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日加タイムス e-nikkaのメールニュース。（2013年10月31日の配信）

日加タイムス e-nikkaのメールニュース。（2013年10月31日の配信）

2013年10月31日(木) 23:46
カテゴリ: Facebook, Twitter, e-nikka, お知らせ, オリンピック, カナダ, ギター, スポーツ, トロント, 北海道人, 北米, 国際, 日本, 日本映画, 観光, 音楽
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トロントから、
e-nikkaメールニュースが配信されました。

日本の皆様にお知らせします。

今週のe-nikkaから
2013年（平成25年）10月31日号

日加タイムス e-nikka
編集長・色本信夫

2014年ソチ冬季オリンピックまであと100日となった10月30日、カナダ五輪委員会（COC）からカナダチームの公式ユニフォームがメディアにお披露目された（トロント市ディスティレリー地区にて）撮影：平田誠　【「今週のトピックス」をご覧ください】

きらきら輝く美を追求する女性だけのイベント「なでしDAY」で行われたパネルディスカッション。（左から）瀬戸山久子さん、前田典子さん、西田智津子さん、司会の長田まりさん（10月27日、トロント日系文化会館）〈写真提供：Kristin Kobayashi〉　【「今週のトピックス」をご覧ください】

バンクーバー各国総領事配偶者の会（VCC）で会長のエリザベス・フェアフォルト・バグナー・オランダ総領事夫人から花束を贈られる岡田寧子総領事夫人（左）。撮影：妹尾翠　【「コミュニティーニュース」をご覧ください】

天然の魚に独自の処理法を施しうまみを引き出すことに成功した「はりかい」（播磨海洋牧場）の向井昭博社長が海外に販路を求めてトロント来訪、試食会で説明を・・・（10月26日、「一力」レストランにて）　【「今週のトピックス」をご覧ください】

トロント国際作家祭に参加したあと国際交流基金トロント日本文化センターで開かれた文学対談に出席した作家の阿部和重氏（中央右）と川上未映子氏（中央左）。二人はともに芥川賞受賞の夫婦として話題を呼んでいる。右端はテッド・グーセン・ヨーク大学教授（日本文学）、左端は通訳の由尾瞳（よしお・ひとみ）さん（10月29日）　※この記事は来週号に掲載します

タイ・プーケット島のテーマパーク「ファンタシー」の劇場で出演するたくさんの象たち。幻想的な豪華絢爛のショーである（写真提供：FantaSea）　【「世界の街角から」をご覧ください】

【視点】

町の中を通過する爆発危険物輸送の貨物列車に対策を

つい先日の10月19日（土曜日）午前２時ごろ、アルバータ州ゲインフォード（Gainford ＝エドモントンの西80キロ）付近でCN鉄道の貨物列車が走行中、脱線事故を起こし、タンカー13車両がジグザグ状になり、爆発・炎上した。現場付近の住民100人ほどが避難させられたが、死傷者はいなかったという。
付近に人家が少ない場所だったからよかったものの、もし、同じような事故が人口が密集する町で起きたらと想像しただけでもぞっとする。事故が単なる脱線だけではなく、積載していた貨物がガソリンの原料となる Crude Oil（原油）だったからだ。これは爆発する危険性をはらんでいる。
貨物列車は、原油のほか、可燃性の物質や有毒性の物質など、危険性が十分考えられるものを運び、町の中、人家の密集した地域も通過しているのだ。
記憶に新しい事故では、今年の夏、ケベック州で起きた貨物列車の脱線・爆発がある。７月６日、真夜中の午前１時すぎ、モントリオールの東およそ250キロ、米国メイン州の国境に近いケベック州の人口6,000人の町ラック・メガンティック（Lac-Megantic）でモントリオール・メイン＆大西洋鉄道の93両連結貨物列車が脱線、輸送中の原油が大爆発を起こした。
現場は町の中心部であったため、多くのビジネス建物や人家が破壊されたり炎上したりして、47人が死亡するという悲惨な結末となった。
トロント地域では、1979年秋、ミシサウガ市内で CP鉄道（当時）の貨物列車のガス大爆発が忘れられない。この事故は「日加タイムス」創刊１カ月後に発生、あわてて取材に奔走したことを覚えている。当時の紙面を読み返してみると、事故は11月11日午前零時すぎ、輸送中のタンカー約10両が、突然、大爆発を起こし炎上、タンカーに積んでいた有毒の塩素ガスが漏れはじめ、折からの風に乗って周囲一帯に流れ出した。
警察・消防は住民を避難させた。その数は20万人以上といわれる。当時、ミシサウガ市の全人口は27万人だったというから、住民の大部分が自宅から避難場所に移動させられたことになる。ミシサウガのいくつかのゼネラル病院の入院患者やオークビルの病院の入院患者も全員、トロントなどの病院に移された。
しかし、ラッキーなことに、この事故で死者は一人も出なかった。大きな二次災害もなかった。この「史上最大の避難作戦」ともいうべき事故対策は、ヘーゼル・マカリオン市長が陣頭指揮を執ったことで、同市長を賞賛する声が高まった。ちなみに彼女は、92 歳の今でも、市長の職に就いている（在任期間35年）。
統計によると、カナダ全国各地で、事故の大小にかかわらず相当数の鉄道脱線事故が発生している。とくに危険物を輸送する貨物列車は大きな不安をもたらす。カナダ最大の都市トロントと周辺の町、GTA地域（ハミルトンを含む）では、過去５年間に300件近くの脱線事故が起きているという。そのうち117件はトロント。相当数がトロントに集中している。
貨物列車のルートは、身近なところでは、スカーボロから来てトロント日系文化会館の北側を通過する路線がエグリントン×レスリー付近の鉄橋を通過、ヤング×サマーヒル→アベニュー・ロードからデュポン・ストリートに沿ってカサロマの下、ランズダウン（ダッファリンの西）に通じている。まさに市の中心部と言ってもいい。貨物列車は頻繁に往来する。ここで、万が一、脱線事故が起きたらどうなるか。せめて有毒ガス、爆発危険物の輸送はしないでもらいたいものだ。

それでは、今週も「e-nikka」をご愛読ください。

＜今週のトピックス＞

【きらきら輝く美を追求】
初めての女性だけのイベント
「なでしこDAY」参加者多数、大成功

【はりかいの魚（播磨灘天然魚）試食会】
うまみを最大限引き出すことに成功
「はりかいの魚」海外普及めざす！
播磨海洋牧場の向井昭博社長来加

【2014オリンピック】
ソチ冬季オリンピックに向け
カナダチーム公式ユニフォームお披露目

【カナダ事件簿】
億万長者ハリー・オークス惨殺事件（その３）
ベッドで死体発見、70年経ても未解決のまま

【世界の街角から】
タイのリゾート地、プーケット（後編）
ファンタシー＆プーケット島内観光

【今週のおすすめ本】
できる大人のモノの言い方大全
話題の達人倶楽部／編　青春出版社

【モントリオール楓美短歌】
２０１３年11月詠草

＜読者ひろば＞

【オピニオン】
上院議員のスキャンダルに思う

【ジャパニーズ・ソーシャル・サービス（JSS）】
「JSSクラフトクラブ」11月の日程
ネックレス・ハワイアンキルト・手編み

【バンクーバー、紅葉を楽しむ】
住宅街で美しい色彩を織りなすメープル

【第7回「大きなかえでの木の下で」運動会】
参加者みんなが主役！親子で楽しみました

【訃報】
丸岡耐（まるおか・つよし）さん死去、75歳
お別れ会は11月10日（日）午後、ハイランド葬儀社

＜コミュニティー・ニュース＞

バンクーバー各国総領事配偶者の会10月の例会
岡田寧子夫人主催で生け花５流派がデモンストレーション

日系ガーデンクラブ秋の花展
前田ダンさんが菊花などで１等入賞

「和」と「洋」のアンサンブル
竹弦囃子コンサート
11月24日（日）午後、日本大使館講堂

＜カナダニュースダイジェスト＞

「オネスト・エド」バンクーバーのデベロッパーに売却

＜お店掲示板＞

美容セミナー、Japan Beauty Images（J-タウン）
11月9日（土）、10日（日）、16日（土）

＜おでかけガイド＞

スーパー・ボーカリスト、アル・ジャロウ
１１月６日（水）マーカムシアター

ルンバ・フラメンコの名手、ジェシー・クック
11月７日（木）、マーカムシアター

ディスティレリー「クリスマスマーケット」
11 月29日（金）～12月15日（日）

横浜能楽堂写真展
１月31日まで交流基金トロント

トロント光の祭典「Cavalcade of Lights」
11月30 日（土）市庁舎前広場で開幕

竹弦囃子コンサート
11月21日（木）グレングールドスタジオ

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