafe104.5)
イスラエル・ジャズ・シーズン2014 Israeli Jazz Season 2014 イスラエル大使館史上、前代未聞の3組同時来日ツアー。ここから一気にご紹介、いっきま~す!
特集イベント①
「三夜連続イスラエルジャズ特集」
9月5日(金)ロイ・アサフ・トリオ
9月6日(土)アヴィシャイ・コーエン・トリヴェニ
9月7日(日)ヤロン・ヘルマン・トリオ
会場:ボディ&ソウル(東京都港区南青山6-13-9)
1st ステージ 20:00~/ 2nd ステージ 21:45~(土日は19:00~/20:45~)
料金:5000円(2ステージ7000円) 但し、ロイ・アサフ・トリオのみ通しで5000円
予約:ボディ&ソウルTEL:03-5466-3348 (17:00~)
公式サイト:http://www.bodyandsoul.co.jp/

特集イベント②
金沢ジャズストリート/イスラエルジャズ特集
「ヤロン・ヘルマン・トリオxアヴィシャイ・コーエン・トリヴェニ」
日時:9月13日(土)13:30~16:00
会場:北國新聞赤羽ホール (石川県金沢市南町2−1)
料金:前売り4000円 当日4500円(高校生以下2000円/2500円)
問合せ:北國新聞赤羽ホール TEL.076-260-3555
チケットはセブンイレブン、ファミリーマートなどで
公式サイト:http://kanazawa-jazzstreet.jp/special_concert.html

*関連イベント
東京JAZZフェスティバル
出演:ロイ・アサフ・トリオ
日時:9月7日(日)19:00~
会場:有楽町東京国際フォーラム地上広場 (入場無料)
問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式サイト:http://www.tokyo-jazz.com/

ツアー案内
① アヴィシャイ・コーエン・トリヴェニ ツアー
来日メンバー:アヴィシャイ・コーエン(tp)、ジェフ・バラード(ds)、タル・マシアハ(b)
9月6日 南青山:ボディ&ソウル
9月7日 新 宿:ピットイン
9月8日 京都市:ル・クラブジャズ
9月9日 松坂市:Kenny
9月11日 武蔵野市:スイングホール
9月12日 静岡市:ライフタイム
9月13日 金沢市:北国新聞赤羽ホール *金沢ジャズストリート
<ツアー担当>有限会社 オフィス・ズー zoojazz@nifty.com

② ロイ・アサフ・トリオ ツアー2014
来日メンバー:ロイ・アサフ(p)、タミール・シュマーリング(b)、ジェイク・ゴールドバス(ds)
9月3日(水)大阪:ミスターケリーズ
9月4日(木)袋井:カフェ・マムゼル
9月5日(金)東京:ボディ&ソウル
9月7日(日)東京ジャズ
9月8日(月)水戸:ガールトーク
<ツアー担当>55 RECORDS itsuno@fiftyfiverecords.com

③ ヤロン・ヘルマン・トリオ ツアー2014
来日メンバー:ヤロン・ヘルマン(p)、ジブ・ラヴィッツ(ds)、ハガイ・コーエン・ミロ(b)
9月7日(日)ボディ&ソウル(南青山)
9月8日(月)ミスター・ケリーズ(大阪)
9月10日(水)ドルフィー(横浜)
9月11日(木) HAKUJUホール *ソロコンサート
9月13日(土)北國新聞赤羽(金沢)*金沢ジャズ・ストリート
9月14日(日)宜野座村国際交流音楽祭〜秋〜(沖縄)
<ツアー担当> ビデオアーツ・ミュージック株式会社 hisao@videoartsmusic.com

<アーティスト紹介>
アヴィシャイ・コーエン Avishai Cohen(tp)
1978年テルアビブ生まれ。前出の同姓同名ベーシストと並び、こちらも今や世界を股にかけて大活躍。現代ジャズ・シーンを代表するトランペッターとしてその名を馳せている。1997年にボストン移住。バークリー音楽院に籍を置き、同年「セロニアス・モンク・コンペティション」のトランペット部門の3位に入賞。2002年にFresh Soundからリリースしたリーダー・デビュー作『The Trumpet Player』は、バリバリの硬派路線でかっ飛ばす「ニュースターの誕生」として一躍注目を浴びた。その後、西アフリカ音楽のグルーヴに根差したコンセプト作『After The Big Rain』と『Flood』をリリース。マルチ・カルチュアルなジャズ・ミュージシャンとしての評価を決定的にした。2012年には、2010年作『Introducing Triveni』の続編となる『TriveniⅡ』をリリース。また、兄でサックス奏者のユヴァル、姉でクラリネット/サックス奏者のアナットとの3コーエンズ、オメル・アヴィタルらとのサード・ワールド・ラヴ、ほかSFジャズ・コレクティヴ、ミンガス・ビッグバンドなどのメンバーとしても活躍している。

ヤロン・ヘルマンYaron Herman(p)
1981年テルアビブ生まれ。彼のピアノ歴のスタートは極めて遅く、なんと、16歳の時(それまでは、バスケットボールのナショナル・チームの一員として将来を期待される存在であったが、致命的な足の負傷により競技生活を断念したそうである)。ピアノの師であったOher Bayerは、哲学、数学、心理学などを基本としたユニークな教授法で知られる人であったが、その薫陶を受けたヤロンは、そのわずか2年後、大変に権威のある賞として知られる、Rimon賞部門の「若き才能部門」賞に輝いた。この事はイスラエルの音楽界、ピアノ界の歴史においても極めてユニークな出来事であって、この才能に恵まれた青年の早熟とも思える知性の表出が多くの人に認められ、かつ驚きとして受け止められたのである。日本デビューは、東京の墨田トリフォニ―ホールにおけるソロ・ピアノ・コンサート。ジャズ・ピアニストとしてのデビューとしてはこれも型破りで、異色中の異色と言っても過言ではない。これも期待の証そのものだろう。そして今、特にヨーロッパにおける彼の人気はウナギ登り以外の何物でもない。

ロイ・アサフRoy Assaf (p)
1982年イスラエル南部ベエルシェバ生まれ。2003年奨学金を得て米バークリー音楽大学に進学し、23歳で同大を修了。NYへ移り、マンハッタン音楽院ではケニー・バロンやデイヴ・リーブマンの指導の下、さらに研鑽を積んで2008年に卒業、ディジー・ガレスピー・アルムナイ・オールスターズの一員として各国をツアーし、ジェームス・ムーディー、ジミー・ヒース、パキート・デリヴェラ、ランディ・ブレッカー、ロイ・ハーグローヴらと共演。その後スライド・ハンプトン6、ミンガス・ビッグバンド、スティーヴ・トゥーレ、ロバータ・ガンバリーニ4、クラウディオ・ロディティ4と範囲を広げ、2012年、リューベン・ロジャース+グレゴリー・ハッチンソンとのトリオを基本に、エリック・アレキサンダー、ロイ・ハーグローヴ、グレッグ・ギスバートらをゲストに、カウント・ベイシー、マッコイ・タイナー、ハービー・ハンコック、チック・コリア、キース・ジャレット等のジャズ・ナンバーをカヴァーし、自身のバックグラウンドとジャズの遺産に対する敬意を表明した初リーダー作『リスペクト Vol.1』を発表。2012年秋、ラヴィヴ・マルコヴィッツ(b)とジェイク・ゴールドバス(ds)を迎え、自身のリーダー・トリオの結成し、2014年本作をリリースするに至った。2005年、2013年来日、2014年東京ジャズに自己のトリオで初出演を果たす。

2.2013年米アカデミー賞外国語映画部門イスラエル代表作品『ベツレヘム』劇場公開
2013年、イスラエルのアカデミー賞と言われるオフィール賞を受賞し、第86回米アカデミー外国語映画賞部門へのイスラエル代表に選出された作品がいよいよ日本で劇場公開されます。

この作品は2013年ベネチア国際映画祭併催「ベニス・デイズ(The Venice Days)」Fedora Prize 最優秀作品賞も受賞、2013年トロント国際映画祭ディスカバリー部門へもピックアップされました。フィクションではあるものの、イスラエル国防軍の諜報部員を経験した監督ユヴァル・アドラーだけでなく、西岸やガザで活動するモスレムのジャーナリストで脚本の共同執筆者のアリ・ワーケッドが、この映画のリアリティを補強しているようです。…個人的な絆が集団の利に反するとき、人はどう生きるのか?しかもそれが恋愛や親子関係ではなく「諜報員と情報屋」という非常にキワドイ利害関係から発生した関係なら、物語は単純であるはずもなく…。ネタがネタ、時期が時期だけに、是非見ておきたい1本です。

image011.jpg

ワールド・エクストリーム・シネマ ~世界で戦う映画たち~
『ベツレヘム 哀しみの凶弾』(原題:Bethlehem)

監督:ユヴァル・アドラー/2013/イスラエル、ドイツ、ベルギー/96分/ヘブライ語・アラビア語(日本語字幕付)
日時:9月27日(土)~10月3日(金)
会場:ヒューマントラストシネマ渋谷
http://klockworx.com/movie/m-400980/
<ストーリー>
キリストの生誕地とされるパレスチナ自治区のベツレヘムを舞台に、イスラエルの諜報機関とイスラム原理主義組織の戦いを描く。イスラエルの諜報員ラジは、パレスチナ人の少年サンフールを情報屋として使っていた。サンフールの兄は指名手配されている過激派組織の幹部イブラヒムで、ラジは長い時間をかけてサンフールとの信頼関係を築いてきたが、ある日、サンフールを犠牲にしてでもイブラヒムを暗殺せよとの命令が下される。一方のサンフールは、ラジに協力しつつも兄への忠誠も誓い、過激派組織の中でも重要な役割を担うようになっていた。

ユヴァル・アドラーYuval Adlar
脚本家・監督。テルアビブ大学で数学を学んだ後、NYへ移りコロンビア大学で哲学、彫刻、写真を学ぶ。映画監督業に転向する以前は、NYで評判の高い数々の展覧会に参加する美術家だった。方向転換してからはNYのLee Strasbergスクールに通って演技、脚本、監督、撮影、編集など映画製作に必要な作業を徹底的に学んだ。本作品は初の長編映画。

3.あいち国際女性映画際2014で『私は都会派、60歳』上映
あいち国際女性映画祭は、世界各国の女性監督による作品、女性に注目した作品を集めた、国内唯一の国際女性映画祭です。
イスラエルからは、60歳からパートナー探しを始める女性のドキュメンタリー作品が参加。一昔前までこういう女性は“ユニークな”と形容できたかもしれませんが、今や、もしかしてすっごく普通なのかも…。
監督自身も来日予定です。

『私は都会派、60歳』
監督:ニリ・タル/2010/イスラエル/70分/ヘブライ語/ドキュメンタリー(日本語字幕付)
日時:9月7日(日)16:30 (14:30より監督トーク)
場所:ウィルホール(名古屋市東区上竪杉町1番地)
料金:前売り900円 当日1100円 あいち国際女性映画祭事務局 TEL 052(962)2520、ローソンチケット
http://www.aiwff.com/2014/films/documentary/sixty-and-the-city.html
<ストーリー>
映画監督のニリは独身、一人暮らし、離婚歴、孫ありの60歳。この先一人で生きていきたくない、恋をして、パートナーと出会いたいと思い、インターネットの恋活サイトに登録!ニリは毎日のようにネットで知り合った男性とデートに出かけ、ヨーロッパからアメリカまでインターナショナルな恋活に奮闘。そこで出会った何人もの男性と関係を築こうと挑戦するが、60代で理想のパートナーと出会うことはできるのか…。

ニリ・タル Nili Tal
イスラエル生まれ。10年間ジャーナリストとして働いた後、イスラエルの放送局の委託で映画を作り始めた。作品は、旧ソ連からイスラエルへの女性の人身売買、腎臓の臓器売買、国際養子縁組の問題など、現代社会の問題、先進国と途上国の違いに焦点をあてたルポルタージュやドキュメンタリーなど多数。ヨーロッパ各国で放映される。現在、作家、ジャーナリストとしても活躍。

4.シャウル・シンゲル講演『アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?』

公益社団法人日本イスラエル親善協会(JIFA)からのお知らせです↓

同協会は、トーマツベンチャーサポート(株)、日本経済研究センター及び政策研究大学院大学と共催で、「Start-up Nation – イノベーションと起業で輝く国を目指して -」を開催いたします。
シリコンバレーと並び、世界の主要なイノベーション拠点の一つへと成長としたイスラエル。マイクロソフト、グーグル、アップルをはじめとした多くの世界的な大企業がイスラエルに研究開発拠点を置いていることは、今では多くの方が知ることとなりました。本講演では、その秘密を分析し世界的なベストセラーとなった「Start-up Nation(邦題 : アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?)」の著者であるシャウル・シンゲル氏を講師としてお招きし、講演とパネルディスカッションを行います。パネリストには日本経済界のユニークなリーダー達と政策責任者が揃います。日本とイスラエルの企業経営はどこが違うのか、どのようにすればイノベーションを活発にし、起業家精神旺盛な経済体制を築くことができるのか。イスラエルビジネスに関係する方、海外ベンチャーに興味のある方など、多くの方のご参加をお待ちしております。
<講演概要>
講演名 : Start-up Nation – イノベーションと起業で輝く国を目指して –
日時 : 9月17日(水)第1部 9:45~12:00 / 第2部 13:30~16:30
場所 : 政策研究大学院大学 想海樓ホール(東京都港区六本木7-22-1)
参加費 : 無料(定員300名)
お申し込み方法 : トーマツベンチャーサポート(株)様サイト( http://www.tohmatsu.com/semi411 )よりお願い致します。
申込受付 : 2014年8月8日(金)~9月14日(日)まで (定員に達し次第お申込みを締め切りますのでご注意下さい。)
問合せ: (社)日本イスラエル親善協会TEL:03-3264-0528 FAX:03-3264-3137

5.新譜紹介

『ザ・トゥーレ=ライヒェル・コレクティヴ/ザ・パリ・セッション』THE TOURE-RAICHEL COLLECTIVE/ THE PARIS SESSION
9月28日発売予定 発売元:ライス(Cumbancha)2400円(税別)
マリの気鋭ギタリストと、イスラエル音楽のカリスマによるユニットが、さらに高純度のコラボレーションを完成させた!
「バマコとテル・アヴィヴの間のどこかにある空想の島を創造するようなコラボレーションなんだ」イダン・ライヒェル
10月に「ジ・イダン・ライヒェル・プロジェクト」で来日するイスラエル音楽シーンのカリスマ、イダン・ライヒェルと、マリ音楽の若き実力派ギタリストのヴィユー・ファルカ・トゥーレのふたりが率いる人気ユニットが再始動。
゛イスラエルの坂本龍一”とも称される国民的大スターのイダンについては次号のメルマガで詳しくご紹介しますが、彼をご存知ない方にはまず『The Idan Reichel Project』という黄土色のカバーのCDがオススメです。もちろんこの『ザ・トゥーレ=ライヒェル…』も素晴らしいです。分類としてはワールドミュージックなのでしょうが、まさにイスラエルジャズとルーツをともにする要素満載。ジャズが国籍を超えていく音楽なら、ワールドは出自にこだわっていく音楽なのかもしれないけど、分類なんか要らなくなるほど幅広い音楽ファンが楽しめる一枚。
https://www.sambinha.com/e-commex/cgi-bin/ex_disp_item_detail/id/CBR-473/

『ヤイル・ダラル&レンカ・リヒテンブルグ/ユダヤ人の子守歌集』YAIR DALAL & LENKA LICHTENBERG/ LULLABIES FROM EXILE
9月14日発売予定 発売元:ライス(Magda) 2800円(税別)
アラブとイスラエルの橋をかけてきたヴェテランによる美しい旋律のつまった子守歌集
イラクのユダヤ人を親に持つイスラエル人ウード奏者のヤイル・ダラルと、プラハ(チェコ)で生まれ、デンマークを経由して現在はカナダに住む女性歌手レンカ・リヒテンブルグのふたり。ヤイルはその出自もあり“アラブの楽器の女王”であるウード奏者であることもあって、これまでアラブ=イスラエルをつなぐ音楽活動を積極的にしてきたヴェテラン音楽家。レンカもまた世界中に散らばったユダヤ人たちの歌をうたうヴェテランですが、そのふたりが今回取り組んだのが、やはり世界中に散らばっているユダヤ人たちが伝承してきた子守歌なのです。 イラクのユダヤ人が話すアラビア語、英語、ヘブライ語、そしてチェコ語、スロヴァキア語などによる子守歌を、曲によってはギターやパーカッション、クラリネットなどのゲストを迎えて両者ともにうたいます。子守歌といっても決してかわいい旋律ではなく、美しくディープなものが多くを占めます。クレツマーにもアラブ・アンダルースにも通じますが、そのどちらでもない、いままで聴いたことのないような独自のサウンドが大きな魅力。オルケストル・アンダルー・ド・イスラエルに続いて驚くこと、まちがいなし!(「サンビーニャ」サイトより)
https://www.sambinha.com/e-commex/cgi-bin/ex_disp_item_detail/id/MGR-877/

『ナアム・アンサンブル/イスティフターハ~ことの始まり』NAAM ENSEMBLE/ ISTIFTACH
9月14日発売予定 発売元:サンビーニャ・インポート(Magda)2600円(税別)
イスラエルの開放的インストルメンタル・グループのデビュー盤!
ナアム・アンサンブルはこれがファースト・アルバムとなるグループ。イスラエル最大の町であるエルサレムを拠点として活動しています。中心人物となるヌール・アッカウィはウード・プレイヤー。その他にはベース、クラリネット、ドラムス&パーカッション、ギターで構成していますが、これまでにイスラエル国内の有名なフェスティヴァルに何度も参加しています。グループ名にある「ナアム」とはアラビア語で「はい(Yes)」を意味し、ウード奏者が中心であることからも想像されるとおりに、アラブ色がつよいインストルメンタル・チューンを聴かせます。(「サンビーニャ」サイトより)
https://www.sambinha.com/e-commex/cgi-bin/ex_disp_item_detail/id/MGSI-674/
*おそらく4曲目、7曲目、8曲目にトランペットで参加しているのは、あのイスラエルを代表するジャズ・ベーシスト、オメル・アヴィタルにジャズを指導した“マメーロ”ではないでしょうか?
参考までにオメル・アヴィタル・インタビュー:http://www.hmv.co.jp/news/article/1210190086/

『ヤロン・レヴィ/サウンドシェイズ』YARON LEVY/ SOUNDSSHADES
9月14日発売予定 発売元:サンビーニャ・インポート(Magda)2600円(税別)
イマジネイティヴで映像的なサウンドを楽しませるイスラエルのウード奏者!
ヤロン・レヴィはこれがデビュー作となるウード奏者。これまでイスラエル国内においてさまざなセッションに参加してきました。古典的なパフォーマンスに現代的なリズムやニュアンスを取り入れるのがその特徴で、ここではヴァイオリンやチェロをほぼ全曲で採用し、その他にもトルコのクラリネットやインドの笛、パキスタンの太鼓、各種パーカッションを用いてイマジネイティヴで映像的な音風景を楽しませます。さらにかつファイルーズやナターシャ・アトラスも録音を残し、数限りないカヴァー・ヴァージョンが存在するアラブ・アンダルース音楽の古典的名曲「ラマ・バダー(・ヤタサナ)」も即興をまじえながら演奏。ウードの音色をじっくり楽しみたい方はこちらをおすすめいたします。
(「サンビーニャ」サイトより)
https://www.sambinha.com/e-commex/cgi-bin/ex_disp_item_detail/id/MGSI-675/

*巻末ミニ・ニュース
GAGAワークショップin関西2014
9月に兵庫県の武庫川女子大学で開催します「GAGA/武庫川女子大学」についてのお知らせです。講師に、バットシェバ舞踊団からシャハ・ビンヤミンが来日します!2012年に舞踊団来日の際は、ダンサーとして出演し、さいたま芸術劇場でのGAGAクラスでは講師としても活躍して頂きました!3日間連続コースが、2コースあります。全部参加すると6日間のGAGAワークショップが体験できます。
また、人気の「レパートリー振付」クラスも行います。オハッド・ナハリン作品を一部を踊りましょう。
日時:Aコース 2014年9月13(土)14(日)15(月)10:00~17:00 / Bコース 2014年9月19(金)20(土)21(日) 10:00~17:00
場所:武庫川女子甲子園会館(上甲子園キャンパス甲子園会館西ホール) http://www.mukogawa-u.ac.jp/~kkcampus/
講師:シャハ・ビンヤミン(バットシェバ舞踊団メンバー)1988年イスラエル生まれ。2006年バットシェバアンサンブルに参加。2008年バットシェバ舞踊団に入団。各国でGAGA講師として活躍し、オハッド・ナハリン作品にも出演。
対象:舞踊歴 3年以上, 17歳以上のダンサー(ダンスのジャンルは問いません)ダンス経験者のみの受講になります。
予約:http://gaga-japan.org/tour/pg150.html

いつもイスラエルの文化や芸術にご興味をもっていただき、誠にありがとうございます。

今号には書けなかったのですが、来月もう一組、日本で大人気のイスラエル人アーティストたちが来日予定です。これから一気に出回るであろうポスターやチラシをみて「?なぜ○○たちがこの場所で?」と思われる方も多いはず。
劇場を飛び出した彼らが異ジャンルの土俵で見せてくれるファンタジーに、是非アっと言わせてもらいましょう!…これ以上喋るとネタバレになるので、次号を乞うご期待。
絶対彼らの来日に間に合うように次号を配信するよう、頑張ります!

…一日も早く事態が終息することを願いつつ。引き続きご理解・ご支援を宜しくお願い致します。

文化部・内田由紀

〒102-0084
東京都千代田区二番町3
イスラエル大使館文化部
内田由紀

Yuki Uchida, Culture Officer
Embassy of Israel, Tokyo
3, Nibancho, Chiyoda-ku
Tokyo 102-0084
TEL:03-3264-0392 FAX:03-3264-0791

駐日イスラエル大使館 – Israeli Missions Around The World
embassies.gov.il/tokyo/Pages/default.aspx

関連動画


9/27(土)公開 『ベツレヘム 哀しみの凶弾』 予告篇 – YouTube

Israel – YouTube
youtube.com/Israel

関連記事

内田由紀(イスラエル大使館文化部) – Performing Arts Network Japan
performingarts.jp/J/pre_interview/1109/1.html

関連サイト

Embassy of Japan in Israel שגרירות יפן בישראל
www.israel.emb-japan.go.jp

関連エントリ

Israel Fair 2013 in Kitami (北見でイスラエルフェア2013)
masaokato.jp/2013/08/12/111517

イスラエルジャズシーズン2014 (メルマガ番外編)
masaokato.jp/2014/08/14/002554

イスラエル大使館 の検索結果
masaokato.jp/?s=イスラエル大使館

イスラエル文化 の検索結果
masaokato.jp/?s=イスラエル文化

フェイスブック (Facebook)

167594_193171520709195_3708670_n.jpg

イスラエル大使館 Israel in Japan | Facebook
facebook.com/IsraelinJapan

306465_214709105260168_559400074_a.jpg

Embassy of Japan in Israel | שגרירות יפן בישראל | Facebook
facebook.com/EOJIsrael

275257_100004368631176_1138034801_n.jpg

img_index02.jpg

加藤 雅夫 | Facebook
facebook.com/bihoro.kato

ツイッタ (Twitter)

1005721_673718239321185_476439192_n.jpg

イスラエル イン 日本
@IsraelinJapan
こちらは、在東京イスラエル大使館の公式アカウントです。イスラエルに関する文化イベント情報、大使館からのお知らせなど最新の情報を随時お伝えします。 facebook.com/IsraelinJapan
東京 · tokyo.mfa.gov.il

イスラエル イン 日本 (IsraelinJapan) on Twitter
twitter.com/IsraelinJapan

bihorokato_icon4.jpg

20090201.jpg

加藤 雅夫
@bihorokato
みなさま、イランカラプテ! 日本と世界の人々と共に“平和心”を大切に育てる事が私の願いです。Guitar Mandolin Music 美幌音楽人
北海道美幌町 · masaokato.jp

加藤 雅夫 (bihorokato) on Twitter
twitter.com/bihorokato

このページの先頭へ戻る

コメント

コメントはまだありません。

コメントをどうぞ

  • お名前とメールアドレスは必ず入力してください。
    (メールアドレスは管理者にのみ通知され、コメント一覧には表示されません)
  • いただいたコメントは管理者の承認が必要となる場合がありますのでご了承ください。

このページの先頭へ戻る