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日加タイムス e-nikkaのメールニュース。（2013年12月19日の配信）

日加タイムス e-nikkaのメールニュース。（2013年12月19日の配信）

2013年12月20日(金) 1:08
カテゴリ: Facebook, e-nikka, お知らせ, アジア, カナダ, クリスマス, スポーツ, トロント, 北海道人, 北米, 国際, 日本, 日本映画, 東アジア, 観光, 音楽
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トロントから、
e-nikkaメールニュースが配信されました。
日加の皆様にお知らせします。

今週のe-nikkaから
2013年（平成25年）12月19日号

日加タイムス e-nikka
編集長・色本信夫

冬のケベック最大のお祭り「ケベック・ウインター・カーニバル」で行われる恒例のセントロ−レンス川カヌーレース（写真提供：Quebec City Tourism）【「今週のトピックス、観光・冬のケベック」をご覧ください】

冬のケベック人気スポットのひとつ「アイスホテル」の正面入り口（写真提供： Quebec City Tourism）

モントリオールで話題の新しいコンセプトのバー「3643 St. Laurent Apt. 200」。住所がそのままお店の名前です（写真：ニコ・フジタ）ココ・モントリオール誌より　【「お店探訪・モントリオール」をご覧ください】

アルバータ州バンフの先住民博物館「バッファローネーションズ・ミュージアム」に展示されている「ジャンピングバッファロー」の絵。野生バッファローをがけっぷちまで追いつめ、がけ下で転がってくるのを捕らえる狩猟【「カナダ観光めぐり」をご覧ください】

【視点】

せかせか師走、ドライバーは歩行者や自転車にご注意を

「師走」（しわす）──ものの本によると、師走の語源には諸説がある。師匠の僧がお経をあげるため東西を馳せる月と解釈する「師馳す（しはす）」。「四季の果てる月」を意味する「四極（しはつ）」。また「年が果てる」意味の「年果つ（としはつ）」が変化したという説。さらに「一年の最後になし終える」意味の「為果つ（しはつ）」からとする説までさまざま。いずれにせよ、洋の東西を問わず12月はなんとなくせわしい雰囲気がただよう月である。
そのせわしい先日のこと、トロント市内セントクレア×スパダイナの交差点で、信号待ちしていた筆者の面前でストリートカー（市電）と乗用車が派手に衝突する事故を目撃した。幸い死者は出なかったようだが、交通事故の怖さをまざまざと見せつけられた。渋滞の中にあってイライラしていても、どんなに急ぎの用事があっても、無理な運転は禁物と肝に銘じた。
交通事故といえば、車両同士の衝突だけではない。人間が車にぶつけられる事故もある。GTA（グレータートロントエリア）の例を見ると、今年（2013年）初めから現在までに、トロント地区で38人、ピール地区で６人、ヨーク地区５人、ダーハム（Durham）地区３人、ハルトン地区１人と、各地区で歩行者が命を失くしている。トロント地区は昨年同時期の死者が21人だったのと比べるとかなりの増加といえよう。
トロント地区の38人の犠牲者の中には、幼児や小学生といった低年齢の犠牲者もいるが、65歳以上のシニアが22人と、大きな比率を占めているのが注目される。
歩行者と車の運転手のどちらに落ち度があるのか。調査では、事故の70％は運転手のミスによるという。それでも、歩行者のほうも、歩きながら携帯電話の会話に夢中になっていたり、道路横断の際に左右の確認を怠ったりと落ち度がある場合が少なくない。
それとは別の事故要因として、とくに冬の季節は、日照時間が短くて道路が暗く見通しが悪くなることが挙げられる。おまけに路面が凍って滑りやすい条件が重なる。
戦後ベビーブーム時代生まれ「団塊の世代」のシニア人口がカナダでも増えてきた。そうした人たちが都市部に移り住む傾向があって、これがシニア歩行者の交通事故増加の背景となっているのではないかと指摘する学者もいる。高齢者は体が弱ってきており、敏速な行動がむずかしいことも事故の原因となる。
トロント市では、お年寄りがもっとゆっくり交差点を渡ることが出来るようにと、2010年以来、歩行者用信号の時間を現在の１秒につき1.2メートルから１秒につき１メートルに変える作業を進めており、すでに市内74％の信号が改善されているという。この作業は2014年末までには完了する予定だとか。
さて、車に乗る人は自転車にも細心の注意を払わなくてはならない。車の前面にいる自転車に気をつけるのはもちろんだが、道路で停止したとき、車のドアを急に開くと、後ろから来た自転車がドアに激突してサイクリストが大けがをする場合がある。これを「Dooring（ドアリング）」と呼ぶ。ドアを開ける前に後ろから自転車が来ないかどうか、必ず確認することが大切。ドアリング事故で警察のご厄介にならないよう心がけよう。
師走はせかせかと動きがせわしなくなりがちだが、ちょっと気持ちにゆとりを持って事故のない歳末をすごそうではないか。

それでは、今週も「e-nikka」をご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【観光：冬のケベック】
幻想的な氷の世界、アイスホテル
ケベックウインターカーニバル

【わが体験記】
陪審員の候補者になって（後編）
「自分は選ばれるのか」期待と不安が交錯

【お店探訪・モントリオール】
普段の生活感のコンセプトでおだやかに
バー「3643 St. Laurent Apt. 200」

【カナダ観光めぐり】
バンフの知られざる博物館
「バッファローネーションズ・ミュージアム」

【今週のおすすめ本】
わたしはマララ
教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女

＜読者ひろば＞

読者の写真リポート
ナイアガラのクリスマス

ストリーツビルの商店街
雪に映えて奇麗なクリスマスツリー

＜コミュニティー・ニュース＞

「2014お正月会」１月26 日（日）開催
トロント新移住者協会・日系文化会館共催

バンクーバー各国領事団クリスマス会
余興で日本人グループが演奏、大好評

夫婦で結婚詐欺「夢売るふたり」
JCCC映画会１月30日（木）

＜カナダニュースダイジェスト＞

地下鉄クイーン駅で銃を持つ18歳男が警官４人に撃たれ重傷

アリス・マンローさん、ノーベル文学賞を受賞

＜おでかけガイド＞

ポール・サイモン＆スティング共演
３月１日（土）エアカナダセンター

アジア系の旧暦新年を祝う
１月25日－26日、ハーバーフロント

雪と氷の祭典「ウインタールード」
１月31日（金）～２月17日（ファミリーデー）

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