北海道のメールマガジン 「国際化通信 No. 38」
- 2014年06月08日(日) 0:08
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北海道総合政策部知事室国際課から 「国際化通信 No. 38」(北海道のメールマガジン)が送られてきました。 日本及び世界各地、北海道各地の皆様にご案内いたします。
「国際化通信」
No.38(2014.6発行)お知らせ
国際交流員の着任
地域レベルでの国際交流、国際化対策を推進するため、道国際課には英語圏、中国、韓国から1名ずつ、国際交流員を配置しています。 4月中旬、韓国と中国からの国際交流員が着任しました。韓国からの交流員、ムン・ジソンさんはソウル出身。韓国では会社員として働いていました。 中国からの交流員、ケイ・レイさんは黒竜江省ハルビン市出身で、ハルビン理工大学の教師をしていました。 国際交流員は、道内の小・中学校への訪問、国際交流事業への参加など、北海道の国際交流のお手伝いをしています。二人とも日本での生活は今回が初めてですが、新しい環境の中で、日々業務に取り組んでいます。
※ 国際交流員の自己紹介は、国際課のホームページに掲載されています。 <URL> http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tsk/cir-haken.htm国際交流推進員の着任
北海道と姉妹提携を結んでいるカナダ・アルバータ州では、同州出身の青年を諸外国に研修のため派遣する「アルバータ・アブロード」制度を実施していますが、今年3月、北海道にも同州出身の青年1名が来道し、北海道庁において研修を開始しました。 この度、道庁に着任したヨービ・メルケサディック(Mr.Eyobe Melketsadik)さんは、アルバータ州エドモントン出身で、これまでも名古屋での留学経験や、岐阜県の小・中学校で英語指導をした経験があります。 道庁では主にスポーツ分野での国際交流業務を行っています。その一環として、北海道の様々なスポーツの振興につながる通訳・翻訳業務(日・英・仏)や、札幌市内にある「どうぎんカーリングスタジアム」を拠点として、同じくアルバータ州から「北海道女子カーリングアカデミー」のカーリングヘッドコーチとして来道しているJ・D・リンド(Mr.James Douglas Lind)さんの通訳や、日本人選手に対して英会話指導をするなど、堪能な語学力を活かした活動を幅広く行っています。ヨービさんの北海道での研修期間は1年間ですが、今後とも、北海道とアルバータ州との交流の架け橋として、ヨービさんの活躍が大いに期待されます。国際交流「DAY事業」の開催
北海道では、現在、6ヶ国8地域と姉妹・友好提携を結んでおり、これまで経済・文化・教育などさまざまな分野で交流をすすめてきています。 これらの地域との交流をより一層広げ、互いの地域について理解が深まるよう、提携日を記念日として、各地域の名前を冠した『国際交流「DAY事業」』を実施しています。 本年度も韓国・慶尚南道地域を皮切りに、各地域のイベントを開催する予定です。 北海道と各地域の交流の歴史を知ることができるイベントですので、是非、ご来場ください。韓国・慶尚南道DAY(提携日:2006年6月7日)
紹介展
日程: 6月5日(木)~6日(金)
場所: 道庁本庁舎1階 道政広報コーナー
内容: 慶尚南道を紹介するポスター展示等
紹介セミナー →(済)
日程: 6月6日(金)12:10~12:50
場所: 道庁本庁舎1階 交流広場
内容: 韓国の国際交流員による地域紹介中国・黒竜江省DAY(提携日:1986年6月13日)
紹介展
日程: 6月12日(木)~13日(金)
場所: 道庁本庁舎1階
内容: 黒竜江省を紹介するポスター展示等
紹介セミナー
日程; 6月13日(金)12:10~12:50
場所: 道庁本庁舎1階 交流広場
内容: 中国の国際交流員による地域紹介※ 今年度は、黒竜江省ハルビン市と友好提携を結んでいる、旭川市においても紹介展を実施します。お近くの方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
日程: 6月9日(月)~15日(日)
場所: フィール旭川(旭川市1条8丁目108)お問い合わせ先
北海道総合政策部知事室国際課国際交流グループ TEL:011-204-5114国際関連の動き
1月~4月までのお客様
各国の大臣、大使等がご多忙な中、北海道を訪問いただき、有意義な対話を通じ、各国の繋がりを深めることが出来ました。ご来道、心から感謝申し上げます。
1月30日: ロシア・サハリン州知事
2月3日: カナダ・アルバータ州駐日政府代表
2月4日: マレーシア観光文化大臣
2月6日: 駐日ロシア大使、駐日ポーランド大使、タイ国観光・スポーツ大臣
2月9日: モンゴル国外務大臣、駐日モンゴル国大使
2月18日: 駐日南アフリカ共和国大使
3月14日: 駐日ウズベキスタン大使
4月23日: 駐日リトアニア大使ハワイ州訪問団の来道
2012年10月、ハワイアン航空の新千歳・ホノルル間直行便が就航したことで、私たち道民にとってハワイがより身近な存在になりました。 就航して間もなく、北海道の訪問団がハワイを訪れたところですが、今年の1月29日から31日までの日程で、ハワイからシャン・ツツイ副知事を団長とする訪問団が来道されました。滞在期間中に実施されたプログラムの一部を以下のとおりご紹介します。覚書調印
北海道とハワイとの協力関係をより一層発展させていくことを確認するため、両地域の副知事同士によって覚書への調印が行われました。
覚書の名称
「日本国北海道とアメリカ合衆国ハワイ州との間の協力に関する覚書」
調印日
平成26年1月30日
調印者
北海道 副知事 高井修
ハワイ州 副知事 シャン・ツツイ
内容
両地域の政府代表の相互訪問及び職員間の交流を促進するよう努力する。 両地域の互恵分野での情報提供及び意見交換の場を設けることについて努力する。 両地域の経済の互恵性と需要を認識しつつ、官民双方の組織、経済団体及び教育機関の参加をもって、協力関係の発展に取り組む。ハワイDAY in 北海道
ハワイの魅力を広く道民に紹介するイベント「ハワイDAY in 北海道」がプリンスホテルで開催されました。ハワイ州観光局(HTJ)やハワイアン航空による講演のほか、北海道のフラダンスチームによるパフォーマンスが披露されるなど、会場は南国気分に包まれ、大いに盛り上がりを見せました。その他
2泊3日の短い滞在でしたが、歓迎レセプション、アメリカ人留学生との昼食会、FMラジオへの生出演など、様々なプログラムが実施されました。 この度の訪問団の来道は、北海道とハワイとのさらなる交流拡大に向けて、大変有意義なものとなりました。中華人民共和国駐札幌総領事館総領事の表敬(着任挨拶)
本年1月30日(火)、中華人民共和国駐札幌総領事館の滕安軍総領事が着任挨拶のため、道庁を訪問されました。 滕総領事は、在日大使館や在大阪総領事館など日本での勤務経験があり、知事は「日本に精通している」と歓迎の意を表しました。北海道と中国との交流促進を目指すことを確認しました。JENESYS(ジェネシス)2.0韓国青年北海道招へい事業の実施
2月20日(木)~3月1日(土)までの10日間、北海道と友好提携を結んでいる韓国の各地域(ソウル特別市、慶尚南道、釜山広域市)の大学生計30名を北海道へ招へいし、日韓青年交流を実施しました。 本事業は外務省「JENESYS2.0」(※)を活用したもので、外務省から事業委託された「公益財団法人日韓文化交流基金」の公募により、全国で北海道を含む8団体の事業が採択されました。地方自治体として唯一選ばれた北海道では、次世代を担う日韓の架け橋となる人材育成を目的として、本事業を実施しました。 今回、招へいした学生は期間中、「日本の最北、冬の北海道でクールジャパンを再発見」をテーマに様々な活動を行いました。 行程前半は、北海道庁や駐札幌大韓民国総領事館の表敬、握り寿司体験、小樽市内や開拓の村の視察、2泊3日のホームステイなどを通じて、日本文化の魅力に触れました。 行程後半の5日目からは、本事業で昨年11月に韓国へ派遣した北海道の大学生20名も参加して沼田町と夕張市を訪問しました。 沼田町では、金平町長から歓迎のお言葉をいただき、同町が取り組んでいる「雪と共生するまちづくり」についてレクチャーを受け、実際に雪冷熱利用施設を視察しました。 特に韓国の学生は雪がエネルギーになることに大変驚き、熱心に耳を傾けていました。 夕張市では夕張市役所で鈴木市長から歓迎のお言葉をいただき、夕張市社会福祉協議会のご協力で、市民との交流会も行いました。交流会では市民から温かい歓迎を受け、除雪ボランティア体験や、餅つき体験、夕張市民による琴や民謡の披露などを通じて、楽しい時間を過ごしました。 行程最後には、白老町のアイヌ民族博物館を視察し、アイヌ文化についての講義や、ムックリの演奏体験などを行いました。※ 「JENESYS2.0」とは
日本政府が2007年から実施した、JENESYS(=Japan-East Asia Network of Exchange for Students and Youths)の後継として、3万人規模でアジア大洋州諸国及び地域との間で青少年交流を実施する事業。<招へいした韓国大学生の主な感想>
ホームステイでは日本の生活や考え方を聞き感じることができ、互いに心を通わせることができたことが大きな感動だった。 旅行では経験できない体験ができ、価値のある時間であった。災害に近い大雪をエネルギーに変える発想の転換をし、自然に優しい資源として利用していることに驚いた。 技術交流を通じて韓国で雪が降る地域でも雪エネルギーが活用されたらいいと思った。 市民との交流会で日本人の親切さと細やかな気遣いができる姿を見て、多くの韓国人も直接見て見習うべきだと感じた。ASEAN地域と北海道地域の架け橋づくり
北海道、北海道大学、北洋銀行は、急速に交流が進んでいるASEAN地域と北海道地域との架け橋となる人材育成に向け、以下のとおり連携・協力することに合意し、覚書を調印しました。連携の目的
産学官3者が連携・協力して、ASEAN地域と北海道地域間の留学の促進に資する取組やASEAN地域へ就職を希望する学生に対する就業支援等を実施し、同地域と北海道地域との架け橋となる人材を育成していくことにより、近年交流が活発になってきているASEAN地域と絆を強め、また、成長著しいASEAN地域の活力を北海道地域に取り組んでいく。覚書の概要
覚書の名称
「ASEAN地域と北海道地域との架け橋となる人材育成に向けた取組に関する覚書」
締結日
平成26年2月25日
締結者
北海道 知事 高橋 はるみ
北海道大学 総長 山口 佳三
北洋銀行 頭首 石井 純二
主な取組
北海道は、ASEAN地域の友好提携地域等における留学情報の発信や、ASEAN地域の留学生やASEAN地域に関心のある学生に対して行政インターンシップを実施するとともに、留学生と職員との交流事業を実施します。 北海道大学は、ASEAN地域からの留学生や同地域へ留学する学生数を増やす取組を行うとともに、独自の教育プログラム「新渡戸カレッジ」等を通じて、世界レベルで活躍できるグローバル人材を育成していきます。 北洋銀行は、本年1月9日、オール北海道のASEAN拠点として開設したバンコク事務所を通じて留学情報の発信や、現地での海外インターンシップ体験に協力するとともに、本部において留学生との交流事業を実施します。調印式とキックオフイベント
調印日の2月25日は多くの報道機関の集まる中、3者の調印式が開催されました。タイ大使館からもジェサダー書記官が立ち会い人として参加したほか、北海道大学在籍のASEANからの留学生10名も立い会い人として参加いだたきました。 その後、留学生と北海道庁、北洋銀行の若手職員が昼食を共にしながら意見交換会を開催。 留学生から見た北海道の魅力、自国のおすすめの観光地、北海道の好きな食べ物など、楽しく語り合いました。 今後もこの覚書を通じて北海道とASEANを繋ぐ架け橋の人材づくりに務めます。「総領事の視線・北海道」~駐札幌大韓民国総領事写真展~開催
3月8日(土)~12日(水)までの5日間、北海道赤れんが庁舎において、駐札幌大韓民国総領事館、北海道、(公財)北海道文化財団の主催で、「総領事の視線・北海道」~駐札幌大韓民国総領事写真展~を開催しました。 2012年3月に駐札幌大韓民国総領事として就任された鄭煥星(チョン・ファンソン)総領事が、北海道内各地で撮影した作品40点を展示し、総領事の視線を通して、道内の四季折々の美しい自然など、北海道の魅力を紹介していただきました。中国・黒竜江省外事弁公室日本処のご来道
3月25日(火)~27日(木)の日程で、北海道の友好提携地域である中国・黒竜江省政府外事弁公室日本処、丹処長と敬事務官が来道され、事務協議を行いました。 2016年には、黒竜江省と北海道の友好協定締結から30周年を迎えます。丹処長は、北海道が採用した初代中国国際交流員(現在で20代目)。北海道を深くご存知で、この機会に多くの旧友とも再会し、有意義なご来道となりました。 地域間の交流を支えるのは、やはり人と人の繋がり。事務協議の中でも、私達の交流の歴史を未来に繋ぐために、若者の交流を積極的に行うことを互いに確認しました。「日中韓賢人会議」の開催
4月22日、第9回日中韓賢人会議が中国・江蘇省揚州市で開催され、会議出席のため、高橋知事が約3年ぶりに中国を訪問しました。 日中韓賢人会議は、日本経済新聞(日本)、新華社(中国)、中央日報(韓国)が主催し、元政府高官や経済学者など各国の代表団が、東アジア地域の協力や交流のあり方を討議することを目的として開催されているものです。韓国、日本、中国の持ち回りで毎年開催されており、昨年は北海道洞爺湖町で開催されました。 知事は、北海道と中国・韓国の姉妹友好提携など地域レベルでの交流の重要性や、再生可能エネルギーを利用した地球温暖化対策に向けた取組などを訴えました。つぶやき
今回からメルマガ編集の担当となりました。よろしくお願いします。 先日、洞爺湖町へ行ってきました。ここは私が小学校の3年間を過ごし、合併前は虻田町と言いました。2000年の有珠山噴火の影響もあり、まちの様子や道路の場所まですっかり変わっていました。小学生当時、建設中だった山の上のホテル。そのホテルは後にサミット会場となりました。洞爺湖温泉街へ行く時に通った道は火口散策路となり、観光スポットの一つに。こうして今、国内外から多数のお客様を迎えるまちとなりました。 そう言えば毎年6月は虻田小学校の運動会の時期でした。運動会の日、朝早く上がる花火は「今日は開催します」という合図。くもりか雨か…。雲ゆきがあやしい場合は、地元の漁師さんの意見を聞いて開催を判断することがある、と当時の先生がおっしゃっていました。先生によると、毎日の天気が仕事を左右する漁師さんは、いつも雲の様子などから天気を予測しており、それがよく当たる、との事。梅雨がない北海道とは言いますが、雨の日も多くなる季節。私も雲を観察してみようと思います。※ 掲載希望の国際関連情報がございましたら、ぜひお寄せください。
※ 本メールマガジン配信登録、変更、中止につきましては、こちらからお願いいたします。(バックナンバーもご覧いただけます。) www1.hokkaido-jin.jp/mail/magazine/index.html発行:北海道総合政策部知事室国際課 www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tsk/
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