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日加タイムス e-nikkaのメールニュース。（2014年3月13日の配信）

日加タイムス e-nikkaのメールニュース。（2014年3月13日の配信）

2014年03月14日(金) 10:44
カテゴリ: Facebook, Twitter, e-nikka, お知らせ, アジア, カナダ, トロント, 北海道人, 北米, 国際, 日本, 日本映画, 観光, 音楽
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トロントから、
e-nikkaメールニュースが配信されました。
日本と世界各地の皆様へご案内いたします。

日加タイムス e-nikkaのメールニュース。（2014年3月13日の配信）

今週のe-nikkaから
2014年（平成26年）3月13日号

日加タイムス e-nikka
編集長・色本信夫

ロイヤルオンタリオ博物館（ROM）で開幕した北京「紫禁城（故宮）」展。清朝・乾隆皇帝（1736−1795）の玉座（３月５日、メディアプレビューにて撮影）
【「今週のトピックス・紫禁城展」をご覧ください】

トロントの留学センター「Brand New Way」で利用者サービスに情熱を燃やす若き経営者、海野芽瑠萌（うんの・めるも）さん
【「今週のトピックス・ビジネス訪問」をご覧ください】

カルガリー総領事公邸はこのほど移転、福田進総領事夫妻主催によるオープンハウスが行われた。写真は新しい公邸の外観（撮影：奈良由貴子）
【「コミュニティーニュース・カルガリー新公邸」をご覧ください】

閲覧と貸出サービスが本格的に始動したトロント日系文化会館（JCCC）のライブラリー。パパとママといっしょに童話を楽しむコーナー
【「JCCCライブラリー」をご覧ください】

米ニューメキシコ州サンタフェでチムニーロック（煙突岩）山の頂上からゴースト牧場を見下ろす（撮影：牧野憲治）
【「世界の街角から＝画家ジョージア・オキーフの世界を訪ね」をご覧ください】

【視点】

ケンシントンマーケットに「ロブローズ」開店計画

トロントのケンシントンマーケット（Kensington Market）は、多様な民族の商人たちが集まって商売を営んでいる一種独特なインターナショナル地区だ。多くの市民が日用食品などの買い物に訪れる場であるとともに、学校生徒の社会科学習、外国人ツーリストの観光スポットにもなっている。
最近、このケンシントンマーケット地区に、大手スーパーマーケットの Loblaws（ロブローズ）、米国系の大手スーパーストア Walmart（ウォルマート）が店舗を建設したいと計画していることが報道され、論議を呼んでいる。
ケンシントンマーケットとは、スパダイナ、ダンダス、バサースト、カレッジの各通りに囲まれた広大な土地をさす。市南東部のフロント・ストリートに建つセントローレンスマーケットのように大きな建物の中に店舗がまとまっているのとは違って、小さな専門店がいくつかの通りに並ぶ、味わいのあるマーケットになっている。
ロブローズは、そのケンシントン地区のカレッジ×オーガスタ（Augusta）付近に広さ２万スクエアフィートの店舗を構える計画を立てた。これに対してウォルマートはバサースト×ナッソー（Nassau）付近を狙っているという。
これらの巨大店舗が、実際にオープンした場合、どのような現象が起きるのだろうか。想像してみた。
大型スーパーの開店により、お客は品数が豊富に揃った１カ所の店で買い物が出来て、便利になるだろう。ケンシントンでは、時々、不衛生な食品店あるいはレストランが保健所に摘発されたり、犯罪が発生して治安が悪くなる場合があるが、モダンな店舗に変われば、そのような心配も少なくなるかも知れない。
その一方で、昔ながらの風情あるさまざまな業種の店が、大型店舗に食われて営業不振に陥り、最悪のケースでは閉業に追い込まれるのではないかという懸念はぬぐい去れない。
現に、お客の中には、鮮魚、チーズ、ベーカリー、鶏卵、肉、香辛料、野菜・果物、キッチン用品、衣服、装飾品、雑貨など、それぞれひいきの専門店があって、その店の品物だけを買い求めに行くという人も少なくない。商品を買うのみならず、店の経営者や従業員とも顔なじみになって、人間関係を築いてきた例もある。
夏の季節には、ボールドウィン街あたりで、ストリートミュージシャンがギターと歌で道行く人を楽しませてくれる。なにか捨てがたい雰囲気が漂う。
市民の間では、大型店舗の誘致には賛否両論が出ているが、そう簡単に結論が出そうにはないと思われる。
1900年代初頭、ユダヤ人の移民が「The Ward」と呼ばれる地区に居住していた。現在のイートンセンターやシティーホールがある場所である。やがてここは貧民街と化したため、1920年代から1930年代にかけて、スパダイナの西あたりに移動、商業地区「The Jewish Market」を形成。その後「Kensington Market」と呼ばれるようになる。ユダヤ人の数は６万人以上に増加、ユダヤ教の礼拝堂「シナゴーグ」がこの地区だけで30カ所以上も建てられたという。
戦後、裕福なユダヤ人は北のほうの住宅街に移転。イタリア、ポルトガル、東欧、中南米、カリブ海諸国、中国、東南アジア諸国といった国の人々がケンシントンでそれぞれの文化の香りを漂わせている。市民の間では「ケンシントンを保存せよ！」と大型店舗に反対する運動も起きている。
こうした環境のなかで、北米の近代的な大型スーパー店が果たして開業するのかどうか、その実現性が注目される。

【編集部より】ケンシントンマーケットに大型店舗が入る計画に関して、あなたのご意見をお寄せください。宛て先は、iromoto＠nikkatimes.ca

それでは、今週も「e-nikka」をご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【ビジネス訪問】
Brand New Way 留学センター
経営者・海野芽瑠萌さんにインタビュー
「お客様に呼びかける提案型サービスめざす」

【展覧会】
北米で初公開、秘宝の数々
The Forbidden City「紫禁城＝故宮博物館」展
ROMで３月８日から９月１日まで開催

【図書館】
閲覧と貸出サービス、本格的にスタート！
JCCCライブラリー「どんどんご利用ください」

【世界の街角から】
画家ジョージア・オキーフの世界を訪ね
サンタフェ・・・ゴースト牧場ハイキング

【今週のおすすめ本】
毎日がときめく片づけの魔法
近藤麻理恵
サンマーク出版
1600円（＋税）

＜読者ひろば＞

JAVA, JCSA タックスリターン
書類書き込みセミナー、４月５日（土）
「カナダで確定申告をしよう！」

「JSSクラフトクラブ」3月の講座
編み物・ハワイアンキルト

トロントと福岡を結ぶ「スカイプ・ワークショップ」
３月20日（木）第１回テーマ「ファッションと自分」

JSS「若返りクラブ」俳句会
3月句集

＜コミュニティー・ニュース＞

モントリオールの「絆ジャポン」グループ
「福島原発災害から３年」映画と討論の夕べ
３月15日（土）マギル大学

ノーベル化学賞受賞者鈴木章北海道大学名誉教授
３月21日（金）BC大学で講演会

山本博墨絵展「時を超えて・・・」
タオサンガセンターで４月６日まで開催

トロント国語教室「学芸会」
もみじシニアホームで楽しい一日を

バンクーバー総領事館開館125周年記念フォーラム
『二つの歩み』～日本外交と日系人の遺産～
３月から11月まで６回にわたり講演会を開催

バンクーバーのハープ奏者、大竹美弥・香織さん姉妹
桐島洋子さんの講演まじえ４月に日本ツアーコンサート

中村ゆき監督・東日本大震災ドキュメンタリー映画
「NEVER Forget・Never GIVE UP」
タオサンガで上映会、風化しない感動与える

カルガリー総領事の新公邸
お披露目レセプション開かれる

オンタリオ州日本語弁論大会
最優秀賞はトロント大学生、ニコル・リーさん

＜カナダニュースダイジェスト＞

行方不明マレーシア航空機の乗客にカナダ人夫婦

＜おでかけガイド＞

「One of A Kind」春のクラフトショー
３月26日～30日 Direct Energy Centre

アレサ・フランクリン・コンサート
４月２５日（金）ロイトムソンホール

セントパトリックデー・パレード
３月16日（日）午後、トロント

ナイニ・チェン・カンパニー＆アン姉妹トリオ
「Temptation of The Muses」
３月26日（水）マーカムシアター

犬・ネコ・鳥など「ペットショー」
４月18日～20日インターナショナルセンター

ワイン＆チーズショー
４月３日～６日 Direct Energy Centre

福山雅治主演「そして父になる」
トロントで上映中

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